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真夏のホーリーナイト

昨年の冬「才の祭」にて私が応募し、奇跡的に大賞を頂いた「『もう好きじゃないよ』ってどういう意味?」という小説がある。最近フォローして下さった方はご存じないかもしれない。

まず小説部門を募集し、決まってから歌詞を募集する。さらにその歌詞を元に曲を作っていく。それが最終的にイラスト込みの動画となってクリスマスまでに公開されるという、PJさん主催のまさに神がかっている企画だった。

かっちーさんから受賞の連絡があったあの日、確かに奇跡はあるものなんだと思った。この時のあまりに嬉しすぎてふわふわなった記事も書いた。


そしてクリスマスを前にグランドフィナーレを迎えた。ここまでたくさんの方に作品を読んで頂けることもなかなかなく、また特別審査員など任せて頂いた関係で終始ドキドキだった。けどおかげさまでとても貴重な体験をすることができた。

「才の祭」にて関わって下さった方、読んで下さった方、完成した動画を見て下さった方。ありがとうございました。


しばしの間私は大きな幸福感に包まれながらも、終わってしまったんだという少しの寂しさを抱えていた。その後は気を取り直してエッセイを書いたりと自分の活動へと戻っていった。

そしていつからか創作がうまくいかなくなってしまい、自信を無くす日々に迷い込んでしまった。投稿しても「大丈夫だったかな」と振り返ってしまうようになっていた。



そんな中、昨日の夜に再び奇跡は起きた。

大橋ちよさんが「『もう好きじゃないよ』ってどういう意味?」のスピンオフとして曲を作って下さったのだ。応募した小説の記事を引用して頂いたと気付き、noteに見に来てみるとそこには夢のような現実が待っていた。

これは歌詞部門に応募した歌詞を作曲し、実際に大橋ちよさんが歌って下さった曲だ。元々は日本語詞だったものを英語詞に変更しており、それがもうまさに素敵すぎると感じた。日本語詞でも十分に素晴らしいのに、だ。


私は普段聴いているのがスピッツなど邦楽が多く、洋楽など英語詞のものはほとんど聴くことがない。それなのにもかかわらず、耳に滑り込んでくる大橋ちよさんの歌声の心地よさと言ったら。

その時にふと思いついて曲を聴きながら小説を読んでみた。すると雰囲気がぴったりだと感じて驚いた。ふわあっと私の作った世界観に入ってくる。舞台になっている雪の日が目の前に浮かんでくるような思いだった。

「才の祭」に作って頂いたジユンペイさん作曲の男性視点の歌、PJさん作曲の女性視点の歌を聴いた時とはまた違った印象を受けてとても感動してしまった。音楽の力ってこんなに大きいんだと思った。


大橋ちよさんは記事で歌を作る際に「曲が先か」「歌詞が先か」で難しさが違ってくると語ってもいる。これが「原作の小説があるか」ということでも全然変わってくるのだろうかと考えたりもした。

そして何よりも曲を作れるってやっぱりすごい才能なんだと実感している。一気に大橋ちよさんのファンになってしまった。本当にありがとうございました!



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