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オニゴーは博報堂の手を借りる必要があるのだろうか

配送デリバリーが少しずつ変わっているという報道を受けて色々考えています。ヘッダ画像をお借りしています。

ひとつは配送拠点といいますか配送物の集積地点でしかなかったダークストアを半ストア化するというもの。きっかけというほどでもないっぽいですが、ダークストアが何してるかワカンネみたいに地域住民から不審がられて店化することにしたみたいだった。

一番いいのはギグワーカーがそれ以外のどの配送業よりも物あつかいといいますか奴隷状態の待遇であることを何とかする改善があることだと思うんですが、前回お話したこれと今回のONIGOのやり方が配達者自体の劣悪環境を改善するかどうかまではまだわからない。なればいいんですけどね。

Onigoも上記ZHDみたいにダークストア的拠点を持っていて、地域密着が優越点である。注文を自転車で10分で届けないといけない。

オニゴーは博報堂と業務資本提携するんだけど、内容はまだよくわからない。

SNS(交流サイト)やアプリ、利用者の購買データなどを使った販売促進策「Q-MEDIA」を共同開発する。

新しくアプリをアプデって、なんかセールスされるのかも知れない。でも店に食い物持ってきてもらって、その場で配達員からもう一品買えみたいなアップセルっていいますかクロスセルといいますか判別つきませんが、余計なお世話だってなりません?

そして配達員の負担がワンランク上がってるように思えます。普通に配送するだけで終わりゃいいのに、その場でもう一品売れって敷居ぐちゃぐちゃに高くないっすか?仮にこの想像が当たってないといけない理論ではありますが……

オニゴーは200人前後の配達者を自社雇用してるから最初に述べたようなギグワーク問題は限りなく発生可能性が抑えられるだろうけど、ただでさえ10分以内に届けなきゃいけないという他店にはない制約を乗り越えた上でアップセルやれって、そこいらのリーマンでもそうそう体験してない売り方に思えてしまう。ニュースではやたら安心感を煽っているんだけど……

オニゴーの社長はワールドビジネスサテライトの他にもテレ東の番組で舞台裏を堂々と見せていて、人手が足りないときは自ら配達してたこともあり全く嫌悪感を抱かせないタイプの人なので、今回考えたような単純な売り構造になることはないだろうけど土着の配送業が定着しないで消えることがなければいいなと思うばかりっすよね。それさえもパフォーマンスとかだったらもうすごいなーしてやられたぜとしか言えませんが……米屋から精米を仕入れて地元密着で売るのとか喜ばれると思う。

一方、オニゴーに頼るのはすげーちゃんとした地域に建った家の住人であるように思える。少しの手数料でいいなら買い物に出る時間がばからしくなるとか思えちゃう感じの……

あと他の配送業がどうなのか知りませんが、庭先で荷物を渡す時にあの巨大バッグを床に置いてるのは衛生的に大丈夫なんだろうか。

いろんなことを書いてしまいましたが、国内食べ物デリバリーがもう少し三方一両得(企業、従業員、客)になればいいなと思ってます。

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