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100歳と18歳

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曽祖父とひ孫の二人暮らし日記です。
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#日記

言葉が滑って通りゆく/小樽滞在記

言葉が滑って通りゆく/小樽滞在記

2024/08/19
草刈りをする。空色の翅の綺麗な蝶々がいた。
なぜか川沿いでズッキーニが栽培されていた。

 本を持ってきた。
 旅行に関係のない荷物が多い。
 旅行に限らず、この傾向が強い気がする。弾かれてではなく、たのしくて周縁を好んでいる。
 蜜のある花を見つけたら一日中、文字のとおり道草を食っていた。そんなふうにふらふらとすることをどこかで決め込んでいる。もっと軽やかでいたいと思う。

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まるまるとした夏/小樽滞在記

まるまるとした夏/小樽滞在記

小樽に滞在する予定ができたので、日記をつけてみようと思います。
関係のない話をしているだけな気もします。

 2024/08/17
 函館から小樽まで、約5時間の下道を車が走る。
 座標の移動がすさまじい。

 移動には音楽があればうれしい。どこへ向かうときにもノイズキャンセリングのイヤホンをして音楽を流し、ひたすらに車窓のむこうを眺めている。
 考えがなめらかに流れていく。この時間がなによりすき

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生活に際し

生活に際し

チョコレートばかり食べています。

日々、みことばを心にたくわえて、神様と共にあり、充足しつつあります。ありがたいことです。

おじいちゃんに、”うつくしい小説を書いていきたい”と言ってからというもの、テレビに作家業の人が映るたびに私を呼び、
「いのり見れ、作家。」
と言ってきます。
 だからなにがあるというわけではなく、ただ作家が映っているのを見せたいらしいです。

小説を書くことや、絵を描くこ

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氷の地層

氷の地層

はんてんを着ています。
両親が来た際に買ってもらいました。かなり暖かくて、ずっと着ています。

自律神経症状がひどかった時、1日にブラックコーヒーを10杯近くと、エナジードリンク2、3杯を飲んでやり過ごしていました。
今考えるとそれが要因のような気もするのですが、自分の体を痛めつけるやり方でしか、精神の苦痛から意識を逸らすことができなかったのです。

日々祈りつつ、自らの回復を願っているのですが、

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暗順応

暗順応

一昨日は風の音と変わらない具合で、さあさあと霰が降っていました。昨日今日は雪が降りしきっていました。
やっぱり冬が好きです。

しかしシルクの枕カバーは、冬に使うにはつめたいということに気がつきました。

このマガジンを書くにあたって「100歳」や「18歳」という明確な年齢を添えるのは、なんだか卑しくないか、キャッチーな部分を食い物にしていないか、と考えたりしました。下心として、その面も確かにある

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神のちがう人

神のちがう人

詩篇147:3「主は心の打ち砕かれた者を癒し、彼らの傷を包まれる。」

今日は朝から雪かきをしました。
その間おじいちゃんは洗濯機の水栓の根元を修理していました。
朝起きたらやすりがけをしていて驚いた。

友人と電話をしました。
話の中で、相手について思ったことを伝えると
「いのりの言葉は全部ほんものだから嬉しい」
と返ってきて、こちらまで嬉しくなりました。

そう言ってくれる人を友人に与えられて

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はんかくさくない

はんかくさくない

散歩に行きました。
「散歩」という行為をしている自意識が過剰になり、なぜかパチンコ屋の駐車場を一周し、川を眺め、遠回りで帰りました。
 歩き方が分からなかった。

ほんとうは海が見たくて外に出たけれど、歩くことの果てしなさに打ちのめされて、川の水面をささっと眺めて終わりました。

夕ご飯を食べつつ、なにとなしにテレビをつけたらNHKフィギュアスケート杯が流れていて、思わず見入ってしまいました。

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