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【大晦日】この1年よかった人も悪かった人も今日だけは自分を労ってあげよう

1年の締めくくり。それぞれに色々あったこともあるが、着地点や現状は一旦忘れて、走り切った自分を労ってあげよう、という話

昨日の仕事納めから一転して今日から1月3日まで休みとなる。

休み中もなんだかんだ仕事に関する作業は手につけるのだが、とりあえず今日は1年の最後の日ということで自分を労いたいと思う。



総括すれば褒められる点も、反省する点もそれぞれあるが、それでもなんとかなったという意味ではよく頑張ったと思いたい。

年齢を重ねると「頑張る」という意味合いが若いころに比べて少し変わってくるし、「頑張る」という言葉を自分に使うこと自体、当たり前すぎて気恥ずかしさすら感じてしまう。



もう10年近く前に読んだ、とある中小企業の社長が書いた本の中で、大晦日の日に、どんなかたちであれ会社が潰れず残っていたら自分を労ってやろうというような記述があった。

当時は会社が本当にいつ潰れてもおかしくない状態だったし、むしろ新年を晴れやか気持ちで迎える心境ではまったくなかったが「会社はまだ死んでいない」=「まだ終わりじゃない」とやせ我慢して無理に自分をはげましていたことを思い出す。



実際に中小企業の会社が倒産するひとつの原因に、「社長の気持ちが折れる」ということがあるように思う。すべてのケースで気合いや根性が通用するとは思わないが、それでも気持ちの上で負けない、という姿勢はどこかで背骨のように経営者を支えているように思えてならないのだ。

わたしの場合、この10年でなんとか危険水域から脱した状況ではあるが、それでもこの先倒産のおそれのあるピンチをむかえることだって十分に考えられる。その際に、自分が元気でなければやせ我慢はできないし、負けない気持ちは休息や労いなどのケアがあって折れずに芯となる。



売掛金が入ってこなかろうが、夜逃げされようが、銀行の融資がおりなかろうが、売上げが立たなかろうが、来月の支払いの目処がなかろうが、今日はささやかにでも自分を労って「頑張ったな、自分」と心の中で声をかけてやろう。

問題は解決できそうなことから向き合えば突破口が見えてくる。時間はかかるだろうが時々自分をはげまして来年も潰れずに大晦日をむかえられるよう、元気な自分を保っていこう。

疾風に勁草を知る
激しい風が吹いてはじめて丈夫な草が見分けられる。苦難にあってはじめて、その人の節操の堅さや意志の強さがわかるということ。

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