見出し画像

文学部はカルチャーセンター?論争

モヤモヤがそのままタイトルに出てしまった(笑)。

今回は理路整然とした話にはなりそうもありませんが、がんばって書きながらまとめていきます。ご意見あればコメントください。

突然ですが、高校を卒業して大学に進学するって、日本では珍しいことではなくて、大学進学率は56%ぐらいだとか。右肩上がりにこの割合は増えています。

「とりあえず大学ぐらいは行っとかないと」という意識は親世代にも根強いでしょう。

この大学に行く意味が、だいぶ変化してきているということを近年よく耳にします。これは日本に余裕がなくなってきていることと密接に関係あるでしょう。

私の頃なんかは、というか私なんかは、恥ずかしながら大学の4年間はモラトリアム期間であって、そこでうだうだあれこれ考えながら、その先の進路、自分が社会に出て何をやりたいのかを考える、いわば自分探しの時間ととらえていました。

高校生の時点で「将来こういう仕事をしたいからこの大学に行くんだ!」みたいなしっかりした考えは皆無で、だからこそ文学部というフワッとした学部にのほほんと進んだわけです。
(もちろんきちんと将来を考えて学部を選ぶ同級生もいました)

そんな自分でも、まぁ結果オーライで何とか仕事にありついているわけですけど、だからと言って、いま同じような意識で文系の大学、とくに文学部に進むことを自信を持ってオススメできるかと言えば、うーん。
正直、なかなかリスキーだなと思うわけです。

ここから先は

2,458字

2022年、2023年に配信した限定記事がすべて読めるお得版。