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最終回 「奇跡」を起こすために最も重要な2つのこと

今回の記事は、当シリーズの最終回となります。

これまで、第1回から7回に分けて、

入部前に戦力外通告を受けた私が、どのように結果を出し、強豪校でメンバーに入り、リーグ戦での登板を果たせたのかというところを様々な視点からお話してきました。

第2回・3回では、「目標を達成するための考え方や、計画の立て方」

第4回・5回では、「結果を出し続けるためのコンディショニング」

第6回・7回では、「球が遅い自分が生き抜くための投球術」

そして、今回はこれらの総括として、

「奇跡」といわれることを成し遂げるために、大切だと学んだことを、2つお話します。

1.客観的に判断する材料を増やし、分析する

奇跡といわれることを成し遂げるには、目標とする姿があるはずです。

その目標を達成するのに、「現状何を満たしていて、何が不足しているのか」をいち早く把握し、足りてない部分を補うといったアプローチをしないと、自らが望むアプローチはできません。

自分の場合、客観的な判断材料として

・トレーニング内容のメモ

・ピッチング内容のメモ

・練習内容のメモ

・ピッチング動画

・キャッチャーの感想

・バッターの感想

などがありました。

もちろん成長するための現状把握をするための要素をすべて網羅するのはなかなか難しいです。

しかし、これらは必ず財産となりヒントをくれます

とにかく【現状把握→計画→実行→現状把握→計画→実行…】とひたすら繰り返すこと。

そして、その要素を多くためることが成功への近道です。

大学同期で横浜DeNAベイスターズにドラフト2位で入団した坂本は、

『ただひたすら追い込むだけの練習をするならそれが一番楽や』

と言っていました。

本当にその通りだなと思います。

きついことをして満足しているだけでは、成長は望めません。

「客観的な視点で見て、注力すべきはどこなのか」を意識できるようになるのが重要です。

2.誰が何と言おうと自分の可能性を信じる

私が最も伝えたいのはこれです。

「自分はできる」と、初めは根拠がなくてもいいので信じ続けること。
そして、

「根拠がない状態を、根拠を持てるまで考えて考えて考え、行動に移すこと」

うまくいかないときもきっとあります。

むしろ失敗から学ぶことの方が多いと思います。

心が折れそうなときもあります。

それでも、自分はできるんだと、信じ続けてください。

私も入部当初は、たくさん馬鹿にされました。

1回生の時、先輩に「お前一生無理やろ」と言われたこともありました。

同じく1回生の時、「マネージャーにならんか」と打診されたこともありました。

練習中に聞こえる声で「なんであいつあんな頑張ってるん(笑)」みたいな感じで笑われたこともありました。

自分だけ紅白戦に投げさせてもらえず、泣きながら帰った時もありました。

どれだけ試合で打ち込まれて落ち込んでも、その試合のビデオは絶対に見ました。

落ち込む暇があったら何がダメだったか考えた方が絶対にいい。

そう考えて、落ち込んだ時も必死に努力し続けました。

おそらく自分がメンバーに入ると信じていたのは、自分自身だけだったと思います。

もちろん支えてくれた人への恩返しや、自分へのプライドなど、頑張れた理由はたくさんありますが、1番は単純に『自分は絶対にできる』と信じていたからです。だから自分と向き合うことにのみエネルギーを使えました。

今、結果が出なくて頑張ることに憶病になっている人や、馬鹿にされるのを恐れている人。

大丈夫です。

結果を出せばそんな評価一瞬でひっくり返ります。馬鹿にしてくる人もほとんどいなくなります。

なので、「自分はできると信じて、結果を出すまでやること」です。

うまくいかないときには必ず原因があります。

まぐれの成功はあっても、まぐれの失敗はありません。

自分と向き合うことをやめない限り、必ず可能性はあります。

見返してやりましょう。びっくりさせましょう。

這い上がったときの景色は、最高です。

※一連の連載は下記から読めるようになっております。


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