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fuwari
2023年2月25日 13:42
都会とも田舎ともどこか違った風景のこの街はふと眺めるといつも朗らかな時を演出していた街路樹を歩く僕は悲しいほど美しい冬空に涙を誘われた幸せの羽根を乗せた気球がそこかしこに浮遊していてふと手を伸ばせば掴めそうな距離で僕の周りをくるくる回っていた本能と欲望の瞳は幸せを望みそれが快楽なのか幸せなのかぼんやりとした意識の中では認識を取り違えたまま残りの砂時計が物
2021年4月4日 22:14
あなたがここにいるほかの誰かじゃないあなたと手を繋いでいるほかの誰かじゃないただそれだけでぼくは全宇宙を肯定したい今日がはじまる長い長いトンネルをまっしぐらに歩いたいつの間にか鎧が砕けて着ていた衣はほどけ裸で歩いていたふと我に返るとブラックホールのような空間にいたそこでは無秩序の扉が大量に量産されていた手元の方位磁石はクルクル クルクル 泣きわめいていた