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池田 千波留
2024年1月31日 11:37
「季節を味わう」では、第5水曜日にその季節の食材を詠んだ俳句をご紹介します。あくまでも素人の好みで選んでおります。【鰤】【大根】譲りあひ席の生まるる鰤大根 照井翠冬の料理「鰤大根」。冬の食材である鰤と大根を甘辛く煮た料理です。大まかに西日本では塩ぶりが、東日本では塩鮭(荒巻鮭)が年越しのご馳走とされています。昔はぶりを日持ちさせるために塩漬けしていました。この塩漬けしたぶりを年末に丸
2024年1月3日 22:54
「季節を味わう」では、毎月第1水曜日にその月の暦や主な行事をまとめます。(全てを網羅するものではありません)2024年 1月(睦月)1日(月) 元日元という字の読みには ゲン、ガン、もと、はじめ があります。元日はまさに一年の始まりの日。日本人にとって特別な日です。古来、年神様という神様が信念を運んできてくれると考えられていました。門松やしめ飾りは「我が家は年神様をお迎えする準備がで
2024年1月24日 11:45
「季節を味わう」では、毎月第4水曜日にその月の花を詠んだ俳句をご紹介します。あくまでも素人の好みで選んでおります。【水仙】水仙に狐あそぶや宵月夜 与謝蕪村水仙はヒガンバナ科の多年草です。海岸近くに群生するそうで、福井県の越前岬や静岡県伊豆の爪木崎が群生地として有名です。残念ながら私はその風景を見たことがありません。もっぱら切り花用に栽培された水仙を見るばかり。細い葉の間から花茎が伸び、
2024年1月17日 14:49
「季節を味わう」では、毎月第3水曜日に季節を象徴する日本の色をピックアップ。1月にもたくさんの色があります。その中から私の好みで選びました。【朱色】朱色は黄色味を帯びた鮮やかな赤色のことです。朱色の歴史は古く、縄文時代から使われていました。貝塚などから朱色をあしらった土器や土偶などが見つかっています。古来より、魔除け・厄除けの力があるとされ、神社に朱色の鳥居が設置されているのはそのた
2024年1月10日 11:37
世界で一番短い詩、俳句。「季節を味わう」では、毎月第2水曜日に季語を一つピックアップ。その季語が使われている俳句も紹介します。あくまでも私の好みで。【書初】1月(冬)の季語です。書初は新年に初めて毛筆で文字を書くこと、または書いたもの。正月2日におめでたい言葉を選んで書初にすることが多く、室内に貼って祝ったりします。現代では毛筆を使う機会は少なくなっていますが、書初は学校教育の一