海外子育てを考え始めたその訳
私は自身が中学生の時に読んだ大好きな漫画家吉田まゆみさん著
(私の名前に似てる。。笑)のラブコメ少女漫画、
"エリーDoing! ”
エリコという日本の女子高生がカリフォルニアの高校に留学して
ハイスクール白書さながらの学校生活を送るラブコメ少女漫画に感化され、
幼い頃から海外で暮らすことに何故かワクワクしていました。
そしてもう一つはフランスの大女優、
今はすっかりおばさんになった
ソフィー・マルソー主演の
「ラ・ブーム」
という映画。
こちらは英語ではなくフランス語だったけれど、
13歳のまだあどけないソフィー・マルソーが
初めて恋をする、、
ティーンエイジャーのダンスパーティーや、
ビーチ沿でスケボー、チアリーディング、
そしてドキドキするような淡い恋etc..
言葉が英語やフランス語だと
なんでこんなにドキドキ、ワクワクするんだろう。
と中学生の私は
あー、
英語とかフランス語、話せてこんな学校生活だったらなぁ、、
とまあ、最初に海外に興味を持ったきっかけは
極めて単純、不純なことでした。
しかしながら、某女子校の高校に通っていた私は
夢だった高校留学を果たすこともなく
勉強そっちのけでバブル全盛期に青春を謳歌。
遊びに勤しんでいましたので
その後大学受験に見事全敗。
英語の成績は酷かったにもかかわらず、
まだどこかで夢見ていた海外に近づくため
受験は全て英文科。
合格するわけもなく、結局悪あがきのように
英語のビジネス専門学校に通いました。
そんな私自身が初めて海外に行ったのが高校卒業旅行の
”ハワイ”
お決まりな旅先ですが
空港を降りた瞬間のあの
ココナッツの甘い香り漂う
初めての海外感は
今でもはっきり覚えています。
その地がまさか約30年後?(歳がバレる、、)の
子連れ留学の最初の場所になるとは
全く予想もしていませんでした。
海外で初めて外国人と話す
カタコトの英語。
うわっ!通じた!!と
今思えば会話とは程遠い英語力でしたが、
そこはハワイ。
何の不自由もなく初めての海外旅行を満喫。
やっぱり想像以上のワクワク感。
日本に戻り、専門学校生活が始まりましたが、
まだあのワクワク感が残ったまま、
どこかで本気で留学したいという気持ちが
ずっと心の奥底に眠ってました。
そして、今イチパッとしない
専門学校生活の途中で
某一部上場企業の中途採用面接があり
大学受験失敗を挽回すべく、
面接を受けてみると意外に採用決定
つまらない専門学校生活に終止符を打ち
一足早くOL生活へ。
ここで約2年お金を貯めて
当時カナダのトロントに移民をしていた
親戚のおじさん夫婦を頼りに
初めての海外留学(といってもただの語学留学ですが)
を果たしました。
そして約10ヶ月後、
当時まだ若かったので、
英語ゼロから一応生活には困らない程度に
会話にも慣れ帰国しました。
そして、その後は
国際会議の事務局や、
英会話学校など多少英語の使う仕事を経て、
結婚。
その後は仕事をしたり、
海外旅行に出かけたり、、
ファイナンシャルプランナーの資格をとったりと、、
Wインカム、Noチルドレン、(もう死語かなー)
の結婚生活を満喫し
30代後半に突入したところで
夫が突然
「俺たち、子供、どうする?」
と言い出し、、
えっ?何?欲しかったの?
ていうか、私、もう37なんですけど、、汗
という訳で、
じゃ欲しいなら、とコウノトリが運んでくるのを
待っている時間はなく
不妊治療に励んだ挙句
運よく翌年に長男、
その2年後に次男を出産。
たまらなく愛おしい
彼らの顔を見てると
彼らが言葉を発する前から
この子達に広い世界をいっぱい
見せたい!
と私のインターナショナル教育に火が付き
0歳から海外に連れ回し、
英語リトミックに通い、
車の中ではミッキーが英語で話し、、
そしてバカ高い (あ、、すみません。。)
”インターナショナル・プリスクール”
と称する、日本人だらけの生徒の中で
先生だけは外国人の
「教室では英語だけを話しますよ」
「発音が全然変わりますよ!」
と謳ったところで高額の学費を払い
”なんちゃってインターナショナル教育”の
泥沼に入っていきました。
ここでの体験は良くも悪くも
語り尽くせないのですが、
多少なりとも海外を経験していた私は
「インターナショナル教育」って
何だろう?
と考えさせられた最初の教育の場でした。
”発音が、ネイティブみたいに、、”
これが当時のママたちが最初に憧れた
”フレーズ”
だったと思います。
勿論、私にその気持ちがゼロだったかというと
そうとは言いません。
ただ、何か違う、、
と思った時に、
多分日本人しかいないところでは
多少英語は学べても、
”異文化”は学べない。
と気づきました。
異文化を知らなければ、いくら英語が話せても
コミュニケーションとして使いものになるだろうか?
直ぐに行動を起こしてしまう私は
別のインターナショナルスクールをリサーチ。
何度も言いますが、
セレブでもないので
学費にも限界があります。
そこで、見つけたのが
ちょっと何やら怪しげな?
(学校関係者の方、偶然ご覧いただいてたらすみません)
某トルコ系インターナショナルスクールを発見。
アメリカンスクールや、ブリテッシュ系でもないこの学校
他の王道なインターに比べると
学費は少し良心的
そして何よりも外国人がいる!
(欧米人はほとんどいませんでしたが、、)
先生はほとんど、トルコ訛りの英語でしたが、
ま、そこは気にせず 笑
異文化は学べる!
とさっさと転校をしました。
その時には次男も一緒に入学させ、
いよいよ二人して
インターナショナル教育だ!
と意気込み通い出すこと
約2年、、
確かに学校では外国人のお友達もでき
英語も多少流暢にはなってきた。
でも、何故か学校以外では
日本語しか話さない
言葉だけでなく、日本語を話せない
外国人の友達と
”親しくなろうとしない”
親が、キャンプだ、ホームパーティだと
外国人ファミリーも交え
いろいろ機会を作っても
日本語スピーカーとしか
親しくならない、、
何故だろう・・・
この疑問に対する回答は
すぐに見つかる事はなく、
やはり海外に行くしかないのか、、
と考えていたところ
たまたまハワイの公立中学で
親子留学をしていたという転校生がやってきて
直ぐに仲良くなったそのママが
「ハワイでは、私が学校に行ってたから
子供は公立校で学費は無料
だったのよ。」
って。
えーっ?
どういう事?
何の学校?
何で学費無料なの?
と興奮してきいてみました。
彼女はハワイロミロミマッサージスクールに
技術を習得するため一人息子を連れて
ハワイへ。
M1ビザ(職業訓練学校に通うためのビザ)を取得し
お子さんはその家族に付随するM2ビザを取得
この場合、親の学業で未成年の子供が渡航する訳ですから
公立校に通う場合は現地の子供と同じく無料となります。
*勿論、スクールランチや文房具、遠足費などは別途かかります。
自分がいつも肩凝りの私は
ロミロミマッサージはちょっと無理だな、
と思いましたが、ちょっと待てよ、、
普通に学生ビザでもいけるんじゃないの?
と調べたところ案の定、
私がF1(学生ビザ)を取得する事で
未成年である子供たちは
F2ビザを取得する事が可能でした。
大学も行き損ねているし、
英語も随分できなくなっているし、、
自分が現地のカレッジに留学し
今更ながら
約25年遅れの夢の女子大生
(おばちゃんだけど、、)
子供を現地校に通わせ、
ハワイの、アメリカの文化に
浸らせる事ができる
それって、もしかして凄くない?
しかも2人分学費がいらない、、
日本での2人分のインターの学費、
スイミングやサッカー、諸々のお習い事、
お付き合いでちょっとは必要な
贅沢費、、ランチ代、、ネイル代、、
そんなものと引き換えに
もし、この子達に
まだこの幼い時に、
ハワイでのびのびと
現地の子達に溶け込んで、
アロハスピリットを学び
多様性のある人種の中で
日本人として異国で生活をする
ハワイといえども、
”アメリカとは何ぞや”
を体感する
そんな夢のような事ができるのか、、
できるかもしれない、、
と、思いったたら吉日
計算機を取り出し
パチパチと家計簿と睨めっこをしながら
計画を進めていきました。
その日から約半年の準備期間を経て
2016年7月に
二人のまだ幼い息子たちを引き連れ
私たちの”学び旅”が始まりました。
次回はより具体的に
どのような準備を進めていったかに触れたいと思います。
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