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elinデモムービー[10/6版]への歓び②
昨日リリースされた(おそらく)PC用ゲーム(たぶんプラットフォームはSteam)elinデモムービー
についての感想を先日書きました。感想と言ってもあまり内容には触れていないため、どこから読んでいただいても問題はありません。なんなら前回を飛ばしてしまっても。
デモムービーについて
まずムービーですが仕様として面白い部分(あるいはひと目では分かりづらい部分かも知れない)として、中央にPC(PlayingCharacter)が位置しています。
それだけは普通かもしれませんが、このムービーでは字幕とかがプレゼン資料のように下段に表示されるのではなく、PCの頭の上にささっと出てきます。
つまりPCとしてelin開発者さんがこちら側へ語りかけている。字は吹き出しのような役割を果たしていますね。実際のゲームがどのようにセリフ表示されるのかはわかりませんが……(多分下段のメッセージ欄?あるいはPCのように、かつPCと文字エリアが被らないように頭の上に表示?)
開発者さんがelinの世界を動きながらひとつひとつ説明してくれる。カメラの動きも少し工夫されています。PCが動く位置へ即座にカメラが追従するわけではなく、ほんっっっの少しだけ遅れて追従する。このおかげで―――――この感想はあまりメジャーな意見といえないかも知れない、つまり開発者さんの狙いとはずれがあるかも知れませんが―――――elinの世界を動かしているのは、あるいは支配しているのは完全にPCなのではないように思えます。カメラがちょっと遅れることによってカメラという第三者の意志が……あるような……気がします。そしてそれはそこまで気にすることでもありません。
開発者がゲームに入って説明する
安易な喩えですが、こういった説明ムービーの作り方はバーチャルYouTuber的な属性を持った試みともいえる気がします。バーチャルYouTuberは仮想存在であり、このelinというゲームの世界はガチで人間には触ることのできない場所である。その仮想世界から人間界へ語りかけるキャラクターであるPCがいる。開発者が説明担当者としてゲームの世界に入り込んだようなアート性がある。
かくしてelin開発者さんは「向こう側」から超越者としてelinで何が出来るのかをこちらに示してくれます。単純に羨ましいですね。ゲームの世界に入って、ゲームの中でなにか影響を及ぼすことができている。ゲームのリリースを待ち望むユーザは、自分もその世界に入り込みたいと思う。まさにデモムービーとしての機能を完璧に果たしています。
次回はインベントリがグリッド形式になっているあたり(ムービー開始20秒あたり)からの内容を確かめます。このnoteはまだムービー最序盤の内容にすら触れていなかった。それではお読みくださりありがとうございました。
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