【戦略思考】売上げのつくり方、その月商の内訳は?
ここ最近はウェブサイトのリニューアルに伴い、「既存事業の再定義」というのがわたしのアタマの中を占拠している。
事業の中で、何をどのようにしてだれに売るか?、などを改めて考える作業は中々に奥が深い。
このような発想はできるかぎり時間を設けてじっくりと深掘りし、設計していくことをお勧めするが、その発想の深掘りに少し飽きてしまったわたしは、他の視点から事業を考えることにした。
シンプルに「毎月いくら売り上げたいか?」を想像して、そこから内訳を考える、という方法に変えてみたのだ。
例えば家賃や光熱費、保険料や給与などの毎月かかる固定費を100万円だとしたらそれを賄う売上げはいくらになるだろうか?
業種や業態にもよるだろうが、100万円を賄う売上げが300万円だとすれば、その300万円という売上げを毎月稼ぐには、自社の取り扱う商品(製品、サービス)をどのペースでいくつ売る必要があるだろう?
目標は300万円。
極端な考え方をすれば、一撃で300万円稼ぐという方法でも構わないはずだ。300万円相当の高単価な商品を用意し、それを確実に毎月1個売るように設計するという考え方。
逆に同じ300万円でも1個300円の商品なら1万個売る必要があり、どちらが自社にとって最適かは商品や顧客の特性などを考慮して設計していくことになるだろう。
わたしは怠け者な性格ゆえ、前者の一撃300万円、という思考を回してしまった。一撃で月商とは極端だが、可能な限り工数を減らし、少ない稼動で目標売上げをを達成するにはどうしたらいいか?ということを考えていた。
内訳的には毎週25万円の案件を3件売る。25万円×3件=75万円、それを4週間で300万円という発想。これならなんとなく無茶ではないように思えてくる。
そうなるとポイントは25万円の案件で浮かぶ顧客層であり、その顧客が欲しい商品はなにか?という発想に展開できる。
このような感じで自社に合ったレベルで月の目標売上げを設定すると、誰に何をどれだけ売ればよいか?という問いに対しての答えがハッキリする。
それが決まればあとは売るだけである。闇雲に売るのではなく、一度売上げの内訳を深掘りして、プロセスを考えてみてはいかがだろうか?
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