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理想の組織に近づくためには?北陸の人事担当者が「戦略人事」について学び合う【オンライン対話会】イベントレポート



こんにちは!金沢の人事部です。
今回は2023年9月7日、「HRラボほくりく」とのコラボレーション企画として開催した「オンライン対話会」の様子をレポートします。

北陸の人事担当者・経営者が集うオンラインコミュニティ「HRラボほくりく」は、「金沢の人事部」の関連サービスのひとつ。

人事領域の名著やトレンド本を課題図書に選び、読書や参加者同士の対話を通じて新たな学びを得るオンライン対話会。今回は「HRラボほくりく」と「金沢戦略人事の会」それぞれの参加者が交流する場を設けることで互いに刺激になればと、戦略人事にまつわる本を選定してコラボ企画を実施しました。

金沢の人事部では複数のサービスを運営しておりますが、各サービスを横断して人事がつながり、学びの機会を創出していきたいと考えています!

課題図書は「CHROの原理原則ー人事は水を運ぶー」

テーマは「戦略人事」。HRラボほくりくに参加している人事担当者など10人が参加しました。課題図書「CHROの原理原則ー人事は水を運ぶー」を中心に、ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎)という方法で対話を進めていきます。

ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎)の流れ

はじめに、司会・進行を務める立野翔大さんが「みなさんには一冊の本を役割分担して、事前に自分の担当パートを読んできていただきました。本日、全体でプレゼンしていただくことで参加者が一冊の内容を理解することができる仕組みになっています。一連の流れを通して内容を自分なりに振り返り、また参加者同士と対話をしたり感想を共有したりすることで理解を深めていくのがABDです。今の役職に関わらず、ものの見方・考え方としてCHROの視座・視野・視点を学んでいきましょう!」と挨拶しました。

■成長のフェーズを見極めた戦略人事を進めるために
~原理原則から運用のポイントまでコンパクトにまとめた一冊~
ベンチャー企業や成長組織の人事担当者が集う、戦略人事の基礎講座「CANTERA(カンテラ)」。本書は、その講義内容や、参加者との課題討議から紡ぎ出された知見のエッセンスをまとめたものです。

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スライドにも参加者それぞれの個性が現れています。

リレープレゼンのコツは以下の通り。

① ひとり3分程度で話す
② 著者、物語の語り手になりきってプレゼンする(個人の感想は省略して話す)
③発表し終わったら、次の人にエアバトンタッチ
④発表を聞きながら気づき、疑問をメモ📝

事前に読み込んできたパートをスライドと共に発表。それぞれのプレゼンに真剣に耳を傾けながら課題図書への理解を深めていきます。その後、2つのグループに分かれて気付きや疑問、感想、「持ち帰りたい問い」をシェアしました。

グループごとのダイアログと全体共有

ダイアログでは、課題図書について「『風土を意図的に作る』ことが書かれていた章が印象的でした」「1冊の本がこんなに綺麗にまとまっているのすごい!」「目の前の業務をこなすことに精一杯であることを痛感」といった感想があったほか、

CHROのポジジョンを導入するにあたって、人事のチームをどうやって設計するか?誰が呼びかけてどのようにスタートするべきか?」「緊急ではないけれど重要なことの対処方法は?」といった問いを共有し、それに対して参加メンバーからアドバイスが出てくる場面も。

また「目の前の業務に忙殺されて、プロアクティブができない人事は多い。今後、HRラボほくりくでそういう場を作りたい」(HRラボほくりくメンバー)「キャッチコピーを作っている会社は多くないが、採用もますますブランディングが重要になる」(同)など、今後の課題を共有するシーンもありました。

約1時間半の対話会を終え、課題図書と共にハイポーズ!

最後に、全員で感想を共有して終了です。

「みなさんのスライドのレベルが高すぎて目から鱗でした!」

「やっぱり人事はやることもたくさんあって忙しいですよね。本当はやりたいんだけどやれていないことが山ほどあるなかで、HRラボほくりくでは強制的にでもいいから考えられるような場にしていきたいと思いました」

気付けば目の前の業務や足元の課題への対処に追われてしまいがちですが、戦略人事の考え方のように、「理想の状態に近づくためにどうすればいいのか」を考えることはとても重要です。ひとりだと後回しにしてしまう、そんなときこそ、HRラボや金沢戦略人事の会の存在があります。仲間と一緒に考えることで、物事を推し進める力になる。そういった時間を今後も作っていきたいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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