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023 厚生労働省『働き方の未来2035』の描く姿

プロティアン・キャリアとは、変幻自在にキャリアチェンジをし続ける働き方(生き方?)のことだけど、これからの時代、誰しもがプロティアンになる(ならざるを得ない?)可能性があると思っている。


厚生労働省『働き方の未来2035』の描く姿

厚生労働省は、2016年に『働き方の未来2035』~一人ひとりが輝くために~」として次のメッセージを出している。

2035年の企業は、極端にいえば、ミッションや目的が明確なプロジェクトの塊となり、多くの人は、プロジェクト期間内はその企業に所属するが、プロジェクトが終了するとともに、別の企業に所属するという形で、人が事業内容の変化に合わせて、柔軟に企業の内外を移動する形になっていく。その結果、企業組織の内と外との垣根は曖昧になり、企業組織が人を抱え込む「正社員」のようなスタイルは変化を迫られる。
厚生労働省2016年発表『働き方の未来2035』~一人ひとりが輝くために~」

いかがだろうか?

我々は何となく「こういう未来になるだろうな」と予測はしているけれど、お堅い厚生労働省までこういう発表をするくらいだから、ほとんどの人が納得する未来像なのだと思う。

少なくとも「終身雇用」とか、「年功序列」なんてやり方が今後も続くなんて思わない方が良い

それどころか、企業の寿命はもはや我々が生涯で働く期間よりも短くなっている

自分自身のキャリア形成を、一つの会社だけで全うするなんて思わない方が良い

企業の寿命は短くなっている

下のグラフは、業歴別に企業倒産件数の構成比を現わしている。

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見てのとおり2000年を境に10年未満企業より30年以上企業の方が倒産件数は多い。

新しい企業より古い企業が減っている、ということは、企業の平均寿命は年々短くなっている、とも言いかえられる。

これが現在進行中で起こっている。

2021年、新しい働き方の模索は始まっている

実は、2021年、フリーランスは急激に増えたようだ。

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彼らがなぜフリーランスになったのかは分からない。

でも、コロナ禍の中、否応なしにフリーランスにならざるを得なかった人も含めて、新しい働き方の模索が始まっているのは、まあ、間違いないだろう。

たまに「コロナが時代を5年進めた」なんてことを言う人がいるけど、フリーランスに関しては当てはまると思う。

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