子供は正直。毎日勉強。
こんにちは。ヒロヤです。
今日もジュニアの指導に行ってきました。
子供は正直で、教える立場の僕たちが教わっているような気分になります。
「学ぶことをやめた時、教えることをやめなければならない。」
よく聞く言葉ですが、それを身にしみて感じました。その出来事を書いていきます。
今日は、
・幼稚園生(年少さん、年中さん、年長さん)
・低学年(小学1年、2年、3年)
・高学年(小学4年、5年、6年)
の指導をしました。その中の高学年のトレーニングの時の出来事です。
その日の6年生は明らかに精彩を欠いていました。パスのトレーニングでも声も一切出さず、いつもの活気もありません。
トレーニングが始まってすぐ、6年生を集め、こう言いました。
「君たちはサッカーをやってるよね。何を目指してやってるの?」
するとすぐ、
「プロです。」
この答えが返ってきました。これを聞いて僕は、
「じゃあこの集中力のなさ、活気のなさ、パスのスピード、だらだらした態度でプロに行けると思う?」
と聞きました。すると、選手たちは無理だと思うと答えました。
プロの二文字を口にするなら、1日も無駄にしちゃいけない。君たちが無駄にした1日で、他のライバルは一歩先へ進んでいるんだ。そう伝えました。
すると、選手たちは徐々に活気を取り戻し始め、最後は4、5年生を引っ張るようなプレーを見せてくれました。
自分をよくいうのは気が引けますが、昔の僕なら理由や根拠を説明せずに、
「もっとちゃんとやれ!」
と感情的に怒鳴りつけていたでしょう。現に今回も、そうすることもできました。でも今回は、
選手たちの目指す場所、やりたいこと、求めるレベルを提示し、本気度を示せたと思います。
もっと厳しい言葉で突き放すべきなのかも知れませんが、誰かに怒られるから頑張る。というような選手になって欲しくありません。
あくまで自分がどうなりたいか。それを思い出させることが今回はできました。
徐々に良くなる練習の中のオーガナイズで、曖昧なものがありました。
その時、6年生が、
「ここはこうした方がいいと思います」
と言ってきてくれました。正直、とても嬉しかったです。
自分が本気なら、それは相手にも伝わる。逆もまた然り。
選手も自分が上手くなるために、本気で取り組んでくれているのだなと感じました。
一方的な指導ではなく、お互いに気づきを与えられるような指導をしていきたいです。
世の中の指導者の中には、
「選手の意見なんて聞くわけがない!」
と言う指導者の方もいるかもしれません。
でも僕は嫌です。
もちろん選手にわかりやすく説明したり、トレーニングが円滑に進行するに越したことはありませんが、もし意見が出たときには、それを拒絶するのではなく、取り入れて話し合いたいと思います。
前のこの記事でも書きましたが、学び続ける人が勝ちます。何事もです。
学ばなくなったら終わり。本気でやれないならやらない方がいい。
自分に言い聞かせて、これからも楽しみます。
それでは。
人としての魅力を磨くために使わせていただきます。これからも楽しくやっていくので見守っていてください。