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人生の道しるべになる 座右の寓話(2023/5/26)/戸田智弘【読書ノート】

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古今東西語り継がれてきた、迷ったときのヒントが見つかる。
イソップ物語から中国古典、偉人の逸話から思考実験まで、
人生のライフステージごとの悩みに効く‶深イイ話”77
本書は何らかの〈教え〉が含まれている寓話や昔話、逸話や思考実験など
古今東西語り継がれてきた77の寓話を集め、その解説を載せました。
スピーチや朝礼、授業などで使える話材として、すべての寓話は5分以内で話せるようにまとめ、表現も聞いて分かるように改めました。
どの寓話も「わかりやすい教訓」と「人生の深い知恵」を得ることができます。
【こんな方におすすめ】
・仕事や人生に、なんとなく行き詰まりを感じている
・スピーチやプレゼン、雑談に使える、短くていい話を知りたい
・ライフステージにあった教訓を知りたい
【「はじめに」より】
人生は後戻りできない旅である。私たちの誰もが「初めての人生」を歩んでいる。
青年・成人期、壮年期、熟年期のどの段階にいる人であっても、みんながその段階の初心者として毎日を生き、その次の段階を見据えながら歩みを進めている。
なじみのない道を歩く旅人にとって道路標識が役に立つのと同様に、常に「初めての人生」を歩んでいる我々にとっても〈道しるべ〉は有益である。
寓話は先人が残してくれた人類の貴重な遺産であり、そこにはよく生きるための〈教え〉が凝縮されている。
そういう意味で寓話は〈人生の道しるべ〉になる。


本書の要約

「おはなし」: 人生を導く教訓の魅力とその楽しみ方

寓話の中には、学びや知識を楽しんで取り入れられる特徴があります。それは物語の中心に教訓があり、その周りを物語が取り巻く「二重の層」を持っているからです。この特異な構造の背後には、以下の3つの要因があると考えられます。

まず1つ目、説教的な雰囲気が薄れること。私たちは、どんな年齢でも、指導や説教を嫌がりますが、物語を通じてなら喜んで受け入れ、その中の教訓を楽しむ気持ちで探すことができます。

2つ目の要因は、教訓が理解しやすくなること。例えば「勇気を持て」と言われても、それの真意を掴むのは難しいかもしれません。しかし、物語としてその教訓が具体的に描かれると、その意味がクリアに伝わります。

そして3つ目、物語に深く没入することで、教訓が心の中に鮮明に刻まれる。物語の中での主人公との共感や感情の動きを通じて、教訓が記憶に残りやすくなります。

私たちの人生は一度きりの旅。若さの頃から晩年にかけて、誰もがその時々の新参者として日々を過ごしています。未知の道を進む際に標識が役立つように、寓話の教訓も私たちの生き方を指南してくれます。これらの寓話は、生きる上での指南役として役立つでしょう。

この本には、寓話だけでなく、逸話や昔話、神話、実験的研究、思考の実験など、何らかの教訓を含む77の「短編のお話」が、著者の解説と共に収録されています。以下、いくつかピックアップして紹介してみましょう。

生き方の時間

グリム童話の「寿命」を参考に考えてみましょう。
創造後、神様はすべての生物に命の長さを決めようとしました。最初にやってきたロバは30年を求められましたが、重荷を背負う彼の生はそれは長すぎると感じ、18年に短縮されました。
次に犬と猿も30年を求められましたが、彼らも拒否。犬は「私はその間、ずっと走っている」と、猿は「30年も人々を楽しませるのは難しい」と語り、それぞれ12年と10年に設定されました。
人間が登場した際、神様は30年を提案しましたが、それでは短すぎると反論。結果、ロバ、犬、猿からもらった年数を加え、人間の寿命は70年となりました。

この話は人生の各段階を動物たちと重ね合わせて語られています。物語から、人生の各段階の意義と挑戦を考えることができます。

感覚を鍛える生き方 ~ヘレン・ケラーの視点

ヘレン・ケラーは、森を歩いた友人に彼が何を見たかを尋ねました。
「何も特別なことはない」という答えに、彼女は驚きました。「視覚も聴覚も持たない私でさえ、感じ取れることはたくさんある」と。
彼女の人生は、障害に立ち向かいながら、教育と福祉の発展に貢献するものでした。彼女からのメッセージは、「感覚を磨き、外の世界と繋がることの大切さ」を伝えるものでした。

幸せへの考え方と行動

「仕事は退屈だ」という先入観 ~ドナルド・ヘップの研究
1930年に行われたドナルド・ヘップの研究では、生徒たちに行動に対する報酬と罰を示し、その結果として学習の意識がどう変わるかを観察しました。

6歳から15歳までの600名の生徒を対象に、教師が次のように発表した。「行動の良くない生徒には、外での遊び時間を与える。一方、行動の良い生徒には、教室での勉強時間をプレゼントする」。その発表から2日後、全ての生徒が「勉強の方が遊びよりも魅力的だ」と感じるようになった。更に、いくつかの教科での学習の進捗が、以前よりも高まった。

この研究から、「勉強や仕事はつまらない」という先入観を超えて、真の喜びや充足を見つけることが、幸せへの第一歩であることが示唆されます。

幸せの測り方 ~「我が家の広さを感じる方法」

男は自分の家と家族に不満を持っていました。しかし、ラビの助言により、彼の認識は大きく変わりました。生活の質は変わらなかったにもかかわらず、彼の感じ方が変わったのです。

ある男は、妻と4人の子どもとともに生活していた。彼は「我が家は手狭で汚れており、子どもたちは常に泣いている。さらに、妻も良妻とは言えない」と苦悩して、ラビ(ユダヤ教の指導者)にアドバイスを求めた。
ラビは、男の所有するヤギ、鶏、牛を家に連れて来るよう指示した。疑問を抱きつつも、男はラビの言葉通りに行動し、家の中は大混乱となった。
その後、途方に暮れた男がラビのもとを再訪すると、ラビは動物たちを元の位置に戻すよう勧めた。彼がその通りにしたところ、家の広さと家族の素晴らしさに気づき、ラビに感謝の言葉を述べた。「我が家がこんなにも広々としていたとは!子どもたちも実に良い子ばかりで、妻も非常に優しい。私はどれほど幸せなのだろう」と。

この物語は、私たちの幸福感を左右する「基準値」についての考察を提供しています。私たちの置く「幸せの基準」によって、同じ状況でも幸せや不幸を感じることができるということです。

自分の道を歩む

ものの見方 ~「ジャナカ王とアシュタバクラ」の物語~
かつて、インドの地にジャナカという名の王と、アシュタバクラという賢明な大臣がいた。王が大臣に助言を求める度、アシュタバクラは常にこう返した。「王よ、ある出来事も、なかった出来事も、すべては最善のものです」。

ある時、王が自らの指を傷つけるアクシデントに遭った。大臣が「ある出来事はすべて最善です」と言うと、王は怒り、彼を牢に閉じ込めた。

翌日、王は狩猟の途中で野蛮な部族に捕まり、神への奉納のため火の上にかざされる運命となった。しかし、儀式の前に彼の身体をチェックすると、指の傷が発見された。部族の掟として、傷を持つ者を神へ奉納することは禁じられていたのだ。

この物語から学ぶべき教訓は「事の受け取り方」である。美しい瞬間は私たちの心の宝となり、それを思い出すだけで力を得られる。しかし、困難や逆境とはどのように向き合うか。過去の出来事は変えられないが、その解釈は変えることができる。

「全ての出来事は最善である」と心の中で思い起こし、過去を肯定的に受け止める。その姿勢が、今を積極的に生き、未来への展望を広げるのだ。過去は単なる過去ではなく、未来の礎となるものなのだ。

「社会の常識」を超えて ~「ハンスの選択」

ハンスは7年間の仕事を終え、故郷の母のもとへと帰るために主人から報酬を受け取った。彼が手にしたのは一塊の金だった。しかし、途中で馬に乗っている人に出会い、「馬に乗れば、つまずいたり、靴がすり減ったりしない」と感じ、彼の金と馬を交換した。

旅を続けるうち、ハンスは馬を牛と、牛を子豚と、その後子豚をガチョウと次々に交換した。そして毎回、「全てが望み通りだ」と感じた。最終的にはガチョウを二つの石と交換し、その石を偶然にも泉に落としてしまう。しかし彼は叫び、心から「私はこんなにも運が良い」と感じた。荷物が無くなったことで心軽くなったハンスは、母の家へと元気に帰った。

一見、交換するたびに彼の持ち物は価値が下がっているように見える。しかし、ハンスの喜びや感謝は増していった。これは物語「わらしべ長者」の逆パターンの話で、金や物の価値よりも自分の心の充足を重視するハンスの姿勢が描かれている。

この物語から学べるのは、ハンスがお金や物の価値よりも自分の心の価値を重視していたということだ。多くの人が「社会の常識や価値観」に縛られ、生きづらさを感じるかもしれない。しかし、ハンスのように「自分の価値観を大切に生きる」という選択もあり、それは自分だけの満足と幸福をもたらすことができるのだ。

100年の人生を彩る知恵

生きがいのある人生を築くヒント ~ルービンシュタインのエピソード
アルトゥール・ルービンシュタインは、20世紀を代表するピアニストとして知られるポーランド出身の音楽家だった。彼はその圧倒的な技能と幅広いレパートリーで称賛されてきた。しかし、年齢と共に体の制約を感じ始め、かつてのような演奏が難しくなった。

彼の対応策は賢明であった。コンサートでの曲目を選び抜き、特定の曲に集中して練習した。さらに、速く弾く箇所の前にわざと遅く弾くことで、聴衆にコントラストを感じさせるアプローチを採用した。このような戦略により、彼は89歳まで舞台を輝かせ続けた。
このエピソードは、SOC理論(選択、最適化、補償の考え方)を具体的に示すものとして知られる。

SOC理論(Selective Optimization with Compensation theory)は、選択(Selection)、最適化(Optimization)、補償(Compensation)の3つのプロセスからなる理論。この理論は、人々が年齢とともに変化する能力や環境にどのように対応して生活の質を維持あるいは向上させるかを説明するもので、主に発達心理学の文脈で考えられる。

具体的には、以下の3つのプロセスが提唱されている:

  1. 選択 (Selection):年齢とともに能力や資源が制約される中で、特定の目標や活動を優先し、他のものを選択から外すプロセス。例えば、ある高齢者が趣味の数を減らして、特定の趣味に時間を集中する場面などが考えられる。

  2. 最適化 (Optimization):選択した目標や活動において、最高の結果を出すために必要な資源や能力を最大限に活用するプロセス。例として、特定のスキルや知識を高めるための訓練や練習を行うことが挙げられる。

  3. 補償 (Compensation):能力の低下や資源の減少を補うために新しい方法や手段を導入するプロセス。たとえば、視力が低下したために拡大鏡を使用する、歩行が困難になったために杖や歩行器を使用するなどが該当。

この理論は、Paul B. BaltesとMargret M. Baltesによって1990年代に提唱された。人々が高齢になるにつれて直面するさまざまな課題にどのように適応していくかを理解するためのフレームワークとして広く用いられている。

人は年齢に関係なく、常に目的や目標を持って生きている。時が経つにつれて身体や心の能力が変化するものの、自らの目標を明確にし、それに取り組むことで充実した日々を過ごすことが可能だ。

SOC理論は以下の3つから成り立つ:
①目標を明確に選ぶ、
②資源を最大限に活用する、
③制約を補う。
ルービンシュタインの場合、
①彼は曲目を厳選し、
②選んだ曲に集中して練習し、
③特定の演奏テクニックで聴衆を引き込んだ。

年老いても、過去の自分を悔やむことはない。新しい目標を設定し、資源の最善の使い方を見つけ、必要なら助けや新しい方法を取り入れることで、人生はさらに意義深いものとなる。

二人の煙突掃除夫

あるフランス人の青年がユダヤ人の娘を好きになって結婚することを望んだ。しかし、娘の両親は厳格なユダヤ教の信者だったので「ユダヤ教徒にしか娘を嫁がせない」と宣言した。娘のことを熱愛していた青年は、ユダヤ教徒になることを決意し、ラビ(ユダヤ教の聖職者)のもとを訪ねて相談することにした。
「私はどうしてもユダヤ教徒になりたいと思っています。どうすればよろしいでしょうか」ラビは次のように答えた。

「ユダヤ教徒になるにはいろいろと面倒な手続きがある。そのいくつかについては、すでにあなたもご存じだろう。しかし、本当にユダヤ教徒になったと言えるのは、ユダヤ的知性を身につけた時だ。今からテストをしよう。いくつかの質問に答えてもらおうか。まず一問目。ユダヤ人の煙突掃除夫が二人、屋根の上を散歩していたが、誤って煙突から暖炉の中に落ちてしまった。一人が真っ黒になって煙突から出てきた。もう一人は真っ白のまま出てきた。どちらの男が体を洗いに行ったと思うか?」
青年は「もちろん黒いほうです」と答えた。それを聞いたラビは口を開いた。

「違う。あなたはユダヤ的知性というものがまったくわかっていない。白いほうに決まっているではないか。二人とも自分の顔を見ることができない。白い男は目の前の黒い男を見て、自分も真っ黒だと思いこむ。そして体を洗いに行こうとする。黒い男は相手の顔が白いので自分も真っ白だと考える。どうかな。あなたの答えが間違いだったとわかっただろう」

続けてラビは「では第二問……」と言い、さっきと同じ質問を繰り返した。
「それは簡単です。さっき答えをうかがいました。真っ白なほうは体を洗いに行きましたが、真っ黒なほうは体を洗いに行きませんでした」
「お若いの、あなたはユダヤ的知性というものがちっともわかっていない。どうして真っ白な人間がわざわざ体を洗いに行くと思うのかね。では最後のチャンスを与えよう」とラビは言って、また同じ質問を繰り返した。

「もう何がなんだかわからなくなりました。えーーと、二人とも体を洗いに行ったのではないですか?」

「あいかわらず、あなたにはユダヤ的知性とやらが、ちんぷんかんぷんらしい。なぜ体を洗う必要などあるのかね。彼らはまだ一日の仕事を終えていないのだよ。まだ汚れるかもしれないのに、なぜ体を洗うのかね」

「ああ、ぼくにはユダヤ的知性がサッパリわかりません。あなたは同じ話を三回しました。でも、そのつど答えが違います。同じ一つの問題に違った三つの答えーどういうことなんですか」

「ああ、ユダヤ的知性なるものが、どうやらちょっぴりわかりかけてきたようじゃな。そうなのだよ。同じ問題に対して三つの答えがあるのだ。だが、こんな発見はたいしたことではない。もっと大切な事実があるのだ。
第一に、二人のユダヤ人は屋根の上を散歩するいかなる理由もないということ。
第二に、彼らがそろって同じ煙突から暖炉に落ちたのに、なぜ一人が真っ黒で、もう一人が真っ白なのか。これはどう考えてもおかしいというと。

この二つを考え合わせれば、この話が事実から遠いこと、つまり現実的でないことがわかる。だから、まずあなたはそのことに気がつくべきであったのだ」

ユーモア大百科/野内 良三 (著)

答えはひとつではない:問い自体が間違っていることもある

深い森の中、知恵の樹として知られる古木があった。多くの動物たちや旅人がこの樹にさまざまな質問をしに来たが、古木が教えてくれる答えはいつも不思議だった。なぜなら、古木は「答えは一つではない」と説き、時には「問い自体が誤っていることもある」とさえ言うからだ。

ある日、うさぎが走り寄ってきて、冬眠前のクイズ大会の答えを尋ねた。「雪が溶けると何になる?」うさぎは信じられない顔をしたが、古木は笑って言った。「理科の授業だったら"水"だが、詩を詠むなら"春"や"ぬかるみ"かもしれない。」うさぎは首をかしげた。
続けて、隣の木のリスが、「1+1は?」と質問した。古木はにっこりと笑い、「人々が普段使う方法だと"2"だけど、二進法を使えば"10"。そして面白い事実として、"1+1=田"とも言われているよ(なぞなぞ)」と語った。リスは驚きの表情を隠せなかった。
古木の元にはさまざまな動物たちが訪れ、彼らの日常の疑問や悩みを打ち明けてきた。そのたびに古木は、多角的な視点や新しい問いを提案して、彼らに新しい視野や考え方をもたらしていた。
ある日、若い鳥が飛び込んできた。「人生の選択は一つだけなのか?」古木は穏やかに言った。「選択肢は無限にある。そして、君が選ぶ道を最善のものにするのは君次第だ。」

この森の中での日常の一コマだが、私たち人間も同じように日々さまざまな問いを持って生きている。しかし、その問いには答えが一つとは限らない。そして、問いそのものが間違っている場合もある。ビジネスの世界や日常生活の中で、私たちは正しい問いを立てることの重要性を忘れてはならない。

そもそも問いと答えはワンセットである。答えというのは問いの支配下にあるからだ。間違った問いを立てて、それに対する正しい答えを出し、事業を進めてみても上手くはいかない。
『問いこそが答えだ!』(ハル・グレガーセン著)の中に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」という施設が紹介されている。
この革新的な取り組みの背後には、視覚障害者の強みを活かす新しい問いがあった。そして、それが成功の鍵となった。

私たちの人生には無数の問いがある。しかし、答えが見つからない時、我々はその問い自体を疑ってみるべきかもしれない。知恵の樹が教えてくれるように、正しい問いを見つけることこそが、真の答えへの第一歩なのだ。


【目次一覧】

第1章:寿命と「時間の使い方」

01 糸毬

02 黒白二鼠のたとえ

03 寿命

04 ヘレン・ケラーの逸話

05 人生の長さ

06 邯鄲の夢

第2章:幸せになるための考え方

07 強欲な牛飼い

08 修道女の研究

09 罰とご褒美

10 体験代替装置

11 二倍の願い

12 わが家を広くする方法

第3章:行動と思考の選択

13 ビュリダンのロバ

14 成功の秘訣

15 大嫌いなサンドイッチ

16 無神論者と信仰心の厚い男

17 パワード・ライファの逸話

第4章:夢と希望と勇気

18 田舎道を歩く男

19 夜盗の術

20 山月記

21 一切れのパン

22 二人の煙突掃除夫

第5章:才能と継続と努力

23 画家ロセッティと老人

24 説教師になりたかった子ども

25 呉下の阿蒙

26 寝の丘を願え

27 次郎兵衛さんの験担ぎ

28 タコと猫

29 ウサギとカメ①

30 ウサギとカメ②

第6章:意欲とたくましさと自由

31 二つの時計

32 ウサギを追う犬

33 ジャナカ王とアシュタバクラ

34 わらしべ長者

35 買い物をする母と娘

第7章:人間関係の基本ルール

36 粉薬

37 馬鹿

38 吸血コウモリの恩返し

39 最後通牒ゲーム

40 邪教徒とお釈迦様

41 狼と仔羊

第8章:「諦めと敗北」の美学

42 絞首刑台に向かう男

43 石工

44 泥の中の亀

45 幸運なハンス

第9章:リーダー力と大人の知恵

46 消えた提灯

47 三つの鏡

48 老錬金術師の知恵

49 山の上の火

50 二つの贈り物

第10章:りっぱな思想より月並みな格言

51 ウサギとライオン王

52 ソロモンの忠告

53 余桃の罪

54 カーライルの助言

55 鋳物師と盤珪禅師

56 子どもと泥棒の教え

第11章:人生100年時代と老い

57 百歳まで生きる方法

58 ルービンシュタインの逸話

59 女神エオスの恋物語

60 祖死父死子死孫死

第12章:生きる力と死ぬ能力

64 石とバナナの木

65 死にたくない男

66 テヘランの死神

64 人間として最高の幸せ

第13章:人生観と死生観

65 増賀聖人の臨終

66 十戒

67 花咲かじいさん

68 時間のない王様

第14章:環境問題と人類の責任

69 共有地の悲劇

70 ぬるま湯の中のカエル

71 リベット仮説

72 五百着の衣服

73 三匹のカエル

第15章:「人間らしさ」と徳

74 三人の盗賊

75 風呂屋の前の石

76 地獄湯と極楽湯

77 ロベルト・デ・ビセンゾの逸話

参考文献


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