【イスラエル/ハマス戦争をどうトレードに落とし込むべきか】10月9日週振り返り
お世話になります。
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↓ #021 ファンダ編 『イスラエル/ハマス戦争』
ファンダ立ち回り方
今回はファンダを学んでいるけれども
トレードに落とし込むことができていない方向けに
ファンダメンタルズをトレードに落とし込む
考えについてお伝えします。
今週は「イスラエル/ハマス戦争」が
相場にとって需要なファクターでした。
どんな情報が出てもトレーダーとしては、
相場にとって何が重要項目かを抑える必要があります。
それもシンプルに。
現在、結局相場が注目しているのは”金利”です。
今後の金利水準がどうなるのかを
うまく読めた人がうまく立ち回れます。
今注目している金利に関わる材料は、
インフレ動向と戦争の2つに絞っています。
戦争もインフレに関わってきますので
今後のインフレがどうなるのか?を
考えればシンプルになるのではないでしょうか。
そのインフレに関わる材料項目は、
・インフレ見通し(CPIやミシガンなど)
・消費の強さ(経済指標など)
・原油価格(戦争関連)
これらを情報が出るタイミングに合わせて
相場へのインパクトを判断できるようになると
かなり相場立ち回りが楽になるでしょう。
ここが難しいのですが、
完璧でなくていいです。
ここは少しずつ身につけばいいと思います。
あとはそこに相関を当てはめること。
今回、戦争の有事の際は、以下です。
為替:ドル買い/円買い/スイス買い
コモディティ:原油、ゴールド買い
その他:債券買い、株安※
※以前からの金利安により相殺気味
この相関も有事が何かによりますし、
その時に相場の状況によります。
今回、イスラエルハマス戦争の報道が出た時に
「何が相場にインパクトをあたえるのか」
「その影響インパクトは如何ほどか」
を考える必要があります。
以上、簡単ではございますが
ファンダをトレードに落とし込む思考でした。
それを踏まえて、
より以降の記事が役立つと幸いです。
先週振り返りからすると
相場の流れがわかりやすいです。
イスラエル/ハマス戦争
この戦争に関してはラジオでも話していますので、
是非聞いてみてください。↓
イスラエルとハマスの戦争について
きちんと理解するためには、
何十年もの歴史を振り返る必要があります。
私もまだ理解できていないこともありますし、
そういったことは専門家にお任せしましょう。
私はトレーダーですので、
相場にどう影響するのかを述べ、
少しでも立ち回りの参考なれば幸いです。
この戦争で相場にとって大きく懸念されるのは
原油価格になります。
この戦争がどこまで大きくなるのかで
原油価格がかなり高騰するリスクがあります。
いまのところ、
戦争規模はイスラエル内に留まっています。
しかし本格的にイスラエルが
ハマス消滅に向けて戦争体制に入ると
相場はリスク回避行動に出ています。
個人的な印象として、相場は割と楽観的です。
オイル高やゴールド高は戦争拡大リスクで
思惑・投機的な買いでしょう。
実際に戦争拡大となると、
さらにオイル高・ゴールド高になります。
そうなると本格的にリスクオフです。
株の動きに関しては、
債券買いによる金利安により
買い材料と捉える人もいるようです。
戦争は始まったばかりで、
戦況や目まぐるしく更新され、
色んな情報が飛び交っています。
こういったときに大切になるのは
・情報ソースの信憑性
・「事実」と「推測」の区別 です。
なにが事実として報じられ、
どこまでが推測なのかを区別し、
その推測が最もらしいときに
相場は思惑として動いていきます。
それが事実として報じられれば、
さらに方向性が出るのです。
(事実が出て落ち着けば逆方向です)
よって、現在イスラエル/ハマス戦争に関しては
オイル懸念はまだ推測レベルだということです。
事実情報あれば教えてください。
ただし実際に原油先物は上昇しているわけで、
そうなるとインフレ懸念で株は上がりづらくなります。
よって、金曜日は上値重く(原油高騰懸念)、
ダウは前日比プラス域で閉場(楽観的)となったわけです。
(DAU30 終値33,670.29 前日+39.15(前日比+0.12%)
ナスダックはかなり下落しています。
(NASDAQ 終値13,407.23 前日-166.99(前日比-1.23%)
立ち回るうえでは、
この戦争はシンプルに考え、
今後更新される情報においても
原油価格高騰リスクがどこまであるのか?
に着目すればよいと思います。
あとで触れますが、有事に加えて
金利安によってゴールドは買われやすいので
あまり逆張りは好ましくないのでご注意を。
米金利
戦争で相場はややこしくなっていますが、
結局は金利動向で相場は動いていきます。
先週の米金利頭打ち後、
今週は米金利は下落しております。
その要因は、
戦争リスク回避による債券買い
金利高の折り込み です。
債券買い⇒金利安は
以下の記事をご参考ください。
金利高の折り込みは
先週記事も併せてご覧ください。
今週は金利高の折り込みが
より色濃くでるかもしれない
消費者物価指数CPIがありました。
最近の原油高騰、
雇用統計での賃金はまちまち
いう状況の中、注目されておりました。
10月12日 CPI
やはり原油高騰の影響で
総合値はやや上振れ高止まり、
コアは予想通りですが、
前回値よりも-0.2%という結果でした。
次回利上げはないにしろ、
その次の利上げ確率はやや上がる
結果となりました。(12月利上げ支持30%)
一時は米金利高でしたが、
米債券買いもあり、戻しています。
その他指標は、
10月11日 生産者物価指数PPI
10月13日 ミシガン
を振り返ってみましょう。
10月11日 生産者物価指数PPI
10月13日 ミシガン
PPI・ミシガン共に上振れる結果となりました。
FEDメンバーの発言内容も
確認していきましょう。
ダラス連銀ローガン総裁
「米債利回りの上昇は利上げの必要性を減らすかもしれない」
ジェファーソンFRB副議長
「利回り上昇の引き締めへの影響に留意」
ボウマンFRB理事
「インフレを抑制するためには金利をより高くする必要があるかもしれない」
先週に引き続きハト的な発言が増えてきていますが、
ポジショントーク的なところもあるので、
参考程度にしておきます。
ドル円
ドル円実質レンジ 148.150-151.000
(終値 149.500付近)
ドル円予測レンジ 148.000-151.000
米国債買いにより金利安、有事の円買いによって
ドル円は下落する場面もありましたが、
有事にはドルも買われますし、
CPI上振れによりレンジで推移しております。
円は口先介入や有事買いありますが、
ドルは高金利かつ有事買いにより
ドル円は底堅い展開を想定します。
振り返り要約
今週は米金利が一旦落ち着き、
債券買いにより金利はやや低下しました。
インフレも落ち着きつつあり、
実質金利も十分プラスである中、
これ以上の利上げは不要との雰囲気でもあります。
先週に引き続き、
金利安は折り込みにくいですが、
一旦のリスクオンに向かうか
という局面です。
しかし、原油価格の高騰により
インフレ懸念がぬぐえない状況ですので、
未だ方向性に欠ける展開です。
戦争がなければ
気持ちよくリスクオンに
なれたのではないかと思います。
引き続き戦争状況には注視し、
金利動向を読みながらのトレードになります。
振り返りが長文となりましたので、
この記事は振り返りのみといたします。
次週のシナリオに関しては、
明日10月15日(日)に更新予定です。
ご精読いただければ幸いです。
何卒宜しくお願い申し上げます。
今回もご精読頂き
誠に有難う御座いました😄
シナリオを元に
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