フエズ日記・・モロッコ最後の騙し合い
マラケシュからトドラ渓谷、メルズーガと巡り、最後の地フェズ。
ラマダン中のイスラム世界も面白かったと・・
ただ、噂通りの一癖あるモロッコ人。最後まで楽しませてもらいました。
前回は・・
フェズ到着
今、かつての首都フェズ・・
文明の地に戻りました。
景色は茶色から緑へ。
一気に緊張感が解けました。
ホテルの窓から見る緑が眩しい。
昨夜のバスは予定より2時間遅れの出発。はい、モロッコではお約束タイムです。まぁ、想定内で・・
噂通りの猛スピードで進むのですが、街に入ると渋滞。夜中の12時に渋滞なんて、恐るべきラマダンです。街の中はお祭り状態。人と車が湧いていました。
そのため、運転手さん頑張ったのですが、遅れを取り戻せずにフェズに到着。でも、そのおかけで明るくなった夜明けに到着でした。
予約を入れていたホテルに着くと、ドアはクローズ。前もって朝の四時に着くとメールを入れておいたのですが、関係なかったようです。警備員が開けてくれて、フロントの人を呼びに行ってくれました。
部屋に入れたのは6時すぎ。窓からの緑がなぜか涙ものでした。
その後、風呂で砂を洗い流します。久しぶりのすっきり感。風呂上がりのコーヒーを飲んでいるうちに爆睡です。
目が覚めると、昼過ぎ。食事をしようとホテルを出たのですが、周りのレストランはしまっています。
そこへ、やってきました、英語を話すおっさん。ラマダーンだから、この付近はレストラン開いてないよ。旧市街なら開いているよとのこと。
ということで、お誘いに乗って、彼の車で旧市街へ。途中、街の案内だけでなく、写真スポットまで連れて行ってくれます。だいたい、こういう優しい人は怪しいもので・・旧市街に着くと、日本語ぺらぺらのガイドさんが待ってました。やっぱりね・・
迷路の旧市街を動くにはガイドが必要。仕方ないので、騙されることに・・日本語ガイドに連れられ、レストランへ。一人150DHプラス飲み物代ですから、まぁ観光客相手のレストランでは普通の金額。味も美味しかったので、良しとしましょう。(1DH=11円くらい)
ただ、その後の観光案内はお断りすることに。連れて行かれるところは、アルガンオイル、皮のなめし、その他色々・・
行った後は想像できます。
すると、態度が豹変。
どうして、買い物しないのか・・
信じられない・・
せっかくモロッコ来たのにと色々・・
引き下がりません。
今まで行ったネパールやメキシコの写真を見せ・・
これからもたくさんの国に行く・・
さらに、ヨーロッパの国名をずらっとあげて・・
これらの国で一つずつでもお土産買うと、すごい荷物になる。だから、モロッコでもお土産買わない・・
ドゥ ユゥ アンダースタンド??
やっと買い物に案内するのは諦めてくれました。しかし、今度はガイド料よこせという。会った時にガイド代はいくらと聞いたところ、気持ちでいいと言っていた。ならば、気持ちだけの20DHを渡すと、めちゃ不機嫌。100DHよこせという。
おいおい、話が違うじゃないか。
持っている全財産400DHのお金を見せ、これで食事代払うと、残りは50DHだけ。残りあげるよというのだけど、先に100DHを取ろうとする。
オイオイ、ちょっとそれはやばいよ。結局、食事代のお釣りを受け取り、しぶしぶ退散。全財産、巻き上げたのだから、満足しなさいよ・・
まぁ、こちらも他のポケットにお金持ってたけどね。
お互い、騙し合いです・・
さて、鬱陶しいガイドがいなくなってスッキリしたのですが・・
今いるところが分かりません。
レストランでwifi繋ぐと、かなり旧市街の奥まった場所。ここから帰るとなると、どうしましょ・・一番、有名な観光ポイントはブージュルード門 ということで、それを合言葉に歩きます。
人の良さそうな人に・・
ブージュルード?と尋ねては、方向確認。
なんとか、1時間ほどかけて、その門に到着。
ここでカミさん、ケーキが欲しいとご所望。
残った小銭でお買い上げ。
そして、タクシーに乗ってホテルへ帰ります。
無事、これにて終了と思いきや・・
タクシーの爺さん、100DH出すと釣りがないという。
仕方がないので、細かくするため、カミさんを残し、ホテルのフロントへ。ホテルのフロントではできないと言われ、今度は近くの駐車場へ。
ここでも、だめ・・
ガソリンスタンドへ行けという。
そこまで歩き、やっとのこと小銭をゲット。
タクシーのじーさんに料金の25DHを渡すと、恐縮して、すまなかったと謝る・・
いやいや、悪いのは、最後の小銭を使ったカミさんですから・・
こんな駆け引きも今日で終わり。
明日はスペインに向かいます。
でも、スペインもなかなかのもの。
まだまだ駆け引きが続くのでしょうね・・
モロッコ脱出
いろいろあったモロッコ。
最後の日も楽しませてもらいました。
ホテルから空港へのタクシー。トマトと呼ばれている赤色のタクシーに乗ろうとしていると・・
空港に行くのだったら、白いタクシーじゃないと行けないよ。
という。
またまた、面白いこと言うおじさんが登場しました。そして、その近くにいた人もみんな同じことを言います。散々騙されたモロッコ。もう、騙されないぞと、値段を確認。値段は相場の130DHだと言う。
まぁ、それなら騙されてやろうかと、乗ることに。30分ほど乗って、空港に着くと、確かに赤色のタクシーは一台も見かけない。あら、本当だったのね・・
疑ってごめんなさい・・
と言うことで、150DHを払ってお釣りをもらうことに・・
が、そこにやってきた新たな客と会話を始めた。
あのう、お釣りがまだなんですが・・
が、お構いなく、私を無視。
もう釣りはチップでいいやとその場を離れました。
そして、遠目にそのタクシーの写真を一枚。
すると、すぐ反応して、釣りを持ってやってきました。
アレェ、気づかないふりしたのはわざとなのかな。
証拠写真を撮られてヒビッたみたい。
最後まで楽しませてもらったモロッコでした。
詳しい旅行記はこちらから
次は・・
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