見出し画像

【顧客目線】なるほど、お客様はこうやって検討してるのか!を経験した

商売において、実際に顧客の立場になって感覚を研究することは大事。顧客目線はわかっているようでわかってない場合が多い、という話

現在進めている自社サイトのリニューアルを面倒見ていただいている方からメッセージが届いた。

「次回のミーティングで検討する内容を資料にして送りましたので目を通しておいてください」



資料を開いてみるとサイトを制作する会社数社の比較検討表であった。

それぞれに特色やメリット、デメリットなどが表にしてあり一覧になっていた。

それをしばらくながめていて思ったのが、顧客は自身の意思決定を様々な要素から検討しているという事実。



当たり前の話なのだが、それを頭の中だけで考えるのとこうして表にしたものを吟味するのとでは意思決定での理解の深さがまるで違うのだ。

すべてのお客様がこのような比較をしているかは別として、可視化された要素を吟味することはひとつひとつの要素に隠された価値や魅力を深く考察することに役立つ。



これは顧客目線と同時に商売人としての視点を組み合わせることで、自社が市場で選択してもらえるには何を磨くべきか?という観点を探るいい教材になるのだ。



実際にどの制作会社にするかは次回のミーティングまでに決めるとして、自分でも驚いたのは「価格」は意思決定の優先度がそこまで高くなかったという点である。

わたしは自身の商売において「価格」がネックになっていると考えていた時期がある。

確かに価格は要素のひとつではあるが必ずしも決定打になるとは言えないと表を見ていて感じたのだ。



それはいずれの会社がだした概算の制作費が今回の許容範囲内だったこともあるが、安ければいいという感覚よりも「この会社は理想的な成果物を納品してくれるだろうか?」という点の方が気にかかっていたからである。

それともうひとつ、ある一社のメリットに「担当者の人柄が抜群に良い」との記載がわたしの目からはなれなかった。

この点はわたしもがんばれば磨ける要素であり、仕事を依頼する際に意外と重要な点と常々感じていたからだと思う。



顧客が何を重視するかはそれぞれだが、商売人の視点ばかりではわかった気になってしまうこと多いと感じている。

日常で自分がお客様の立場になる際はチャンスと捉え、何を考え、何を求めるかの考察を練習するといい。

顧客目線は顧客になるのが一番の近道。「わかった気」が一番あぶない


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?