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へんてこ忍者りバンバン

ぼくは次こそ違う映画についてお話したいと言いながらまたジョンウィックパラベラムについて話してしまうことについて切なく感じています。

パラベラムでは―――――別にパラベラムに限らず「見せ場としての大きな敵」が各回においてあったでしょうが―――――ジョナサンのライバル的な人がいます。

ライバルと言っても、もちろんパラベラムまでに登場した主要な人間は既にジョナサン自身の異様な殺傷能力の高さにより殺し去っているため、常に「急ごしらえの」「後付けの」敵が設定されることになる。

ジョンウィック系列における敵とは上記の理由から、視聴側にとっても急な登場であり、思い入れのしようがない。パラベラムでそんな損な役回りに選ばれた人はなんと人種が日本人(という設定)だった。

そして愕然とするレベルで日本語が下手だった。恐らくジョンウィックの制作委員会関係者は日本でのマーケティングなどどうでもいいと思っているのでしょう。

ネイティブジャパニーズが聞いて違和感しか抱かない発音でメインキャラクターが日本語を発話したとて、キャー!ジョンウィックの新しのが出わよーー!!ぼろ雑巾にされるキアヌ・リーブスがたまらない!もう盲目的に見わよーーー!!!と簡単に興行収入に貢献してくれるとでも思っている。

パラベラムの日本語考証がド下手くそだったので、例示の日本語もわざと彼らのテイストに合うように間違えたんですがいかがでしょうか。

ここまで書いて気づきましたが、ぼく以外にもジョンウィックパラベラムを観た人の中には、ボス敵日本人のど下手くそ日本語(よりによって自分のプライドをかけてお前を殺すぞみたいな宣言をする決め決めシーンでそのド下手くそ日本語になり、シリアスな雰囲気がぶっ壊れる)によって意気消沈する例があるのかも知れない。

なんたってパラベラムの公開は3年も前です。既に感想なんて死ぬほど書かれたことでしょう。

更に彼は職業的「酢酸がまぶされた集合米の上に生魚を載せた料理屋(英語でもSUSIと言われる)」を営んでいる。

バックグラウンドではきゃりーぱみゅぱみゅのにんじゃりばんばんという歌がかかっています。リリースから当時は6年も経過している。だったら本間ひまわりバージョンのにんじゃりばんばんをかけてくれても良かったんじゃないか?

それぐらいの壊れ方をなされてはいかがか?と思ったのですが本間ひまわりバージョンは公開後にリリースされたため不可能でした。

日本への理解度がなぜかサイバー・パンク然とした世界観(上記料理やの周辺)で表現されているので、仮想存在である本間ひまわりの歌こそ適しているとぼくは思いました。

よりによって書かないとしていたパラベラム感想の続きを書いているうちにもう少し書くことが思いついてしまったためまた続きます。上記のぜんぜんネイティブじゃない日本人敵キャラに付随する、こちらもまた何の説得力もない後出し謎の女幹部について。

続きではちょっと話はそれました。

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