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バランスって難しいよね

整体師として20年。
カウンセラーになって5年。
心と身体の健康に向き合ってきたけど、つくづく思うのは、何事にもちょうど良いところがある、いい塩梅というものがあるということ。
バランス、と言ってもいいかもしれない。

運動にしても、食事にしても、人間関係にしても、仕事と遊びのバランスとか、もうね、いろいろ、ありとあらゆるものにバランスという問題が絡んでくる。

やりすぎればダメ、極端はダメ、ちょうどいいところがある。
お釈迦様に言わせれば「中庸」ということなんだろう。

このバランスという問題。
言うは易し、行うは難し。
どのくらいがちょうどよいのかを探るのはとても大変なのだ。
よくわからないのだ。
だから、モヤモヤするのだ。
モヤモヤするから、つい極端な方へ引っ張られる。
極端な方がわかりやすいからね。

怪しげな、危険な健康法がもてはやされるのもこの心理が働いている。
○○を食べれば✕✕に効く!
○○を揉めば健康になる!
なんていう言説を信じたくなるのもこの心理だよね。
○○を行えば成功する!
なんていう、怪しげな成功法なんかもその類だ。
引き寄せの法則とか、トイレを素手で磨くとかね。
上げればきりがない。
世の中はそんなに単純じゃない。

絶妙なバランスを取るにはどうすればいいのか。
それは、常にフィードバック(検証)を行い、常に微調整を行うこと。
試行錯誤を繰り返すことでしかない。

健康に限って言えば、常に自分の体調を見ながら微調整を繰り返すこと。
体調が悪ければ休む。
なぜ体調が悪いのかを検証し、生活を改善していく。
睡眠不足なら寝る。
病気なら治療する。
運動不足なら運動をする。
食べ過ぎなら減らす。
栄養のバランスが悪いなら改善する。
などなど。

検証し、改善し、検証し、改善し。。
ということを繰り返していくことでしか、ちょうどよいところをキープすることは難しい。
そのうえ、それがちょうどよいのかどうかすらも、なかなかわからない。

健康も仕事も人間関係も人生も、なかなかに奥が深い。
奥が深いので、なにが正解かわからない。
どこがちょうどよいのかもわからない。
まあ、だからこそ面白いともいえるのかもしれないけどね。

何が言いたいかというと、極端で単純でわかりやすいものに飛びつく前に、ちゃんと考えたほうがいいよね、っていうことと、
わかりにくくてモヤモヤするけど、それが人生だということ。
そういう世の中を私たちは生きている。
だから、ね、わからないのが当たり前なんだから、まあ、気楽に生きましょうよ、ということかな。

今日の文章は、僕の独り言。
自分に向かって書いているような文章になりました。


自分がうつ状態に陥って、そこから這い上がってくる過程で考えたことなどを書いています。自分の思考を記録しておくことと、同じような苦しみを抱えている人の参考になればうれしいです。フォローとスキと、できればサポートをよろしくお願いします!