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第3回 すべての行動に意味を生む計画の立て方

前回の記事では、「信頼」の構築が私にとっての目標達成の近道であることを説明しました。

今回は、私が実際にどのような目標を設定し、どのような行動を取ったのかを当時のメモ書きなども紹介し、お話します。

目標の具体化

まず、以前お話しした「信頼」の構成要素である【実力、結果、姿勢】に関して、

下記のメモのように、それぞれの項目をより具体的にしました。

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若干粒度はバラバラですが、

【実力】⇒140キロ

【結果】⇒オープン戦無失点

【姿勢】⇒コーチに聞きに行き、課題をクリア

というように設定しました。

また、「オープン戦無失点」を達成するために必要な要素を

さらに「心・技術・体力」に分け、またそれらに必要な行動を書き出しました。

そして、その中でも140キロを出すために自分が取るべき行動を更に書き出しました。

姿勢に関しては当然のことなので省略しております。

目標は行動ベースにまで落とし込み、実際にスケジュールを組む

次に皆さんに一番お伝えしたいことは、

「目標は行動ベースにまで落とし込み、実際にスケジュールを組む」
のが重要ということです。

実際に自分がスケジュールを組むときには、まず初めに、

「どれほどのスパンでどのような姿を目指すのか」を考えます。

主に試合期のことを話すと、自分はまず初めに「1か月後の目標」を設定していました。次に、そこからの「1週間ごとのテーマ」を決めます。

そして、メニューやトレーニングの順番や強度を週単位と一日単位でオフの日程や試合の日程を考慮して組んでいきます。

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こんな感じです。

ここまでできると、初めのメンバーに入るための【信頼=実力×結果×姿勢】に、

練習から食事などの日常生活、寝る時間も含めて全てが関わってくるようになります。

どうですか?こうすることで、練習で与えられたメニューをただこなすだけの日々より、しっかりと目標につながった行動がとれていると思いませんか?

ただ、

自分でメニューを組んで、計画通り遂行しても結果が思い通りにならなかったり、そもそも計画通りにいかなかったりすることももちろんあります。

その時は一度しっかり立ち止まって、

「なぜその計画がうまくいかなかったのか」をきちんと振り返ることが重要です。

前提の因数分解に問題があったのか、練習内容、トレーニング内容に問題があったのか、それを明らかにしていくことで、次の目標を立ててスケジューリングするときには、より精度が高いものができるようになります。

そして、なぜ今この時期に、この順番で、この練習・トレーニングをやっているのかの理由を明確に答えられるところまで落とし込んで日々の練習に取り組むことが大切です。

次回は【コンディショニング】についてお話します。

練習メニューの具体的な組み方の話は、次回に詳しくお話します。


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