【成功10】第二のテーマ (10)見えるようになる1 『理想のゴールは?』
マガジン「城北忠明の成功ルール(真実の成功法則)」の第10回です。全27回が順番に続きますので飛ばさずにお読み頂ければ幸いです。(初めての方は自己紹介からご覧下さい)
メインテーマ2つのうち第一のテーマは、「観念を変える」でした。
そして、ここからは第二のテーマに入っていきます。
「城北忠明の成功ルール:第二のテーマ」トピックは以下の通りです。
(10)見えるようになる①
(11)見えるようになる②
1つ目のメインテーマ「観念を変える」だけでも、人生を変えるということそのものだったと思います。(そのため、3回にも及ぶ長い説明になってしまいました)
正直、普通に人生を変えるだけであれば、それだけで十分だと思います。ここからお話しすることは、それよりも先の段階・・・「さらにこうなれば理想的」という話になります。
前回までにお届けした “観念を変える” よりも、伝わるかどうか難しい部分もあるのですが、「私が最後に伝えたいことをすべて残す」という目的もありますのでお話ししていきます。
昔のことですが、「成功する人はどんな人でしょうか?」と聞かれたことがあります。
どんなジャンルでも関係なく成功する、何でもうまくいく人・・・あなたならどう答えるでしょうか?
よくある回答を挙げれば、「高い情熱やモチベーション」「成功するまであきらめない」「学んで成長し続けること」とかでしょうか・・・
しかしながら、それらは確かに成功の確率は高くなるかもしれませんが、“何でもうまくいく” というわけではありません。可能性が高くなっただけでは、まだ運に左右されることになってしまいます。
それでは、私がその時に答えた回答は・・・
「何がプラスで、何がマイナスなのかがわかること」でした。
本当に何でもうまくいく人とは、何をすればプラスで、何をすればマイナスになるのかを見極められる人だということです。
投資の場合でも、今は買いなのか売りなのか待ちなのか?その適切な判断ができれば成功します。(私の投資法はそれをルール化したものです)
しかしながら、世の中のほとんどの人はこの方向とは逆になっていて、正しい判断ができなくなっています。
誰かが良いと言っていたら良い、悪いと言っていたら悪い・・・自分で判断できないから他者の判断に影響されています。
◇ ◇ ◇
例えば、頑張って努力するのはプラスかもしれませんが、頑張り過ぎて効率が悪くなるのであれば休んだ方がプラスになりますし、時には、どう頑張ってもうまくいかないタイミングもあります。
たくさん学ぶことは一見プラスなのかもしれませんが、学ぶよりもまずは行動すべきタイミングもありますし、間違った知識であれば、学べば学ぶほどマイナスの影響を受けてしまいます。
「こうすればプラス」というのは一概には言えず、時と場合によって正解は変わります。
また、誰かにとってプラスのことでも自分にとってはマイナスになるように、人によっても変わるかもしれませんし、同じ人でも、人生のステージ次第で変わることもあります。
このように、何がプラスで何がマイナスなのかがわかること(本質がわかること)を “見えるようになる” と私は表現しています。自分で見えるようになれば、どんなことでも当たり前のようにうまくいきます。
誰かに教えてもらわらなくても、知識や情報なんてなくても、自分自身で正しい答えを出すことができるのです。
そして、最終的に、長い人生で成功し続けるためには『これしかありません』。
◇ ◇ ◇
一切の情報を断ち切って自分で答えを出せない人は、目の前の情報や多くの人の常識に振り回されてしまいます。
世の中に溢れる情報というのは、主観に基づいた正しさの押し付けばかりで、万人に当てはまるものがありません。
中には、どこかで聞いた話をそのまま受け売りで言っているだけの人もいますが、このような人は “見えていない” から表面部分を言うだけで、本質がずれていることもあります。
もはや「何かを教える→教えてもらう」という形には限界があって、余計に迷いを生じてしまうだけです。どこかで見た知識や情報は不要で、誰かの真似をするのではなく、自分で考えなければいけません。
だから、成功というのを考えた場合に最終的に目指すべき到達点(ゴール)は “見えるようになる” ということであり、周りの意見なんかに影響されず、自分で正しく判断できればいいのです。
このようにプラスとマイナスを見極められないと、結局、すべての結果が “運任せ” になってしまいます。いつまでも努力や運といった偶然に期待するだけで、「成功=必然」にならないのです。
ちなみに、中には、何でも合理的に考えればいいと思う人もいるかもしれませんが、必ずしもそうでもありません。
例えば、人間同士のコミュニケーションであれば、変な心理テクニックなんかよりも素直な心で接したほうがいいですし(注:ビジネスでもそうです)、自然や芸術に触れる時には、何も考えずに感性を研ぎ澄ませた方がいいでしょうし、映画などを見て感動すれば、素直に涙を流せば良いのです。
◇ ◇ ◇
さて、この “見えるようになる” というメッセージを伝えるために、ここまでにお話ししてきたすべてのことが関連してきます。
最低限の知識としてお話しした、「原理原則にしかならない」「物事に良い悪いはない」「観念ですべて決まる」・・・これらをすべて踏まえた上で、考えていくことになるからです。
何がプラスで何がマイナスなのかを考える場合に、大切な基準となるのは「今」と「自分」という視点です。
ここからは投資に当てはめて説明しますが・・・
例えば、含み損が大きくなってきた場合にあの時こうしていれば…と過去のことを考える人がいますが、考えるべきは「今」このタイミングであるはずです。
「今」を基準に考えて、下がる可能性の方が高いのであれば今できるベストな行動はすぐに損切りすることでしょう。また、それでも、十分に資金に余裕がある人であればそのまま保持して待ってもいい、というように、「人」によっても答えが異なる場合があります。
過去どうだったではなく、「今」どうなのか?
誰かにとって良い悪いではなく、「自分」にとってどうなのか?
というように、いつでも「今」「自分」という視点で考えていきます。
そして、これは自分自身のことだからこそ、他人の基準は関係なく自分で判断しなければいけません。
そもそも、あなたがわからないことを他の誰がわかるのでしょうか?
あなた以上にあなたのことをわかる人はいません。自分を一番よくわかっているのは他の誰でもなくあなた自身なのです。
◇ ◇ ◇
さて、この “見えるようになる” という感覚ですが・・・
もしかすると、非現実的で怪しい表現に思われるかもしれません。
確かに、私には人がわからないことがわかることがよくあります。
どちらかと言うと、私の妻は、私以上に感性が高いので妻に教えてもらうことも多いです。
ただ、だからと言ってそれを特別なものだとも思いませんし、そのようなものを特別視すること自体が問題だということを私は知っています。
この “見える” という感覚は直観力の延長だと思っているのですが、他人の嘘もわかるので騙されることがありませんし、何をすればうまくいくのかわかるので正しい選択ができます。
人を見て、その人がどんな人か判断することもできますし、人生のパートナーなども会えばすぐにわかるかもしれません。
そして、自分だけのこの感覚は、世の中の情報や他人の意見よりも正しいことがよくあります。
近い例をお話しすると、例えば、健康ブームの中でこの食べ物が良い悪いというような情報が出回っていたりします。しかし、そのようなものも、本来は自分で口にすればわかることです。
私自身、いつ何を食べるのかはすべて、自己判断を最優先しています。体質は人それぞれであり、誰かにとって良いものでも自分にとって悪い場合もありますし、その逆もあるからです。
そして、実際、自分の判断を優先していると、何年か後になって、その判断が科学的にも正しいことが証明されることもあります。
世の中で正しいとされることは、あくまでその時の主流がそうだというだけで、真実とは限りません。『誰かが言う正しさよりも、自分の感覚の方が正しい』ということをその度に気づかされます。
私はお酒を飲まないのですが、それも身体に合わないのが自分でわかるからです。あれがいい・これがいいという情報に振り回される人が多いですが、自分の身体のことなのだから、素直に身体の声を聞けばいいのです。
◇ ◇ ◇
そして、これはあらゆる選択に当てはまることです。
「書いてあることをうのみにしない」
「見たり聞いたことをそのまま信じない」
「自分を信じる」
・・・そんなメッセージばかり繰り返し言い続けてきました。
世の中には、まだまだ真実と異なる情報がたくさん出回っているかもしれませんが、それらも時が経つにつれて明らかになってくるのでしょう。
いずれにしても、誰が何を言っているかよりも「自分で本質に気づけばいい」ということです。
私自身、ずっとこのような考えで生きてきたので、最初に投資を始めた時も自分で正解を探すようにしました。
もし、ここで他の投資法に影響されて参考にしようとしていたら、自分の投資法を生み出すこともなく、うまくいかなかったかもしれません。
10年間も続くことなく、「投資なんてやるべきではない」という結論を口にしていたかもしれません。
結局、教えてもらうばかりで成功することはないのです。最初はそれで良かったとしても、どこかの段階で “見えるように” なる必要があるのです。
★ポイント10=「見えるようになることがゴール」
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