見出し画像

変顔すぎるぱんだに出会ってしまった

先日母がついに初めてのスマホを手にした。ガラケーからの機種変更に割引がつくという理由からだった。当初は操作が不安だと言っていたが、今となっては見事に慣れた。思ったよりも早くて驚いた。

とりあえず連絡用にメールを教え、買い物に行くときに使うケンタッキーなどのアプリの使い方を教えた。あとは通知の見方くらいか。




するとある日「LINEを教えて欲しい」と言ってきた。

何でも普段から仲のいいおばに「LINEで話せるともっと楽しいんじゃない?」とすすめられたということで、私は少し悩んだ。


実は私はあまり楽しくLINEを使っていないのだ。

よって当たり障りがなく最低限センスが悪いと思われないような可愛い系の動物のスタンプくらいしか持っていないし、LINEで楽しむようなことと言えばたまの友達とのランチの約束くらいだ。

けど母がせっかく興味を持ったことだからと教えてみることにした。



まずはLINEのアプリをインストール。おばにQRコードを送る。

とりあえずメールは使えるので文字入力は早々にクリア。あとは文字入力をするときに押す場所を教えてみる。できることが増えるたびに母の表情が明るくなっていく。

スタンプもやってみたいというのでまず無料のものをダウンロードして使ってみようとなった。試しに使ってみることにしたのはこちら。



私は正直びっくりした。てっきり母は私が普段使っているような無難な可愛い系のスタンプを好きだと思い込んでいたからだ。

これはけっこうネタ系のイラストも入っていて、俗に変顔と言われているような面白い表情のキャラクターなどもいる。

ついでに私も同じシリーズの違うスタンプをダウンロードしてみた。




スタンプの使い方を教え、いざ文章+スタンプのLINEを送ってみよう計画を発動させる。すると最初に母から送られてきたのは見事にネタ系のスタンプだった。

絶妙な表情のごきげんぱんだがお尻を振りながらこちらを見つめている。


私、思わず爆笑。


「ちょっと、お母さん!記念すべき初スタンプがこれってどうなの!?」
「だって面白いと思って」

悪びれもせずしれっと母は言う。

「よーし、じゃあこっちはこれだ!」

息も絶え絶えな私だったがぱぱっとLINEを返した。


そしてあらかた面白いスタンプを送りあってはしばらく二人で笑っていた。今日も平和に過ぎていった。

笑いすぎて夕食がかなり遅れてしまったことを除いては。




おばはまだLINEがうまくできないので待っててほしいとのことだった。

気になるのは無事LINEできるようになった時のおばの反応だ。あの変顔スタンプについていけるのか。母のテンションに引かないでくれるか。

それだけが心配である。

この記事が参加している募集

買ってよかったもの

私の推しキャラ

読んで下さり本当にありがとうございます。サポート頂けると励みになります。いつも通りスイーツをもぐもぐして次の活動への糧にします。