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【 私 の 仕 事 遍 歴 】 ス ー パ ー マ ー ケ ッ ト の お 仕 事 。

つい先日のnoteの記事で「過去の仕事を振り返ってみない?」というインスピレーションがここ最近きてるので、綴ってみたく思っている。
といったことを書いたので、早速ぽちぽちとマイペースに昔のお仕事を振り返ってみることにした。書いてるうちにいろいろ思い出すのだろうな。

* * *

【私の仕事遍歴 その1】
スーパーマーケットでのお仕事。


どこにでもあって、あると便利なスーパーマーケット。
商業高校に就職したわたしは、当初スーパーマーケットに就職するつもりじゃなかった。めっそうもなかった。だけど、そうなってしまった。
その理由は「就職氷河期」なるものがその年にやってきてしまい、希望していた事務職は成績がトップの人から選んでゆくので、元々少なかったこともあり、なくなってしまい・・
私が求人票に目を通す頃には、残りの美容院とかスーパーとかそういうのしか残ってなかった。(と、記憶してる。けれどもう少しあったよね・・たぶん)
せっかく商業高校で簿記3級(必須。取れないと卒業できない)や珠算2級(これはあんまり意味ない。笑)や、ワープロやパソコンのさまざまな資格を取ったのに、意味ないやん、とガーンとなった。
求人票を飽きるくらいみて、その中で唯一ちょっとわくわくしたスーパーマーケットのチェッカー(レジ)の仕事を選択し、面接ののち、受かった。
そのスーパーマーケットの名前になじみはなかったけど、隣県には多くあるスーパーのようだった。

実はなにげに夢が叶ってしまっていて・・

その昔、小学校に通っていた時に「将来なりたい仕事をしている自分の型を取る」という謎の授業?かなにかがあって。私はそのとき「レジのお姉さん」と決めて、模造紙にレジしている格好をして型を取ったのだ。そして、文集(なつかしい!まだ残ってるかなぁ。)とかにも毎年将来の夢を書くのがお決まりだったのだけど、その年だけ「レジのお姉さん」って書いてた気がする。
子供ながらに、あの「ピッピッ」が楽しそうで憧れだったのだ。
で、それ以降、レジのお姉さんへの憧れは薄れたはずなのに、こんなとこにきて思わず叶ってしまった。嬉しかったかどうかは覚えてないけれど、そういえばなんか昔は憧れてたなぁ、って、スーパーの仕事を選んだ時にふと思い出してた気がする。だけども事務職に就きたかったので、おもいっきり妥協で選んだ。わりと落ち込んでたかも。

初めての仕事。
学校よりかは楽しそうだった。
学校、好きじゃなかったし。

スーパーの仕事は、まず、研修から始まった。
たしか3泊4日とかで、どこかに行き、高卒の子、大卒の人、がごちゃまぜになり、グループを組み、考え、皆の前で発表したり。もちろん個々の自己紹介もあったり。という感じで、集団行動っぽい、私の大の苦手とするものが凝縮して詰まってるような日々だった。毎日緊張しっぱなしだった。高卒よりも大卒の人の方が多く難しい課題を課せられていたので、ああ高卒で良かったとほっとした記憶がある。
で、最後に、どこの店舗&部署に配属されるかが発表される。
高卒の女の子とはちらほら会話をかわしたり、それなりに仲良くなってた気がする。でも店舗が違うから、働き始めてからは、時々ある研修の時くらいしか会えなかったけど。

わたしは家から車で40分の場所にあるスーパーに配属され、そこには大卒の男の人3人も同時期に入った。私以外皆男性なので、その頃男の人と話すのに慣れていなかった私はだいぶ人見知っていた気がする。今の自分なら大丈夫だったと思うけど、その頃の私は人見知りや緊張が激しかったのだ。人前で歩く時も緊張していて、手や足を、右左どっちが先に出すのか分からないくらいで。そのことがすごくストレスになるほどだった。(いつからか治ってたけどこれはかなり長いこと続いた。人前では歩き方が分からなくなってきごちなくなる、緊張する、という現象)

私が所属されたチェッカーの部署には、チーフのNさんと、1つ上の西川貴教似の美人の先輩がいた。二人とも優しそうなのでひとまずホッ。あとは、パートさんが10人くらい。と、大学生のバイトさんが5,6人とか。
とにかく人の多さにめまい。初対面な人ばかりだし、新入社員は注目を浴びるので緊張しっぱなしの日々。
そしてさらに、入って3か月はなぜか車通勤できなくて、電車通勤。なので2時間くらい前には家を出てた。今なら考えられない。若いから出来たこと。

家から車で駅へ→20分電車に揺られ→駅につく。待つ。乗換→30分揺られる→駅につく。待つ。乗換→20分揺られる→徒歩30分→到着

よくやってたなぁ、、 と思う。ハードすぎる。まずこんなに時間かかる場所を職場には絶対選ばない。入社したばかりのとき、パートさんに住んでるところを聞かれて場所を答えたらすごく驚かれた。そりゃそうだよね。でもその時は驚かれる理由が分からなくて、なんで?って思ってたんだ。パートさんは職場から家が近い人ばっかりだのだから驚いたのだと今ならすぐ分かる。でも高卒で就職ってそんなものなのだ。どこに行かされるか分からなかったし。

スーパーのチェッカーの仕事は、出勤時間帯は朝9時から18時までor13時~21時(でも残業で21時半になることが多い)。正社員なので8時間。そしてサービス残業が多かった。(今じゃ考えられない・・)お給料が発生しないのに働かされることのストレスがすごかった。

入社してすぐはレジを覚え、ほとんどパートさんと同じようにレジ作業。レジはお客さんがたくさん並んでいる時の方が楽しくて、いい感じに仕事できてた。レジは自分に合っていたので苦ではなかった。ただ、スーパーでは感じの悪いお客さんと出会うことも多く、ストレスが溜まってしまっている時はイラッとしてしまう事も多かったように思う。
他、卵を割ったり、お米の袋に穴を開けたり、なんていうアクシデントもたまにあった。(スーパーレジあるある)あと、売価がちゃんと登録されていなくて「これ◎◎円だったわよ!」みたいなクレームをもらったりとか。でもこれはGLという部署の方が値札通り登録していなかったのが悪いのだ。とはいえ怒られるのはいつもレジの人。。
で、レジは自分に合ってたのに、一番自分にとって「苦」だったのは、意外と・・「レジ間のおしゃべり」。
いや、レジ間でおしゃべりするの、ほんとは仕事態度としてあんま良くないのだけど、パートさんって皆きほん喋るのが好きなのだ。で、スーパーって暇な時間もたくさんあるので、そういう時に、皆隣のレジの人と喋り出す。暗黙の了解みたいな。で、私も喋りかけられて会話するも、なんかね・・ 続かなかったんだよね。そして、苦痛だった。それに、レジ間って絶妙に距離があって、声が聞き取りにくかったりもして。何度も聞くのも申し訳ないし、適当に返事しちゃってソワソワすることも多かった。「レジ間で喋らない!」という決めごとを作ってほしいくらい苦痛だった。そのときは。
なので、一番はしっこのレジにいるときはパラダイスだった。その時に自分のメンタルの調子を取り戻していたような気がする。

お昼休憩は、朝から出勤の際はパートさんと食堂で。
毎回緊張してたけど、自分は黙っていてもパートさんはおしゃべり好きな方が多いのでいつも華が咲いてる。でも悪口めいたものも多くて、わーパートさん強っ、てよく思ってたな。人の外見に関してとか、旦那さんいるのにあの人は若い子と付き合ってる、とか。(実際そういう方がいた。本人はそういうこと言われてるっていうのを知らず気にせずで、人生楽しんでる感じだった。時々プリクラ見せてもらった)
レジのパートさんは個性的な人が多かった。そしてメンタル強そうな人が多かった。レジに限らず商品出しのパートさんも、かな。
社員は15時からの休憩にされることも多くて。
そのときは一人でゆっくりテレビを見ながら食べてた。
わたしは15時からの休憩がとても好きで。テレビでMVとか見れるチャンネル(wowowかスカイパーフェクTVとかかな)があったのでそれをいつも見てた。知らない音楽とか知れたし、海外のアーティストさんのMVがおもしろくて楽しくてはまってた。
このMVで「Hanson」とか「Red Hot Chili Peppers」とか知れた。(どっちもCD買った)

そしてレジに慣れてきて3か月か半年くらいたった頃、社員なのでサービスカウンターの業務を任されるようになる。



つづく。

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