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雷の恐怖を克服する ~研究⑱~ これからの暴露療法
結論から
先に結論から述べると、本物の雷での暴露療法の評価は、今までやってきた雷動画での暴露療法の点数のつけ方では難しいという事です。
今までは毎日雷動画を視聴して、怖さに慣れてきたらじょじょに点数を下げてきましたが、本物の雷は「毎日決まって鳴ってくれない(定期的でない)」、「遠くで鳴る場合もあれば頭上で激しく鳴る場合もある(怖さの強弱が決まってない)」といった特徴があるため、一定の指標で点数をつけにくいのです。
そのため本物の暴露療法では、恐怖度を下げていく方式ではなく、雷に遭ってどういう態度をとったのか、良かった点や頑張った点を加点していく方式に変えようと思います。
今までの暴露療法は
私が独自でやってきた雷動画での暴露療法は、動画の視聴後に恐怖度を1~10の範囲で点数をつけており、恐怖度MAXが10としています。
つまり、慣れるにつれて10からどんどん下がってくる方式でやってきました。そして、1になったら「明日雷予報でも挑戦できそう」という基準を決めていました。
昨日で暴露療法を始めてから一年が経ったわけですが、特にVRの雷動画に関しては3カ月後からずーっと恐怖度に1をつけていました。
この方法だと慣れたら1をつけるしかなかったのです。
ところが「明日雷予報でも挑戦できそう」なんて心の底から思っていませんし、昨日だって雷予報が出ていたのでとても不安でした。
つまり、雷動画を使った暴露療法で恐怖度が1になったからといって本物の雷を克服できるとは全然言えてないし、対峙できるスタートラインに立っているのかすら不安で迷っていたのです。
克服するとは
恐怖を100%克服できることなどありえるでしょうか?
私はありえないと思います。でも、だからと言って「克服していない」とも言えないのではないでしょうか。
どうしてもこういう症状は「克服した」「克服していない」というゼロヒャク思考に囚われてしまいがちです。
それならば雷の恐怖を克服するとは何なのでしょうか?
それは「雷でも聞こえない場所へ逃げない」とか「耳栓をしていれば近くで鳴っていても大丈夫だった」とか「何発かは我慢して聞けた」とか「音は我慢できたけど光はダメ」とか、それらを積み上げていくものだと思ったのです。
例えば、昨日だって(結局雷を耳や目で確認できませんでしたが)3回くらい落雷情報を見てしまったけれど、あとは普通に過ごしていました。これは克服に一歩近づいている行動でしょう。
ただし、不安になって落雷情報を見てしまったのは加点できません。次回は見ないようにできればもっと克服に近づいたと言えるのではないでしょうか。
現実暴露療法の点数(暫定版)
✔雷予報でも予め雷が聞こえないところに逃げなかった(10点)
✔雷予報でもネットで落雷情報や雨雲レーダー等を見なかった(10点)
✔耳栓(またはイヤフォン)をしていれば雷が鳴っていても我慢できた(10点)
✔目隠しや目を閉じていれば雷が鳴っていても我慢できた(10点)
✔遠くで鳴っている雷の音を聞くことができた(20点)
✔遠くで鳴っている雷の光を見ることができた(20点)
✔近くで鳴った雷の音を聞くことができた(40点)
✔近くで鳴った雷の光を見ることができた(40点)
最後に
まだ暫定版ではありますが、たぶん次の一年は、こういう加点式の評価とフィードバックをしていくフェーズになるのだと思っています。
最後まで読んでくださいましてありがとうございます。
また別のnoteでお会いしましょう。
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