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【独自路線!】マウント合戦で消耗せず、我が道をゆけ!

商売において、競合他社との消耗戦に交じるのではなく、自社のリソースを考慮した最適解を導き出せ、という話

とあるメーカーから度々送られてくる一部の製品によるエリア別売上ランキング。

各会社の売上げを可視化することにより競争を煽ることが目的なのか、ご丁寧に手元に届くのだが興味を示したことがない。

一部つきあいのある会社にかんしては、一定の指標となっているそうで、「○○社より売り上げた」「○○社のランキングが下がった」などと一喜一憂しているとのうわさも耳にするのであった。



なぜわたしがそのランキングに興味がないかといえば、単純にその製品の販売に力を入れていないからだ。取り扱いはあるものの、その製品の認知度が高く、それゆえ需要もあることから10年以上前から価格の過当競争が繰り広げられている。

ようは完全なレッドオーシャン。

参入したところで弊社のようなリソースの乏しい会社には勝ち目はなく、販売に力を入れたところでランキングはおろか、労力のわりに売上げに貢献しないと感じている。



そういった理由で業界の日陰を探し、競合が少なく自社のリソースでも対等できる市場を探して10年、独自路線でそれなりの売上げを維持できている。

その頃から他社がどのくらい売り上げているか?という話題にはあまり関心がない。それよりもどうしたら自社の強みをもっと磨けるだろうか?ということだけが長らくの関心事となっている。



その考え方こそが自社を消耗させず生き残る唯一の道だと思うし、会社の規模や資金、人材なども違った他社と争ったところで正解などないと思うのだ。

例え他社より売上げが上回ったところで、その内容が散々で会社にお金がほとんど残らないなんてことであれば、ランキングが上位だろうとまったくもって意味をなさない。

それよりも他社から見れば敵対視されないような小さな売上げであるにもかかわらず、利益が十分に残ったり、順調に商売ができている方が意味があると考えている。



大げさに言えば「孫子の兵法」的な戦略であるが、不戦勝をどこまで重ねられるか、自社のリソースを考慮した利益最大化が見込めるかの方が重要だ。

昨日送られてきたランキングも「ご苦労様です」としか思わなかったし、目を通すことはなかった。

いち早く競争から降りた者だけが望める景色がある


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