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完全不登校から学校復帰の記録②不登校開始の頃

前のnoteで、息子が不登校になった原因アレコレについて書きました。

不登校宣言をしたのはコロナ長期休校中。今回は一学期の様子について書きたいと思います。

息子から不登校宣言が飛び出したのは2020年5月の前半くらいのこと。『俺、不登校になる』『学校始まっても行かない』と言い出しました。

そのときはまだ深刻な雰囲気でもなく(息子の心中は深刻だったのかもしれませんが、見えていなかった)、私はフリースクール等でボランティアをしていたことや、現代の子どもたちを取り巻く教育に関して聞き齧り程度の知識を持っていたこともあって、息子に対して問い詰めたりはせず『わかった。べつにいいよ』と答えたと記憶しています。『まだしばらく休みが続くから、始まったらそのとき考えよう』と。だけど本当のところ、その時点では『そうは言っても学校が再開したら行くんじゃないかな~』と、4月の始業式には普通に登校していったこともあり、楽観的に捉えていました。息子の心を完全に見誤っていましたね。

その後、5月中頃に一度登校日がありました。そのときには既に不登校宣言をしていたので、『行きたくない』との反応。それでも、その日は担任の先生対親子一組の顔合わせをするだけだったので、どうにかこうにか一緒に登校しました。だけどそれも良くなかったかもしれない。息子は先生と顔を合わせることを嫌がって、教室に入らずトイレに駆け込んでしくしくと泣くばかりでした。今だから冷静に見つめられることですが、あのときはかわいそうなことをしてしまいました。登校日なんて、別に行かなくたってよかったのに。

そして、いよいよ来月から学校が再開するとなった頃、5月の終わりに一度“オンライン学活”なるものがありました。先生と児童たちがWeb上で一言やり取りするもの。このときもやっぱり『参加できない。嫌だ』と息子。それでも『顔出ししなくていいから』ということで説得して、先生とは声だけでやり取りしました。いいえ、させました。

この時点でも私はまだ『なんだかんだ登校するはず』と思っていて、登校日のときもそうでしたが、学校からあまりに離れすぎると本当に不登校になってしまう…と危惧していました。行かなくていいなんて言ったくせに。口先ばかり、嘘ばかり…でしたね。情けないです。

オンライン学活から数日、いよいよ学校が再開します。

もう学校には通わせられない、と覚悟を迫られる日が訪れます。

長くなりそうなので、また次回。


月に一回、不登校児親の会を開催しています。

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