ビルダーが食べないもの
ビルダーとして生きている人が、その人生の中でなんとなく摂らなくなった食べ物について調べていました。
ぼく自身との共通性はそこまでないのですが、消化器負担に配慮したり、自らも少しずつ増筋を目指し始めたことから参考にしたくなったことがきっかけです。
前回
またきんに君は17歳で筋トレを始めているため、人生において酒を飲んでいないと余談として話されました。
アイス
そして冷凍菓子(アイスクリーム)も食べない。この理由については、特に腸を強く尊重しているからだと明かされました。
腸の消化・吸収という役割を非常に高く評価している。つまり腸の機能を低下させる、冷やすという行為をしたくないということ。
外から摂取した物質に付着した細菌なんかを処理(=消化)したり、筋肉に届けるべき栄養を吸収しなければならないため。ほか免疫機能を司っている、腸の健康状態に応じて脳の健康状態が左右されるからという理由も。
腸の機能を低下させる行為は筋肉といいますかその根幹に関わる機能を傷つけることにつながると考えているようであり、ぼくも日頃思っていることでした。
国際線で必ず出される冷凍菓子も断っているということでした。
カレー
次はカレーです。これはきんに君の「食べる生活のあり方」にも依存しているようですが、彼は3時間前後に一度、ほんの少しだけ飲食するという生き方をしている。
添加物が入っていない、クルクミンのような香辛料だけで創った純粋なカレーは食べることもあるので絶対に食べないかと言われれば△だが、レトルトなんかはまろやかにするために植物性油脂が入っていたり、小麦粉、糖類が混ざっている。これらを米とともに一緒くたに消化しなければならないとなると、エネルギーの消費量が激しい。
つまりいつまでも消化されないで残ってしまい、次の飲食に影響が出てしまうということですね。
加工肉
加工肉であるベーコン・ハム類も食べない。もともと添加物があるものを好みとしていないのもあった。大きな理由は30年前に小学校中学年で見た家庭科のビデオに「加工食品に含まれる発色剤、亜硝酸ナトリウムと保存料のソルビン酸カリウムを合わせて加熱すると発癌性物質が生まれる」という情報があったため。
補足として南瓜等βカロチン、ビタミン、ミネラルのような抗酸化物質を食べてやれば減衰できるという説明もあったよう。
単純にこの情報が恐ろしく、この頃から食べ物のパッケージの裏を見始めるようになったそうでした。
流石にぼくはそれほど小さい頃から成分表示みたいなものに意識が及んでいなかったし、現在でさえ視界に入れるのはせいぜい精製糖があるかないか程度……(厳密に補足するのであればきんに君と同じ理由で青色何号赤色何号が恐ろしく感じたため、それらが入っている菓子等を避けるようにはなっていた)でした。
添加物の扱い
しかし添加物には菌の繁殖を抑える防腐剤の役割もある。食中毒を起こさずに高温多湿な国で自ら塩漬け壺みたいなものを用意せずに加工肉が食べられる役割を担ってるのだ、ということにも言及しています。現代文化といいますか技術発展の結晶のようなものであり、このような近代的な生活が送れる理由、基盤でもありますね……
そのため食中毒なんかのリスクを限りなく低減させながら発癌性(の可能性があるとして)分類されるものが含まれた状態で食べるか、時間や物、場所にやたら面倒を呼ぶやり方で食べ物を加工して、発癌性物質とは縁遠くなりながらもあるいはヒューマンエラーで食中毒のリスクが起こり得なくもない環境下に自らを置くかという選択肢のどちらかを個人の裁量で選ぶしか無いと話します。
加工肉の上記添加物亜硝酸ナトリウムはニトロソアミンという物質を生み出す。WHOや国際癌研究機関の認定では発癌性が確認されたグループ1に属すそうです(グループの数字が大きくなると発癌性がない=1は発癌性が確認されている)。
ホルモン系
次はホルモン。はつ=心臓は食べる。レバーはそんなに食べない。しまちょうは食べないようにしている。同様に魚の白子も。
これは蛋白質の含有量で判定され、脂質が多かったりすると食べないようでした。はつは脂分が少なく、蛋白質であるから食べられる。
「黄身だけ」の卵かけ飯
きんに君は毎日茹で卵を5個食べており、中でも白身の蛋白質含有量に着眼点を置いている。したがって飲食店で給餌される卵かけ飯は黄身だけで提供されることがほとんどであるため、全卵使用かどうかを質問した上で注文するとしています。
ご自分では「蛋白質摂りたい病」と称しています。
餃子
健康上どうのこうのではなく、常に筋トレに及んでいる身からして、蛋白質以外で体内を満たすことに抵抗があるため。上記「蛋白質摂りたい病」の同例であると語られます。餃子を摂取するなら棒々鶏に行く。
ドレッシング、マヨネーズ
林檎酢やオメガ3脂肪酸、塩、胡椒に代替して生の野菜を摂取するようになったため。
総合評価・後記
健康リスクを考えた上で選択すると「高温調理(前回参照)」「美味しく加工されたもの」「とろとろ、ふわふわ=食べやすく口当たりの良いもの、噛まなくてもするっと飲めてしまえるようなもの」等、原型から美味しさを特に追求して手がかけられたもの達は候補に挙がらなくなってしまった。
さらに低コストなのに美味しい=大量生産できるようになった商品には同じような傾向が見られがちであると考えるようになった。
消費者にとって商品とは「手に取りやすい額である」というだけであるベクトルからは一定の価値があるといえます。現代的な加工生産品、大量生産できる物品にいきなりNGを与える勇気はぼくにありませんし、明日からどころか今日も加工品を食べるでしょう。
どう食べて生きるかということを考えるとあまりにも大きな命題となってしまうため、一連の食べ物系noteもそこまで厳格に自分を戒め過ぎない程度の意味合いで建てるようにしようと思っています。食べることは割と娯楽でもある。
お読みくださりありがとうございました。
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