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【連帯責任】関わる人のペナルティーは知らんぷりできるのか?

商売において、関係者が起こしたミスをどう捉えるか。降りかかる火の粉での火傷くらいは覚悟する、という話

5月から着手した中型案件が明日完了する予定。

無事にゴールが見えてきたことでホッとした心境であるが、この案件についてはこの時点で適正な利益は見込めないことも同時に覚悟しているのだ。



仕入先の担当者がミス発注をしたことにより、工事初日からトラブルになっていた。

結果的に製品はすべて再発注したがミスった仕入先はこの時点でおそらく赤字が確定したと思われるのだ。



担当者はかなりショックを受け始末書を書いたと教えてくれたが、再スタートしたあとの工事はリカバリーするように見事な仕事っぷりを見せてくれた。

そのおかげもあり工事は順調に進んでいるのだが、このミスを傍観していいとは思えない。



確かに彼のミスは個人によるものだ。

ただ、発注者であるわたしはその仕入先と仕事をする時点でまったくの無関係というわけではない。知らんぷりを決め込み「残念だったね、次は気をつけようね」と言い放つこともできるだろうが、わたしだけ無傷はなんだか気持ちもおさまらない。



彼は雇われの立場であり、始末書さえ提出すれば赤字を受け入れるのは会社になる。

社員のミスを会社がかぶるのは理解できるが、関係している以上わたしもペナルティーを負う必要があるのではないだろうか。

彼は減給などの実質的なマイナスはないにせよ、会社にとっては大きな損失。

ここはこの先もこの会社と仕事をしていく上でも情けをかけるのが心情と思うのだ。



よってわたしの中で最終的に得られる利益を少し補填にまわしてもらうように申し出る予定だ。

正直少し痛手ではあるが、短期的な損失より長期的な関係性を重視するならばその損失は時間をかけて取り返せばいいと考えている。



今までトラブル時に見て見ぬふりをして逃げてしまった関係者を多く見てきたわたしにとって同じ様な振舞いをしたくないという気持ちが強い。

そして今思うのは誰でも起こしうるミスに関して共有できる存在でありたいというやせ我慢も含まれた私情をはさんだ決断であるがこの件を経験に、より準備に力を入れようと思った次第。

仕事はチームプレイ。責任を負わない者は退場すべし


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