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「人は、なぜそれを買うのか?」がわかる。『池上彰の行動経済学入門』

働く君に伝えたい本物の教養シリーズ、『池上彰の行動経済学入門』が3月17日(木)に発売となりました!簡単に、どんな本かご紹介します。

▼働く君に伝えたい「本物の教養」シリーズについて


どんな本? → マーケティングのそもそもが「なるほど!」になる本

人間の行動心理を読み解く「行動経済学」は、マーケティングやビジネスに役立つ知識として話題です。身近な事例から、行動経済学を読み解いていきます。たとえば、こんなことがわかります。

・売上を上げたいなら、二択より三択!
・損切りができないのは「サンクコスト効果」のため?
・なぜイケアの家具は、愛着がわくのか?
・政治にも利用される「バンドワゴン効果」とは?
・意思を決定するのは「直感」!?
・人を操る魔法の理論「ナッジ」とは?

身近な事例を通じて、行動経済学の基礎的な理論を学ぶことができる。
一つのトピックを見開きで解説。イラストや図解を通じてわかりやすく。


目次構成

introduction:そもそも行動経済学とは何か?
序章  :経済は「人の心」で動いている! 〜行動経済学のキホン〜
第1章:身近にあふれる! 行動経済学を利用したビジネス戦略
第2章:意思決定をする直感 〜「ヒューリスティック」とは?〜
第3章:「損したくない」が行動を決める!? 〜「プロスペクト理論」とは?〜
第4章:人は将来よりも「今」を重視する! 〜「現在バイアス」「社会的選好」とは?〜
第5章:人を操る魔法の理論〜「ナッジ」とは?〜
第6章:行動経済学が切り拓く未来

本書の「はじめに」をチラ見せ 

監修の池上彰さんはわかりやすい解説でTVでもひっぱりだこ。本書の「はじめに」より、池上さんの考える「行動経済学」について、引用します。

世の中の出来事を分析する学問を打ち立てるためには、さまざまな前提条件
の設定が必要になります。経済学も同じこと。「需要と供給」などの理論を構築するためには、「合理的な人間」を想定して、「品質が同じなら安い商品を買う」「値段が同じなら品質がよい商品を買う」ことを前提に理論を組み立ててきました。でも、私たちは、本当にそんな購買行動をとっているでしょうか。そうではないですよね。

   ~中略~

私たち人間は、頭では「不合理だ」と思っていることでもやってしまうこと
がありますね。ギャンブルで勝っているとき、「ここでやめれば儲けになる」と理解していても、やめることができずに、結局はスッテンテンになってしまう。こんな人間的な弱さを分析してみたら、何がわかるだろう。それが「行動経済学」です。これからの時代を生きていくうえで、「行動経済学」は役に立ちます。
「役に立つから買う」という合理的な思考をする必要はありません。「おもしろそうだから買う」という行動をとってみてください。

『働く君に伝えたい「本物の教養」 池上彰の行動経済学入門』
はじめに より引用


気になった方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。