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メンヘラ読書記録#5 「ケーキの切れない非行少年たち」
学習面の支援・・・これがわからなかった。
優れた教材はあるし、
筆者の「コグトレ」で認知機能のトレーニングいいよね。
漢字計算ができるようしていって、
非行少年をつくらないようにしたいし・・・
漢字計算できなくても最終的には自立して社会活動してもらいたいし・・・
LD傾向の子に対してどんな支援ができるか?
担任の忙しい1日の中で何ができるか?
私の事例を一つ紹介。
5年生。
LDの疑いがある子。
かけ算・わり算が全くできなかった。
漢字は2年生まで。
なんとか助けたい!と思い、とりあえず1~2年生あたりの漢字計算プリントをあげて、宿題とした。
国語や算数の授業で、少し「取り出し」指導っていうのもした。他の教師がその子のレベルに合わせて指導するもの。音読とか、なかなか読めなかったが、教師のあとに続けて読んだり、スラッシュ入れたり、ふりがなふったりしてなんとか読んだ。
横山浩之氏のこれもよく使った。
2年間担任したが、卒業時は。
計算。残念ながら九九は暗唱できなかった。漢字。何とか2年生レベルのは覚えた。3年生以降はきつかった。
中学校ではどうなるのでしょうか・・・と聞いたが、
(制度上は)どうしようもない。
中学校の先生に引継ぎをしっかりしてくれな…
で終わった。
この本から学んだ。
①よくありがちな「いいところ見つけてほめる」は根本的な解決につながらない。
○○くんそうじていねいだなあ!ありがとう!(音読できるようになろうね・・・)
おおー!運動会の応援すごいね!動きもきれいで声大きくて!みんな声そろっていていい感じだよ!(九九がんばろう・・・)
そもそも、得意なこと褒めても、障害の支援にはなっていないということ。
子どもの問題を先送りにしているだけ。
②計算練習何度やってもできない→よし先生教えるぞ!一緒に計算ドリルがんばろうな!!は意味ない。
筆者の本、初めて読んだので、驚きました。
認知機能に何かしら問題があるのだから、結局漢字計算以前の問題ってことだと思います。
漢字計算の土台となる「認知機能トレーニング」を活用した治療教育。
読後(自分の結論かな)
私が担任した児童には、いわゆる「グレー」と思われる子がいる。
1クラスに数人はいると言われている今の時代。
教師はどんなことをしなきゃいけないか?
まずは、この本にも書かれていたのですが、
その子が「自分はどんな人間なのか」を認識できるような教師の働きかけが重要とのこと。
問題行動を起こしたのなら、「自分はなんて悪いことをしたんだろう」
万引きしてしまったのなら「お店から物は絶対に盗んでいけないんだ!」
と、自分がハッと気づき、ブレーキをかけられるようになることが解決につながる。
学習面でも。自分は○○が苦手で、○○をなんとかしたい!とか?
筆者の話から・・・
「いじめはだめだ!やめなさい!!」と叱責するだけでは、その子は変わらないのでは、と私は思います。
自分は何がいけなかったか、なぜ相手を傷つけたのか、「?」マークが浮かぶような児童もいました、多分。
ていねいに指導しても、実際は「先生に怒られるのがいやだからやめます」というのも多いかも。
問題行動の叱り方はよく考えていこうと思います。
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