不登校支援と不登校ビジネスの違いを考える

こんにちは。

いつもブログをご覧いただき本当にありがとうございます。

Twitterで「不登校ビジネス」という言葉が目に入り、このブログを書こうと思いました。

はじめに、私はこの「不登校ビジネス」という言葉だけ切り取ると不愉快な印象を受けます。

理由は、元不登校ですのでそう感じるのかもしれませんが、不登校という苦しみを

誰かのビジネス=お金に変えられている感じがするから…だと思います。

なので、人によってはこの「不登校ビジネス」という言葉を見た時点で嫌悪感を示し、ブログも見ていただけないかもしれませんが、それを承知でこの不登校ビジネスの問題と、不登校支援との違いについて考え、書いていければと思います。

さて、不登校ビジネスという言葉に含まれる問題ですが

やはり、不登校の苦しみをお金にするという、不快感が一番の問題でしょうか?

また、不登校を何とかしたいと必死に考えている親御さんに対し、その商品やサービスを売るために過激なキャッチコピー(「不登校は絶対治る!」「不登校問題はこうすれば解決する!」「不登校の脱し方!」「不登校の〇〇%は改善できる!」)をするセールスでしょうか?

やはりビジネスはビジネスですので、いかに売るか(利益第一)という考え方がサービスを受ける側に合わないのかもしれませんね。

また、不登校の子を持つ親御さんや不登校の子に対し、求めてもいないのに、そのサービスを売りつけて(押し付けて)くるからでしょうか?

不登校支援業者の態度や理念に共感できないのでしょうか?

はたまた、弱みに付け込んで法外なサービス料金を提示してくるからでしょうか?

※予想できる問題を列挙してしました。(他に思う事、実体験があれば教えてください)

恐らく原因はさまざまで、複数存在しているのだろうなと思います。

少し別角度から考えてみましょう!

不登校支援で思いつくのは、フリースクールがあると思いますが、運営はNPO法人など非営利団体が運営している場合が多いですが、株式会社が運営している場合もあります。株式会社ですので、営利法人です。

※簡単に説明しますが、非営利団体は儲けたお金を働いている人がもらっていけないではなく、もらったお金を活動のために使う(給料はOK)という団体です。

また、塾では不登校の子向けに学習サポートを行っている所があります。

もちろん塾ですので株式会社が運営しています。

こういった場合は不登校ビジネスでしょうか?それとも不登校ビジネスでしょうか?

なんだか意地悪なことを言っていますね。

また別角度でみてみましょう。

不登校になってしまった場合、子どもにカウンセリングを勧める場合もあるかと思います。

ネット上には、不登校の親御さん・本人向けにカウンセリングをします!というカウンセラーの方も多いと思います。また、私は詳しくないのですがスピリチュアルな力で…という支援もあるのかもしれません。

また、不登校脱出ノウハウ公開!メルマガ登録はこちらから的な文言で、情報商材購入に導いている人も多いと思います。

恐らく多くの方が嫌悪感を抱くのは、人の弱みに付け込み情報商材を買わせようとするこのような「うさん臭い人たち」だと思います。

ここで一つ、例え話をしたいのですが

元不登校の方で、お金をもらって何かを教える活動(教室を開く)をしていたとします。

その教室に今不登校の子が来たとして、お金を払ってその教室で学んでいたとします。

しかし、元不登校児ですので、なんだかその子が気になり、いろいろ学校のことなどを話したり、過去の自分の体験などを話したりしていました。

そして、二人は仲を深めその子にとってその教室が居場所となり、かけがえのない場所になった…という話です。

唐突に何が書きたかったかと申しますと、不登校支援の場所は、いろいろな場所が支援場所になるという事です。教室(個人塾的な)でも・公園でも・カフェでも・図書館でも。

その子が居場所と感じ、有意義に過ごせる場所があり、その志のある人がいればどこでも支援場所になる・いろいろな活動が支援になる…と思います。

不登校ビジネスと不登校支援の違いは、その人たち(支援する人)の目指すべき志なのかな?と考えて思いました。利益を追求し、お金を得ることだけを考えるのか、それともサービスを利用される方やその情報を買われる方が少しでも笑顔になってほしい!と考えるのか。

それともう一つ、ビジネスをやられている方でも、顧客のことを考えお客さんに笑顔になってもらいたいと、商売をやられている会社やお店には人が集まると思います。

それと同じで、結局ビジネスでも非営利の活動でも最終的に判断を下すのは、サービスを受ける人であり、その良し悪しを決めるのもまた受ける人だなと。

サービスを提供する側は、サービスを提供する人にやってよかったと感じてもらうことを考え活動することが大事であり、それが出来ない(そう思えない)団体や支援者には不快感を感じてしまうということなのかなと思います。

※サービスは合う・合わないがあるので、一概に提供者が悪というわけではありませんが…

ビジネスだからダメで、支援だから良いという考え方も乱暴ですし、非営利団体が正義で営利法人が悪でもないと思います。

ただ、不登校支援で嫌な思いをされた方は、ビジネスでも支援でも嫌な気持ちになるだろうな?ということは容易に想像できます。

また、求めていないサービスを押し付けれられることを不愉快に感じることも想像できます。それも目にすること自体嫌だと感じる人もいると思います。

ただ、そういう方たちも不登校から生じる問題をなんとかしたいと感じ、子どもが笑顔になれる道を探したいと考えていらっしゃる。それを自分のペースで、子どものペースでやりたいだけなのではないでしょうか?

この世には、不登校を食い物にしようとしている人間もいると思います。

その一方で支援をしたいと心から思う人間もいると思います。

それを見分けるのは難しいかもしれません。

ひょっとすると、心から支援をしたいと思っている人の支援も、誰かにとっては不要で、意図せず誰かを傷付けるものなのかもしれません。

支援と言うお節介なのかもしれません。

そう思うと支援など必要ないかもしれないと考えてしまいます。

甘ちゃんかもしれませんが、支援をしたい!でも誰も傷つけたくない!というのが私の思いです。

仲間との話で、誰も傷つけずに100人の人が救えるのと、100人の人が傷付くけど1000人の人が救えるもの。どちらがいいか?と議論したことがあります。

難しいねとその時話をしましたが、本当に難しい問題だと思います。

この「支援」か「ビジネス」か問題も答えを出すのは難しいと思います。

しかし、それを皆で話合うことで良い答えや考え方が出てくるかもしれないこと、

答えは出なくても皆で考えることによって、傷付く人が少なくなるかもしれないこと、皆でいろいろな価値観を共有することで歩みよることができること…

そんな理由から今回ブログを書きました。

いつもいつもこれが答えだ!と明言できずに申し訳ないです。

だた、一つの意見に突出するのではなく、いろいろな立場から物事を考えることが大事だと考えています。

なのでこれからも、いろいろな角度からいろいろな人の意見や価値観を考え、書いていければと思います。

今日もブログを読んでいただき本当にありがとうございます。

ご意見やご感想などあれば、コメントやTwitterのDMで教えていただけると嬉しいです。

いろいろな価値観を教えてください。もちろん雑談も相談もOKです。

皆様が笑顔になれるきっかけが作れると嬉しく思っています。

今日はこのへんで。ではまた。

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