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1月(冬)の季語「書初」(季節を味わう#0040)

世界で一番短い詩、俳句。
「季節を味わう」では、毎月第2水曜日に季語を一つピックアップ。
その季語が使われている俳句も紹介します。あくまでも私の好みで。


【書初】

1月(冬)の季語です。
書初は新年に初めて毛筆で文字を書くこと、または書いたもの。
正月2日におめでたい言葉を選んで書初にすることが多く、室内に貼って祝ったりします。
現代では毛筆を使う機会は少なくなっていますが、書初は学校教育の一環として行われています。

書初の龍は愈々(いよいよ)翔たむとす   有馬朗人

俳句歳時記に目を通していて、辰年の今年にぴったりの句を見つけ、嬉しくなりました。
半紙に力強く書かれた「龍」の文字が、いよいよ飛び立とうとしているように見える、ということですね。躍動感のある字が思い浮かびます。
私は小学生時代には書道教室に通わせてもらっていましたし、高校の選択授業でも書道を選びました。以来、太筆で字を書いたことはありません。
当時は全然やる気がなくて、適当に書いていたように思います。
今書道を習うとしたら、もっと真剣に向き合うでしょうし、もうちょっとマシな字が書けるかもしれません。

(2024年1月10日)

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