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お金がないとどうにもならない不登校の日々なんてさ

本日月曜日。先月終わり頃から少しずつ学校復帰するようになった我が家の小4息子ですが、やはり休むときは休む。今日は家にいます。私も休むことに動揺はしなくなったけど、やっぱり少し残念に感じてしまいますね。あんなに、とにかく生きていればいいって思っていた日々だったのに、我ながら身勝手なもんだなあ。

登校するときは付き添いをしていますが、保護者として学校の中にがっつり入ってみると、本当にどの子どもたちも、ものすごく頑張っているということを感じられます。

こんなに長い時間、学校っていう箱の中にいるんだ!
こんなにたくさん、やらなきゃいけないことがあるんだ!
こんなにいっぱいの人に囲まれて過ごしているんだ!

と、もしかしたら毎日通っている家庭にとっては至極当前のことなのかもしれないですが、昨年すべての社会から離れたところにいた私たち親子にとっては、なんだかとても新鮮な驚きを感じるのです。

不登校中、息子が最悪の精神状態の時は【対人(外出)恐怖】と【自殺願望】で本人も家族も苦しみました。その時期、登校云々というのは本当に二の次三の次の課題であって、とにかく一日を生きて終わる!ということでしか、日々をつないでいけない毎日でした。でもやっぱり、一日無事に過ごせたとしてもこう思うんですよ。『このまま社会と断絶された日々が続いて良いのだろうか…』と。

今はとても人と接することができるような状態ではないけど、もしも少し回復する時が来たら、そのときに繋がれる場所はあるだろうか?と、家から一歩も出ない毎日の中でも私は様々情報収集をしていました。そうすると出てくるのは、主にフリースクールやカウンセリング。もし本人にその気が湧いてくるんだったらこういう場所もアリなのかも…と考えたりもしましたが、問題は費用。どうしても必要になってきますよね。学校に行っていればかからないはずのお金、大体どこでも数万単位!

そのほかにも、例えば不登校に関することを親が学ぼうとすれば講演会の参加費用だったり、ずっと家にいるわけだから光熱費だったり食費だったり。それらが積み重なれば、結構出費が嵩んでいく日々だと思うんです、不登校の日々って。

あーこれが世の中か。って思ってしまいました。
辛くても、お金に余裕がないと選択肢の前に立つことすらできないのかと。

息子の対人恐怖や自殺願望は家庭の中でちょっとずつちょっとずつ薄らいでいき、外にも出ていけるようになって、最終的には学校復帰に結び付いたので、結局フリースクールやカウンセリングなどを利用することはありませんでした。もし息子の心が回復して、それらの利用を検討できる段階が訪れていたとしても、経済的なことを考えるとやっぱり無理だっただろうと思います。

因みにですが不登校中、私単独でカウンセリングを受けていました。それは不登校が始まる少し前からのことで、息子のことは関係なく自分自身の心に限界を感じてのことでした。自身の心の解決のためにカウンセリングを受けることは、不登校中の息子の回復にも大変影響したと思っています。またこのことについては改めて。

無料あるいは良心的な価格で提供されていて、尚且つサービスの充実した相談窓口や施設もあるのだろうとは思いますが、私は辿り着けませんでした。地域差もあるでしょう。(私だけで小学校内のスクールカウンセラーを訪ねたこともあったのですが、相性が悪かった…)

そういったことの情報を共有するにも、もしかして地域内の親の会は有効かもしれません。と、話をつなげたところで、主催する【不登校についてみんなで話す会】のお知らせをして今回は失礼します。鎌倉市地域で不登校について話せる場を作りたいと思い、開催することにしました。運営協力金200円を頂戴しますが、不登校をビジネスにして辛い人から搾取するようなことはしません。

簡単な問題じゃないから普段なかなか話せずにいること、よかったら気軽にお話ししにきてください。

↓ 前回のnoteに詳細がありますので、ぜひ読んでみてください ↓

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