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コンドームの第一想起とはなんだろう

ぼくは別に突飛な題名をつけて人の目を引きたいほど承認欲求がなく、またクソ面倒なことにも巻き込まれたくないので18歳未満には読まないでいただきたい。ヘッダ画像をお借りしています。

日クロでメンタルアベイリビリティ(想起されやすさ)の概念について知った。これは吉野家にいた(いる?「)田舎娘をくすり漬けにするような感覚で牛丼を売っていた男」もかつて所属していたP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)が持っている考え方だ。

有料ニュースなので全部は書けないんだが、なんとか価値を損ねない形で引用したい。

「同ジャンル商品の集合体」である想起集団には第一想起ブランドが存在する。つまり速攻で思い出してもらえるブランドのことです。

脳死で買ってもらえる、近場にあれば店に入る前から即買うことが決まっている、再度買ったりもする、EC検索窓に叩き込まれる、etc

めっちゃ細かくいえば同ジャンル品の集合体は入手可能集合、他にも保留集合や拒否集合とかがあるが、特に後者は結局買われないため考慮から外す。

ともあれそういった負け組を消していって残るのが想起集合であり、負け組を排除する過程をブランドカテゴライズという。

ここでコンドームの想起集合とはなんだろうと思ったのだが、コンドームとは便益第一主義の商品である可能性が否めない。つまりブランドとか名称とか言ってる場合じゃないということです。買う時はもうその必要しかないから買う。最悪指サックみたいなものでも仕方ないぐらいの非常事態である。

コンドームの便益とは何でしょう。色々あると思う。つまり

・破れづらい
・商品がない状態に限りなく近い状態をもたらす
・安い
・大量に入ってる(上と同じか)
・色がある、味が変わってる、妙な形をしている
……

後半になるにつれてあまり意味がないように見えたのであれば、それは読者のコンドームに対する第一想起がそうなのでしょう、ということを意味します。思いついたぼく自身がそうなのかも知れない。

つまりコンドームとは想起云々じゃなくて便益主体で選ばれているはずだと思えるのです。信じて精液を送り出したブランドが知らない間に破れてたら異常事態だし、信じて精液を送り出した大量封入安物ブランドが知らない間に以下同文……と

あとは信じて変な形で遊びまくってたら本番中にいつの間にか破れていた……とかは利用者の責任になるのだろうか。思えばゴムメーカーってお前らの商品使ったら妊娠したんやけど!?みたいなクレームが来ていてもおかしくないと思えてしまう。このUGCの時代に簡単に破れるコンドームがあったらやばいからそれはないだろうか……

余談だがなぜUGCがやばいのかといえばUGCはNPS(Net Promoter Score
・顧客ロイヤルティを測る指標=人に勧めたいか指標)の参考にもなってしまうところにある。つまり利害関係のない第三者たちが口々にあのコンドームはすぐ破れるみたいなことを言いまくってたら人は買わなくなる。でも悲しいかなこの国の悪意あるSNSユーザは意図的に嘘情報を集団で流してそいつらがヘイトを向ける対象に対して同様の状況の造ろうとするから気をつけられたい……

参考にしたニュース内におけるロイヤルホスト、デニーズ、モスバーガーなんかが例えにできそうだが、例えたら失礼な気がするのでやめておく。

この集団が選ばれる理由は、選別され敗北が起こる過程には「知ってるか、よく知ってるか、ニーズが顕在化したか」の他にヒューリスティックに考えた結果か、システマティックに考えた結果かの違いもある。前者はクソ適当に考える方法、後者はじっくり深く検討する。

ケンブリッジ大教授バーバラ=サハキアンによれば人はこの判断を35000/日しているらしい。

つまりコンドームとはヒューリスティックに選別するか、システマティックに検討するかに大きく売上が左右される商品なのではないだろうか。

ところが日用品みたいな消耗品は最寄品と言われていて失敗しても別のを買えばいいみたいな考えから適当に、つまりヒューリスティックに買われるという。コンドームとは日用品、消耗品、最寄品である。しかしながら失敗とは人生における最大級に重要な決定が自動的に行われてしまうことも意味する。

ここで結果をコンドームの第一想起とは人によると言ってしまうとあまりにも単純である。コンドームの第一想起とは、買う人間がその後の人生をどのように考えているか、捉えているか、客観的に見ているかの違いによって変わるとしかいえないのだろうか。

むしろコンドームには第一想起などないのではないのだろうか?パッケージを自分でシステマティックに見分して、その便益が自分に適しているかを見極めなければならないのだろうか。購買過程において想起だけがぽろっと抜けた珍しい商品なのだろうか。商品特性が想起云々を彼方へ追いやっているのだろうか。

システマティック処理においてはユーザレビューも判断材料らしいのだが、ユーザレビューと同様の感覚を得たいと思って当該避妊具を買う人はいるだろうか。

答えがわからないことがわかったのとちょうどコンドームについてこの2つ上の文ぐらいでちょうど2000字も考えてしまったらしいのでこのあたりで終わります。

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