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北の旅人 2022立夏 後志の旅②

尻場山

銀山駅のあとは余市へ。
余市港の脇にある「インスタでよく見る山」尻場山に立ち寄ってみました。
余市港は室蘭の追直漁港のような雰囲気。
余市も歴史ある港町なのでいろいろディープなスポットを知りたいと思っています。


胆振にいると尻場山登山のためだけに来ることはあまりないので貴重です。
曇り空でしたが、山頂付近からの眺望は期待していた通りでした!
往復1時間ほどの短いトレイルとはいえ、適度に傾斜とアップダウンがあり本格的な夏山シーズン直前のいい足慣らし。
街に近い手軽な低山なので、もし自分が余市町民だったら毎朝通ってるだろうな…。

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尻場山の登山道は『新四国八十八ヶ所霊場』が開かれ、八十八体の石仏が設置されています。ちょっとした石畳もあり、熊野古道風味のあるトレイルでした。

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積丹半島(余市~積丹)

尻場山下山後の温泉は積丹まで足を伸ばしてみました。
胆振からだと岩内→泊→神恵内と回るのでかなり遠く感じる積丹ですが
余市からだと1時間もせずに着いてしまいます。

道中に余市の奇岩を眺め、岬の湯しゃこたん(積丹町野塚)。
SNSのフィルターバブルの影響で最近TLに頻繁に流れてくる温泉で、積丹の海を望む露天風呂は最高でした。

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岬の湯からは積丹岳も綺麗に見えていました!残雪と緑のコントラストは
大雪山風味がありいつか登りに来たい山です。

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帰りは休憩がてら余市古平の境にある「セタカムイ道路防災祈念エリア」へ。
1996年2月に豊浜トンネル岩盤崩落事故が起きた場所。
自分が生まれる少し前ですが、知っておかなくてはいけない出来事です。
3月に東北太平洋岸を巡ってきたこともあり、防災に対して感度が上がっているので尚更そう思うのでした。

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海岸沿いの絶景が売りの積丹半島ですが、巨大トンネルが多く存在する区間でもあります。
そのおかげで札幌圏との時間距離が短縮され、地域の物流や救急医療に対し計り知れない貢献をしているのですが、景色や観光とトレードオフな部分もあるのは事実。
廃トンネルと新しいトンネルが共存する海岸沿いの風景は、三陸と同じく
防災の最適解を問いかけてくるのです。

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