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ウーバーイーツユニオンに繁栄あれ

Uberのような飲食デリバリーに関わる人々の労働災害保険まわりの環境が最悪なことになっている。最悪というか存在していないので最なのか悪なのかのスタート地点すらも存在するのかわからない状態。

ウーバーイーツユニオン執行委員長の話では、雇用主が労働上の保険を負担してくれる労働災害保険がないことについて問題視される傾向が今年になってより明るみになって来た感じだと読み取れます。

そしてここからは割と信じられない話になるのですが―――――それが一般的かどうかはさておき、普通それぐらい受け入れるんじゃない?という感想を抱く程度には驚かされる―――――Uber側は、ウーバーイーツユニオンとの団体交渉を断固拒否している状態らしい。

ウーバーイーツユニオンは、最終的に飲食デリバリー全体が労災ない環境をなんとかしようとしている。同業他社はアルバイト(無理やり評価するのであれば、どうしても正規雇用する気だけはないようですね)として労働法で守られる立場の人々もいるというのに、Uberはなぜ全くそうではないのか。

現在、ウーバーイーツ配達員には労働法が適用されず、事故にあっても労災がないなど、その働き方の保護については何も整備されていません。このような問題は、ウーバーイーツだけの問題ではなく、インターネット上のプラットフォームから仕事を受けて働く働き方(=プラットフォームワーカー)全てに当てはまる問題です。私たちウーバーイーツユニオンは、ウーバーイーツ配達員の労働環境の改善を通して、全てのプラットフォームワーカーが安心して働ける法制度の整備を目指します。

ぼくはドアダッシュを褒めがちになることがありますが、つまりは他の飲食デリバリープラットフォームもUberの右に習えでしかなく配達員の立場がいま現在どうであるかは推して知るべしということなのでしょうか。期待して損してしまった。

こちらではタクシーの方のUberがある程度の労災を認めた―――――といいますか雇用関係を認めたという初歩も初歩な例であり他国に適用されるか不透明すぎますが―――――ということがあり、何かの兆しとなれば良いようにぼくは思いますが、配送業への言及がまるでない。

つっても(柄が悪いですね)タクシーの方のUberが保証したものは最低賃金と有給と年金だけなので、割とどこまでも雇用関係について常識的な認識が持てない風土を形成なさるおつもりなのかも知れない。なんでタクシーだけ……?さらに続きます。


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