見出し画像

【インタビュー】沖縄から総合型でAPUサステナビリティ観光学部へ

こんにちは。
沖縄県那覇市で大学入試の指導をしています、総合型選抜専門塾GAL(ガル)です。
地方に住む高校生が、人生の可能性を広げる手段として「総合型選抜」に挑戦できるよう、情報発信をしています!

「総合型選抜インタビュー」のシリーズでは、沖縄から総合型選抜で大学進学した先輩たちを紹介していきます。
学生たちのロールモデルになれれば幸いです…!


学生紹介

進学先:立命館アジア太平洋大学(APU)サステナビリティ観光学部
在籍:沖縄県立球陽高校
出願時テーマ:過疎化や高齢化によって失われる地域資源の保全
他合格大学:法政大学人間環境学部(二次辞退)

2024年3月現在

受験を振り返って

ーまずは、総合型で受験するに至った経緯を教えて!

最初は女子大にすごく憧れがあって、お茶の水女子大に行きたいと思っていました。そんな時に、幼馴染の通っていた塾でお茶大の合格者が出たと聞いて、座談会に参加して、色々とお話を聞かせてもらってから、総合型での受験を考え始めました。

ー受験のテーマは何だった?

失われつつある地域の文化や資源をどのように守っていくのか、がテーマです。
もっと根本には、「人がいかにして豊かに生きるか」というのがあります。

私は沖縄に生まれて沖縄で育ったのですが、私の住むところよりもさらに北にある「大宜味村」というところが私のフィールドでした。
この地域にある自然とか、独特な文化とか風潮とか、そういったものに魅せられて、これをどうやって守っていくことができるのだろうかを考え続けることが私のテーマです。

「笑みの店」島野菜プレート(左)、塩屋湾とおばあ(右)

ーなるほど。このテーマになるまでの経緯はどんな感じだった?

かなり紆余曲折しました笑

受験勉強を始めたての頃は、「お金が好き」というところから経済・経営について調べてみたり、好きな漫画のテーマから哲学について調べてみたり…でもなかなか納得しなくて。

そこから自分の過去を振り返ってみて、通っていた幼稚園が特殊だったことを思い出したんです。
「自然教育」を大切にしていたところで、子どもたちが豊かに生きるための「体験教育」をテーマに保育園の調査をしたこともありました。

あとは…老人ホームに通っていたおばあちゃんの発言をきっかけに、高齢者の「生きがい」について調べてみたり、高校の探究活動で調べた「沖縄の観光」をテーマにしてみたり…本当になかなか決まりませんでした。

でも、高齢者の「生きがい」について調べているときに大宜味村に行って、そこで現地の「豊かさ」に触れて、今まで調べてきたことが繋がった気がしたんです。

それから、地域に残る文化や資源と、豊かさが私のテーマになりました。

ーめちゃくちゃ興味深い。本当に、色々と探究したんだね。

ーAPUに提出した志望理由には、どのように落とし込んだの?

私の出願した学部は、「地域の資源を循環させることで持続可能な社会を創ること」を学ぶところなんです。

なので、大宜味村に住む人も訪れる人も両方尊重しながら、観光事業を用いて地域づくりをしたいと書きました。
実際に、地域の外部の人間を取り入れることによって資源を最大限活用できている事例もたくさんあって、それを大宜味村でも実践できないかなと試行錯誤中です。

ーいいね!大宜味村をフィールドにしようって決断した要因はあったの?

正直、直感です。感覚ですね笑

でも実際に地域を周って、現地の人とお話をした時に、素敵だな〜って思ったんです。なんか、ただ自然が豊かなだけではなくて、積み重ねられてきた生活文化があって、それが魅力的でした。

でも、高齢化と過疎化でその文化が継承できない現状もあって、私が魅了されたこの文化を、どうにかして守りたいと思うようになりました。

今何してる?

ー受験が終わって、最近はどんな風に過ごしてる?

とりあえず、英語を勉強してます。
国際色豊かな大学なので、入学してからもたくさんのことを吸収したくて、勉強中です。

あとは、映画を観にきました。
関東大震災で起こった事件を題材にした映画なのですが、すごく重い内容でした。総合型で受験していなければ、このような作品は避けていたと思います。

でも、これから私は色々な国籍の人が集まる環境にいくし、私の育った沖縄も戦争の歴史を持っているので、こういったテーマから逃げたらダメだとなと思ったんです。

実際、考えさせられることがたくさんあって、いいきっかけになったなと思ってます。

地方学生と総合型選抜

ー所属の高校からは、あまり総合型の受験生がいないと聞いたけど、何が後押しになって受験に挑めたのかな?

最初は、塾とか講師の実績をみて、「あ〜受かるのか〜」って感じでした。

でも色々と受験の話を聞いていく中で、総合型で身につけることができる文章を書く力とか色々な視点で物事を探究する力は、大学に入っても、そしてその後も使える力だなと思うようになって、挑戦することにしました。

あとは高校で実際に探究活動をしていたので、その大切さというか、どんな風に成長できるかを知っていたので、決断しやすかったですね。

ー沖縄から総合型で受験してみて、有利だなと感じたことはある?

うーん、いいところがいっぱいあるところですね。

社会問題の宝庫とも言われていますけど、私はいいところがたくさんあると思います。

私のフィールドだった大宜味村もそうですし、独自の文化とか自然とか、沖縄県外にはない特色があります。
私が大宜味村に行った時も、地域の会議に混ぜてもらって、私を巻き込んで受け入れていただいた感じがあって、すごく居心地がよかったんです。

沖縄の良さを体験できたからこそ、広めていきたい気持ちも湧いてきたので、沖縄でよかったなと思っています。

根路銘海岸

沖縄の受験生へ

ー受験を控えてる地方の高校生に伝えたいことがあれば!

普段、あまりする機会がないからこそ、「自己探究」をするといいと思います。

自己探究をする中で、あれも違うこれも違うと色々な道にいくけれど、それでもずっと考え続ければ、自ずと方向性は見えてきます。どの道に行っても、できることはありますしね。

自分がやってきたことは、後からみたら一貫性がわかるので、それも面白いです。

だから、バラバラだなと思っても今やってることを信じて、色々と挑戦して欲しいです。
必ず繋がるので、大丈夫です!

ー素敵なお話、ありがとうございました!

無料進路相談いつでも受付中です♪
下記、公式LINEInstagramのDMからお問合せください!

#沖縄 #総合型選抜 #総合型選抜塾 #AO入試 #沖縄塾 #大学生 #高校生 #大学受験 #大学入試

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?