見出し画像

5/17

魂の色がまだ見つからない

「魂の色は何色ですか」
死んだおばあちゃんの肌の色
僕はそう答えた
魂は死なないのよ
うん、知ってる 
でも死んでいるも同じだよ
いつでも再生するはずよ
あなたが望めば 
でももう僕の心の中にはいないんだ
するりと抜け出して
君の中に行っちゃったんだもの
じゃあ、戻るように願いなさい

新世界

ずっと、
手の届く距離で 
足の歩ける範囲で
小さな世界で生きれたら
それだけで幸せだと思っていた
何も望まないで
暖かな日差しと
健やかに囀る小鳥たちのお歌を聴いて
日々が安らかに過ぎていくことだけを願っていた
僕は恵まれていた
でもどうしてだろう
新しい世界が僕を待っている気がする

愛は更新制

「忘れないよ」って思うと同時に
本当にそうかって自問してしまう
「永遠に好きだよ」なんて言える自信がない
「せいぜい3年契約で好きでいさせてください」 とか言って 
更新して 更新して
いつの間にかに長い年月になっていた
とかいう風になった方が気が楽だな
忘れたくないんだ
だから…

別れを告げることも愛

「忘れてほしい」 僕のことなんか
なんの価値もないんだから
たとえば僕が一つのアクセサリーだとしたら
君の美しさを台無しにしてしまうんだから
それだったら君は 何も身に着けていない方が美しい
君の魅力を最大限に引き出してくれる
アクセサリーを身に着けるべきだ
アディオス・アモール

お歌に勝ちたい

詩はお歌に敵わないの?
文字だけの言葉よ
あなたの中で花開いてよ
Take off your VR headset.
Fill your heart with words.
鼓動を強めて 全身を駆け巡って
instinct serpent, run up
背中を優しくなぞってあげる
ねえ、ドキドキしない?
Give you butterflies.
喘いでもいいのよ  詩にたいって

時空を超えるのが愛

信じてみようと思える
言葉に生きるための力があるってこと
君も僕も分け合って
時空を超えて君に寄り添えるよ
君も寄り添ってくれているから
助けてくれた僕の過去
過ぎ去った後に君が生まれたけど
僕らは現実の時間に支配されはしない
過ぎ去った君の苦悩
今僕がその時に超えて支えているから

人間はこの星に刻まれるレコード

幾らだって描ける
込み上げてくる
忘れていた未来から
思い出しに行こう
情熱の空を目指して
人は老いない
若返るために生きている
心の中に湧いてくる音楽
生への衝動
君がくれたheartbeat
僕らの意識は
誰かの夢に刻まれていくんだ
永遠に僕らは死にはしない
この星が覚えていてくれるから

さとうちゃん

自分の力だなんて
勘違いしないで
権力に侵されて
醜い姿を見せないで
惨めになっていくだけだから
鏡を見てごらん
見たくもないほどの
最低のあなたの姿を見せてあげる
五体を切り刻まれて
福笑いのように並べられて
初めて自分の罪を知るの?
本当は賢いんだから
わかっているでしょう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?