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【あれこれ】私と不登校と、それと今


不登校ラボ連載、記念すべき第1回はメンバーのなすとうまさんです。10年前に経験した不登校について、あれこれ書いてもらいました。(スタッフ・古川)





はじめまして


初めまして「なすとうま」です。
不登校ラボが子ども若者編集部の時からほんの少しだけ関わっています。ほんとに、ちょこっと交流会に出ただけですが。
取材への同行、インタビューしていただいて記事になったこと、小さいコラムの依頼をいただいて寄稿したのが各1回。まじで全然活動してません。

初めにこんなことを書くのもどうかとは思うんですが、私は不登校新聞に馴染んでいません。かなり浮いてる。たぶんね。これは目指してる場所が違うからある程度仕方がないと思っています。
彼らの姿勢に思うところも多々ありますが、それもまあ私は私、彼らは彼らなので。
私がやりたいことは私がやれば良くて、彼らにして欲しいことが彼らのしたいこととは限らないわけです。
まあでもそんな感じなので、併走できる時だけ、うまく利用できる時だけ頼ろうとしてます。割り切るのって大事です。

こんなに不和を産みそうなことを言っていますが、これでも社会人です。新卒で入社してそのまま5年目の27歳、そこそこいってます。
最近はストレスと寝不足でてっぺんが禿げてきてます。すごく嫌。若いみなさんはバランスの良い食事と良い睡眠を心がけてください。油は避けた方が良いです。あと適度な運動も忘れずに。

私はもともと運動不足な上に職種はSE、どんどん動かなくなっています。動かないと体力が無くなります。
人生で1番体力があったのは大学4年生の時でした。バイトが立ち仕事だったのと、この時はディズニーの年間パスポートを持っていて週1レベルで通っていたからです。ええ、ほぼ1人で。楽しいですよ。最近は「乗り物が出てから次の乗り物が出るまで」を測るのにはまってます。狂ってますね。
オリエンタルランドさんがログをくれたら、そんなことしなくて済みます。でも現地で測って「おお、このくらいか」と納得して、別の乗り物と比較するのも楽しいです。自由研究ですね。
あと1月〜3月にホーンテッドマンションのイベントをやってましたが、イベント用LINEアカウントのお友だち数を日々スクショで記録してました。これを元にした冊子を11/11(土)文学フリマ東京で売ろうとしてます。詳細はまた後日。これが楽しいんだ。

さて、この文章は不登校ラボのアカウントで投稿され、#不登校 が確実に付きます。このタグあんまし好きじゃないんですね。個人のところで何回か使ってはいるんだけど。元不登校なんだけど、それを恥ずかしくも思ってなければ価値も感じてない。だから不登校の話をする時以外で付ける気がない。
海でうぇーいって撮ってるだけの写真に#有名大学 とかついててもはあ?と思うように、不登校に関する話をしてないのに#不登校 ってつけててもなあと思うわけです。これはたぶん、不登校真っ只中の方とかは別だと思うんです。海でうぇーいってしてるのが、学校行かないって決めた日にやってる行動だったりするわけで。それはあっぱれな不登校ですから。

でも今の私って何一つ不登校じゃないんですよ。武器となり得るところではうまく使いたいけど、積極的に名乗るほど不登校イズムは持ってない。10年も前の話ですからね。話したいことも「不登校は不幸じゃない」みたいなことじゃない。んなもん当たり前じゃん、と思っていて、私が言う意味をあんまり感じないんですね。

それに不登校新聞とか不登校ラボの投稿が、全て不登校絡みである必要って無いと思うんです。そもそも不登校新聞だって今や親とか前線の人の記事が多い。それにインタビューに行って聞くのは、引き出してほしいのは、その生き方だと思うんです。
経歴がわかりやすい人に聞きに行ってるけど、聞きたいのは成功する方法じゃない。その選択に至るまでに何を考えて、何を感じて、何を諦めて、傷ついて落ち込んで魔が刺して、何に喜んで何に辿り着いたか。今何を目指しているのか、そういうことを私は聞きたい。そういうことに真剣に悩んでる人が大好きなんです。
だから、自分も悩んでることと楽しいことについて書きたい。不登校の話もまあ書くけど、それは順番が違う。生き方に悩んだりして、そのルーツとか「あの時も…」みたいに書くだけであって。私の人生において第一幕の大部分を占めているかもしれないけれど、第二幕やら第三幕では全く違う山場があるんです。あると信じているわけです。

「不登校の生きざま」を書く気も描く気も無いんですが、そこを通過した何十万だか何百万だか何千万分の一として書きます。何を母数にすれば良いかわかりませんが、なんだか分の一のあなたの目に留まったら嬉しいです。

ではまた。





○寄稿者募集!

不登校ラボでは、連載【あれこれありましたが、】をnote内にておこなっています。

ここは、人生のはやいうちにつまづいてしまったさまざまな人が集まり、創作や出会いを通じて当時をもう一度ふり返る人生の研究所。かつてかかっていた”もや”を、いまのあなたが観察するところです。

寄稿連載【あれこれありましたが、】では、当時行きづまっていた私たちがいまどうやって生きているか。あれこれありましたが、よろしくやってる方々の日常や思考を寄せてもらい、連載しています。

読者からも寄稿作家を募集しています。学生時代に挫折をもつ人(不登校経験がなくても構いません)、学校に行きたくなかった日が1日でもある人、自分の文章をこの場で書いてみたいと感じる方は、ぜひ、スタッフ古川までご一報いただけますと幸いです。たくさんの方々のご参加、お待ちしております。
メール:kansinken723101659@icloud.com

企画の詳細は以下記事から↓
https://note.com/futoko_rabo/n/n787d569fca3b

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