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マウンティングはなぜ起こる?承認欲求の心理を理解して正しく対処しよう!

友達と会ってなんだかモヤモヤする瞬間って、学生時代からたま〜にあったのですが、これの正体が一体何なのかは当時は分かりませんでした。このモヤモヤに名前がついたのはつい最近のこと。巷に溢れる「マウンティング」です。

マウンティングは女性だけのものではありません。男性社会にももちろんありますよ!

マウンティングの基準 男性は "力" 、女性は "幸せ"

巷に溢れるこのマウンティング、観察していると男女で少し性質が違うことに気がつきました。

男性社会のマウンティングといえば、"力(パワー)" 。もともと猿山のボス決めで行われてきたことなので、力でひれ伏させるという意味では、男性の方が猿時代の要素を受け継いでいますね。

男性同士でよくあるマウンティングといえば、仕事がらみが多いです。地位、年収、学歴や会社名、さらには知り合い自慢など。

「俺はお前よりすごいから、そこんとこよろしく!」

というやつですね。

一方女性のマウンティングは、"自分がどれだけ幸せか、恵まれているか" ということに焦点を当たります。恋人や旦那のスペックやどれだけ愛されているかということ、ブランド品や煌びやかな生活など。もちろん、男性のように仕事だったり、誰を知っているかというところでマウンティングする女性もいるでしょう。

マウンティングをしてしまうのは承認欲求が強いから

自分の優位性を主張したいがために自慢話を繰り広げるマウンティング。この根本には満たされない承認欲求があります。

次回マウンティングされた時に、彼、彼女の語尾に
「ねえ、すごいでしょ私」
「私のこと認めて」
とつけてみてください。

それが彼らの本音であり、声にならない声です。

なぜそんなにも他人に認めて欲しいのか、承認欲求が強いかというと、
いつも他人を気にしているからなんですよね。

自分は他人に認められないと価値がないと思っているから。
自分自身の確固とした価値観がない状態でもあると言えます。

だから人生において選択の場面で基準となるのは
「人にどう思われるか」「世間にどう思われるか」で、
だからこそ自分がしていることが正しいのか、価値があるのか
周りに認めてもらいたい、承認を得たくなるのです。

マウンティングの上手な交わし方

もしマウンティングしてきた相手をさらりと交わしたい場合は
「そうなんだ、すごいねー!さすがXX(ちゃん・君)だね」
と相手を認めたふりをしてあげることが正解です。

ホステスクラブなど夜の世界は客の承認欲求が渦巻く世界。
承認がうまくできればできるほど、モテて稼げるでしょう。

現代人の最大の欲求と言えば "承認欲求" 


上の記事でも触れましたが、現代人の多くがマズローの5大欲求の図でいうと、承認欲求のステージにいます。これでも所属欲求よりはステージが1段階上に上がっているのです。

マズロー段階図では所属欲求からの流れを組んでいることもあり、現代人は本音、本望の部分のイドよりも、社会や世間でうまくやっていく、他者とぶつからないための心の作用、超自我(スーパーエゴ)が強めです。だからこそ "人の目" を気にするし、"人の評価" が自分の存在価値だと思っている、それが承認欲求の正体ですね。

なぜ承認欲求が強いのかというと全体主義の社会構造ですね。今まで所属してきた学校も会社も "他人から評価される" 場所でした。学校だったら先生から、会社だったら上司から評価を受けますよね?評価が高ければ高いほど良いし、偉かったのです。

もちろん最近は、人が人を評価しない、個人を大事にするという最新の組織や企業も出現しています。今はまだ珍しいですが、将来的にはこちらが主流になるでしょう。

しかし上が下を評価する=上が偉いという文化は、日本の場合儒教精神が教育から染みついている生でで強固なものになっています。ここの呪縛が溶けないと、新体制への移行は難しいでしょう。

承認欲求が強いのはこんな人!

承認欲求と一口に言っても、個人によって強弱があります。

ここでは承認欲求の強い人の特徴も挙げてみましょう。

・幼少時代の愛情不足

幼少時に親からの愛情をとられてしまった長女や長男に起こりがちな心理現象です。特に同性で年の近い兄弟に起こりがち。一度親の愛情を下の兄弟にとられてしまった時に、自分自身への絶対的価値観の喪失とそれを取り戻すための価値表現が現在にまでつながっている可能性があります。

以下のショートショートでは、これに関する具体的なエピソードが書かれているので気になる人はチェックしてみてください。

https://note.com/futuristjulia/n/n88fd9813e700


・自己肯定感が低く、劣等感が強い

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