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新卒で入った会社を2ヶ月で辞めた話


1.挨拶&現在状況


みなさん初めまして。樋口涼介と申します。2021年4月に入社した会社を6月に退職しました。現在は無職(ニート)ですが転職活動をしている22歳男性です。

これから輝かしいサラリーマン生活が待っていたというのに私はマクドナルドでMacBookに文字を打ち込んでいます。この記事では会社を辞めた経緯や理由を書いていきます。

某ウィルスが流行している中怒涛の就活乗り越えた21卒就活生の私が会社に入ってやばくね?と感じた部分などぜひご覧ください。


2.会社を辞めた理由


私が会社を辞めた理由。それは「息苦しかった。」これに尽きます。私が勤めていた会社は人材派遣業界の会社で職種は営業でした。

会社に入社した理由は面接でこれからのキャリアや将来のことを相談できそうな会社だと思ったのと、某ウィルスが流行し希望の企業が採用を中止したり採用縮小をしたりして内定をもらえなかったからです。

私は元々人と話すのが好きで人材業界に入る人って優しい人多そうとか、営業なら人と話すの好きだしできんじゃね?とあさ〜〜〜い考えのまま入社してしまいました。

そしてその浅い考えと覚悟のせいもあって会社をやめることになります。

ということで内定を一番最初にいただいた割と大きい人材派遣事業を中心にやっている企業に入社。内定自体は大学3年生の内にもらっていたので焦ることもなく就活自体は割と余裕でやっていました。60社近く受けたけど(笑)

さて、それでは会社のどういう部分が息苦しかったのか。

1.ゴリゴリの体育会系営業会社だった

2.若者の意見が通りにくい雰囲気で苦しそうだった

3.会社が若者が離職する理由を理解していない

これが息苦しさの理由です。1つ目の理由に関してはしっかりリサーチしていれば分かる部分だなあ〜と今になって思います。

2つ目、3つ目に関しては働いてみないと分からない部分だったと思います。

実際、風通しのいい盛り上がっている社風と聞いていたのですが、現状は全くそんなことはなかったのです。

法律をかなり遵守している会社ではあったのですが、逆に残業時間が月45時間過ぎることは絶対に許さない雰囲気だったためサービス残業は横行していましたし、メールは夜9時までガンガン動いていました。

新卒のうちはひたすらテレアポをやらされるのですが元気だせと根性論ばかりを言われました。

確かに営業をする上で笑顔や明るさは嘘でも必要になると思います。でも40歳より年上の方々は若者のモチベがだだ下がりする言い方しかしてこなくて

ひたすら「新卒はフレッシュさ全開でイケ〜〜〜★」みたいなことを言っているくせに

周りの先輩や上司は目が死んでいて誰も目に光がありませんでした。営業は数字を持たされてきつい職種であるとは思うのですが

だからこそ社員のメンタルへの配慮や社員同士の密なコミュニケーションが必要不可欠です。

もちろん競争意識は大切なのかもしれませんが、私が会社で働く上で一番大切なのは「心理的安全性」だと思っています。

心理的安全性とは職場で誰に何を言っても、どのような指摘をしても、拒絶されることなく罰せられる心配のない状況のことです。

上層部が社員の意見を聞かない、社員が自分の意見を言えない会社にこの激動の世の中に合わせた変化ができるでしょうか。経営者が相当優秀ならできるかもしれませんがほとんどの場合優秀な人材は逃げてしまいます。

競争させるにも最低限会社への信頼ができる働きやすい環境であるべきです。社員の「苦しい」をちゃんと聞いてくれ。ということです。

実際、私がいた会社は新卒が1年のうちに半分が離職しているそうです。そんなん聞いてないっすよ(ドン引き)。

私自身へのパワハラはありませんでしたが上長が大声で社員を怒鳴る光景がしばしばあり、テレアポをしながら動悸が止まらなかったことを覚えています。みんなの前で大声で怒鳴るのはパワハラじゃねーのか??

特に中間管理職の人達がいつも疲れた顔をしていて数字、数字、数字と上の方に詰められて雰囲気が地獄のようでした。絶対出世したくね〜〜〜。

私自身パワハラなどは受けていないのですがしばしば強い頭痛と吐き気に襲われたり、出勤後に鼻血が出たり、眠りが浅かったり体に不調が出ていました。

結果、配属初日に社内の雰囲気を感じてここにいたらやばい、まずい、という危機のようなものを感じて人事と面談し気づいたら次の日に退職が完了していました。

これが退職の経緯です。

3.これからのこと


こんなんで退職したの?あまいよ?会社ってそういうところだよ?という意見もあると思います。辛い中頑張っている全ての人、本当に忍耐力があって素晴らしいです。

若者のわがままと言われればそうですよね。だって苦しかったんだもん!いいじゃんずっと苦しいまま頑張れないもん!!!

・・・はい。私は会社を辞めたことに関して全く後悔していません。

なぜなら、ゆっくりこれからの人生について考えられているから。やりたいこと、やりたくないこと、頑張れる場所、頑張れない場所がどういうところか考え、感じられる余裕があるからです。

一度立ち止まって人生考えるくらいさせてくださいよ。

まだピッチピチの22歳だし?少しはゆっくりしてもよくねー?上手く生きていければあと5、60年は生きるんだし?

最後の大学生活の1年間は某ウィルスの影響もあって我慢することばかりで楽しい思い出なんて少なかったし21卒やその下の代の大学生は素敵な時間を奪われていることでしょう。本当に苦しいよね。

苦しいのは若い人ばかりでもないですしね。だから調子が悪かったら休憩しましょう。辛かったら何が辛いのか感じて自分の心と体を優先しましょう。

生きてるだけで偉いんですよ。マジで。生存しか勝たん。

私は就活は失敗してしまったのかもしれないですが、後悔はないです。もちろん良い経験だったと綺麗事を言えるわけでもないです。

良いことも悪いことも、自分の選択の結果起きたことです。その全てを受け入れて責任を持って好きに生きていきます。












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