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【随筆】今までとこれからのこと

さてさてさてさて、元日である。みなさんどうも、ふたしきです。

新年最初の投稿となります今回、それ相応のものにしようと考えた結果、昨年の振り返りと今年の抱負を綴ることにいたしました。
「一年の計は元旦にあり」ってやつですね。
今年の干支は『寅』なわけですが、創作においても【猛虎伏草】な一年として、来るべき時のために努力を重ねて参りたいと思います。

2021年の創作活動を振り返る

2021年はなにかと落ち着かない一年でありました。(主に私生活において)
創作に関しては反省点が多く、これといった成果を残せないままに年を越してしまったというのが正直なところです。
ただ、生み出した作品たちとそれらを書いたことで得た気付きは、今年の創作にしっかりつなげていこうと考えています。
ではここで、昨年書いた作品をいくつかピックアップして、思い出とともに振り返ってみましょう。

この二つの作品は、十日ごとの掌編小説投稿を始めて3ヶ月が経つ頃に書いたものです。この頃になってようやく、自分が書きたいものやその世界観がどんなものなのか、ぼんやりと見えてきたように思えました。
『自分がしっかり反映されている』と感じる、とりわけお気に入りの作品たちです。

はい。大反省作品です。
というのも、この作品を書いたとき、わたくしとんでもなく泥酔しておりまして、ただただ楽しかったくらいの記憶しかないのです。
これを境に、アルコールに頼らない創作活動をしようと胸に誓いました。いつでも脳内の引き出しを自在に、自由に扱えねばならない。ということですね。

実は4月の中旬頃から私生活に目まぐるしい変化が生じておりました。
あおりを受けた創作メンタリティの手綱をうまく制御できなかった結果、思うように書けない日々を送っておりましたが、やはり『書きたいように書くのが一番』と、衝動のままに書いたのがこの作品です。書き上げたときに、なんだかホッとしたことを覚えています。
リハビリのような作品であったように思いますね。今となっては。

自作をジャンル分けしたならば、エンタメ小説が多いと自分では思っている私でございますが、実は児童文学も大好きです。なので、寓話めいた作品を書いてみたいと思っていました。
また、それとは別にこれまでの『勢い任せの執筆』に対する不納得感や、自分の作品に感じる『芯のなさ』のようなものをなんとかしたいとも考えておりました。
閃き任せで執筆を始めた結果、なんとなく自分の中にある綺麗な落とし所に軟着陸させているようなフシがあると、自覚していたためです。
なので、手探りではありますが、執筆前には作品に込める意図といいますか、テーマをまず決めることにしました。伝わるかどうかは別として、小説に転換しようとしている想いを、まずは言語化することを心がけました。
今後の執筆においても、閃きは大切にしつつ、作者の意図やメッセージをしっかり感じることができる作品づくりを意識したいと思います。

しれっと【note 創作大賞2022】に応募している作品です。
やっぱりこうよね私って。そんな風に思えた作品になります。これまでの作品を振り返っても目につく通り、〈暗め男の子〉と〈学生〉というパッケージにずいぶん頼ってる感はありますが、この作品のような世界と物語を、もっと大きなスケールで書くことが今の喫緊の課題です。

2022年の創作活動をどのように送るか

昨年に身の回りに起きたあれこれに向き合う中で、創作することについても随分と考えました。
なぜ書くのか。なぜ書きたいのか。その理由について、繰り返し繰り返し自問自答しました。
商業作家になりたいという目標は別として、根本的な部分で、自分にとっての創作とはなにかを考えました。長くなるので詳細は省きますが、一応の結論は出ましたので、今年は昨年以上に筆もかるく(?)、創作活動に勤しむことができると思います。
兎にも角にも、まずは楽しんで。

身辺は落ち着きました。心身ともに健康でもあります。(注釈はつきますが)
もの書きとしての矜持と、創作活動から得る楽しみも忘れてはいません。むしろこれまでより一層、それらは私の背中を押してくれるはず。
ならば虎視眈々と公募策を磨くのみ。
まだほとんど手付かずですが、そこは自分を信じるしかありません。笑

不定期にはなるでしょうが、noteへの作品投稿についても、掌編や短編を最低でも月にひとつ、執筆・公開する予定です。それらを習作としつつ、やることやっていきます。

意外と長くなってしまいました。笑
ここまで読んで頂いたそこのあなた。ありがとうございます。
よろしければ、作品に対する感想などもお待ちしております。

それでは、まだまだ寒い日が続きますので、お体ご自愛くださいませ。
皆様の良き読書生活を、心より願っております。

二〇二二年元日 ふたしき


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