![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124724795/rectangle_large_type_2_650cd4f6020edff30012a78ddcf874a9.png?width=1200)
【FOMC終え、今後ドル円はどうなる?】12月11日週振り返りと12月18日週シナリオ戦略①
お世話になります。
FXファンダリストのグースGOOSEと申します。
最近はレビュー数も増え、
週に100人以上もの方々に
記事にアクセスいただいております。
以前出した記事が好評ですので、
見ていただければ幸いでございます^^
いつもご精読いただき有難うございます。
少しでも良いと思えば、
いいねしてくださると幸いです。
いいねするとちょっとしたコメントも出ます♪
コメント度々変えております。
フォローもお願いします♪
最近は配信できていないですが、
楽しく配信してますので、
よかったら聞いてみてください♪
↓ #025 新NISAについて
振り返り含めてご覧いただけると
分かりやすいと思います。
米消費者物価指数CPI
まずは結果から、
CPI 前年比3.1%(予測3.1%)前回3.2%
コア 前年比4.0%(予想4.0%)前回4.0%
詳細はこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1702713328660-KOOEWH5okr.png?width=1200)
サプライズなく、FOMC前ということもあり、
動きとしてはあまりなかったですが、
最近のオイル安をカバーするように
消費の強さが若干金利高となりました。
ただし推移としては、
消費も弱くなってきていますので、
インフレ再燃リスクとまではいきませんね。
そして翌日がFOMCでした。
FOMC
今回12月FOMCで材料となったのは、
ドットチャートとパウエル発言です。
まずドットチャートから。
![](https://assets.st-note.com/img/1702708842344-ccuOhrvK0U.png?width=1200)
現在の政策金利は5.25-5.50%なので
2024年末での中央値は4.50-4.75となります。
よって利下げを3回予想していることになります。
正直サプライズ的な数値ではなく、
ある程度予想していた通りの水準ですが、
金利安を折り込むには、十分な水準でありました。
そして今回意外だったのは、
パウエル議長が利下げに言及し、
ハト的な発言をけん制したことです。
パウエル発言を一部ピックアップします。
「インフレは落ち着いてきてはいるが、依然として高い」
「引き締めはいまだ十分ではない可能性」
「雇用市場は低迷が継続すると予想」
「適切であれば追加利上げを行う」
「政策金利水準はピークかそれに近い」
「本日の会合で利下げのタイミングについて協議した」
「FOMCは高金利維持のリスクを認識している」
流石、適切な発言内容だと思います。
発言内容を私なりにかみ砕くと、
インフレはいまだ高いが、
今後は賃金や雇用市場は低迷が予測される。
油断はならないが、現状が続けば
さらなる利上げの必要はなく、
利下げを考えられるところまできた。
出来れば高金利によるリスクは回避したい。
といったところでしょうか。
今回私が気になるのは、パウエル氏は
利下げについて協議したとのコメントありましたが、
利下げ織り込みすぎには注意ということです。
実際に利下げとなるのは思ったよりも
先になることは想定しておく必要があります。
これはFed Watchによる金利参考ですが、
3月FOMCでは6割が利下げを織り込んでいます。
2024年末には6回の利下げ、、
これだと3.75-4.00の水準になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1702710421515-stVEeA2pOj.png?width=1200)
今のところ2025年末の中央値でも
3.6なので楽観的すぎる金利安水準です。
![](https://assets.st-note.com/img/1702710574146-3PSoLsgWNy.png)
私がお伝えしたいのは、
来週からドル高再燃に警戒
というわけでもありません。
実際には、この基準や債券利回り、
物価指数や賃金、雇用市場などを
複合的に考えています。
今後は金利安トレンドが意識されますが、
短期的には金利安の折り込みによって
一時・デイトレ目線ではドル高になる相場にも
気を付けなければいけません。
単に指標の下振れで金利安ドル安で
トレードしていると火傷する相場もあるので
織り込み判別が身につくとトレードは楽になります。
どれだけの時間軸で細かく見るかは人それぞれですが
守りにも武器にもなると思いますので、
是非共有できればと思います。
・
![](https://assets.st-note.com/img/1702716009145-szZjH1jWUy.png?width=1200)
ちなみにGDPや失業率見ても
ソフトランディング想定ですね。
今後経済がどうなるか?は
年末の相場まとめ記事で詳細取り上げます。
さて、今週のその他材料も確認しておきましょう。
今週その他材料
日銀12月BOJでの政策について
先週植田総裁のチャレンジング発言で
YCC撤廃やマイナス金利解除が囁かれていますが、
それを否定するような記事が出ました。
12月11日(月)報道で一時は円安戻していますが、
年末ともあってか円売りも限定的となっています。
来週のBOJと植田総裁発言で確かめたい思惑もありますが
今後さらに米との金利差が開く観測は鈍く、
新規での買いが入るタイミングではないでしょう。
NY連銀ウィリアムズ発言
ウィリアムズ氏は、CNBCインタビューに際に、
「利下げについて話し合っていない」とし、
FOMCでのパウエル氏発言と
異なる発言をしてきました。
個人的にはトレンドを変える力はなく、
ドル安すぎる市場のコントロール程度に捉えています。
市場の織り込みに警戒と言ったまででしょうか。「
米金利/株
金利
10年債利は4%の壁を守っていましたが、
ドットチャートとパウエルハト発言により
4%以下で推移しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1702711477669-b2Nb0yIRXY.png?width=1200)
今後は金利低下による金利低下もありますが、
リセッション警戒もあるので、
国債買いも復活しております。
10年債だけでみても、
3.2%くらいまでの金利低下は見ています。
実際は3.5%程度とは思いますが、
(12が16日時点 3.9150%)
![](https://assets.st-note.com/img/1702711637144-RN2hqwR4eW.png?width=1200)
株
金利安に伴い、株価は強く
FOMCの後押しもあり、
ダウは過去最高値も更新しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1702713700400-KZ766owWcA.png?width=1200)
これで年末調整による
株手仕舞いもあまりなさそうと想定します。
ざっくりとしたイメージだと、
金利安を織り込むまでは
楽観的な相場が続きそうです。
短期的に金利安が折り込んだとしても
リセッションに対しては利下げという武器があるので
大きなドローダウンはないと想定します。
暴落するとすれば、
金利安でも対応できない相場です。
来年の後半くらいかな?
ドル円
ドル円レンジ 141.950-146.600
終値 142.100付近
一時は12月日銀政策金利変更なしとの報道で
円安に触れましたが、ドル円下落トレンドに変わりなく
FOMCドル安もあり、4.5円の下落となりました。
下降トレンドラインにも支持され、
年末にかけてどこまで下がるかが
気になる展開かと存じます。
![](https://assets.st-note.com/img/1702714327600-rzEPM3zK8P.png?width=1200)
今後暫くは米金利差が開くことはなく、
ある程度の円安具合で落ち着くでしょう。
それを考えると年末時期でもありますので
新規の買いは入りにくい展開が続きます。
年末までは137円付近までの下落は想定しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1702714638685-KvXVrE0PBM.png?width=1200)
来週植田総裁発言にもよりますが、
年足フィボ50-61.8くらいに落ち着くと思っております。
(その他根拠は値幅など)
・
ファンダ理解ある方は当然と存じますが、
ドル円の推移は、ドルで動いているのか
円で動いているのかの区別は必須です。
今回FOMCは米金利に関する内容なので
ドルベースで動きました。
先週植田総裁発言や来週BOJは
円ベースで考えましょう。
ドルスト(ユロドルなど)
ユロドルなどのドルストに関しては、
最近あまり取り上げていませんでした。
私自身もトレード回数を減らしており、
その理由は方向性が出にくい想定だからです。
![](https://assets.st-note.com/img/1702715285960-uq5KaHnkmq.png?width=1200)
金利安リスクオン相場ですと、
ユロドルは上昇しやすいのですが、
今後欧州も利下げが視野に入ってきます。
14日会見でラガルドさんは
「利下げについてに協議していない」
と若干タカ的な姿勢を示しましたが、
その他のコメントでは、
インフレや経済に弱気なコメントも垣間見えました。
今後米金利安リスクオン時には
ユロドル上昇の相関は継続でしょうが、
スイングで持てるポジは減りそうです。
安定的なレンジ推移を想定しています。
経済の強さはアメリカのほうが強いので、
リセッション時はドルのほうが強いと思います。
これらの相関を念頭に
長期足のテクニカル中心に
デイトレレベルのトレードで立ち回ります。
振り返りまとめ
CPIはサプライズはなかった
CPIより消費の底堅さを再認識
FOMCを終え、金利安展開
この米金利安はしばらく続く可能性
金利安に伴い株は好調
ドル円ポジ解消により下落基調
ドルストは方向性不明
年末なので新規ポジは限定的
文字数多くなりましたので、次の記事にて
来週のシナリオや戦略とします。
今回もご精読頂き
誠に有難う御座いました😄
シナリオを元に
細かな相場感等は
オプチャにて配信しております^^
私主催のFXファンダオプチャ
『FX MAIN ROOM』
FXで勝つための知識やノウハウ
マインドなどをリアルタイムで配信しています。
日頃のfxトレードの役に立つ目線も
無料で配信しております。
是非ご参加ください^^
『FX MAIN ROOM』
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?