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いつも自分ばっかり。パートナーとの温度差を感じる人へ。

結婚もお金も子供のことも・・・二人で話し合いたいことはたくさんあるのに、調べて提案するのはいつも自分ばっかり。

そんなふうに思ったこと、ありませんか?

毎回自分からだと、押し付けてるみたいだし、二人のことなのに自分一人で頑張っているみたいでなんか悲しい。向こうにももっと積極的にふたりのことを考えて欲しい。



その気持ち、めっっっっっっちゃわかります!!!
昔の私がそうだったから。

妊活〜不妊治療がうまくいかなかったときの私は、気になったことはどんどん調べて突っ走っちゃうタイプで、気がつくと頭でっかちに。

集めた情報のシャワーを夫に浴びせては、相手が何も知らないことにがっかりしたり、「最終的に◯◯(私)が納得する方でオレはいいよ」と決断を委ねられてムカついたり。

二人のことのはずなのに、なんで私だけこんなに必死なの?!と。

怒りが収まったら今度は寂しさが込み上げてきて、結婚したはずなのにただならぬ孤独を感じていた時期がありました。
だけど、これからも共に生きるパートナーにあっさりと「非協力的」のレッテルを貼ってしまうのはあまりにも悲しい。


今振り返って思うのは、決して夫だけが悪いわけじゃなかったな、ということ。じゃあ何のせいなんだ、どうすりゃいいんだ、ということについて書きました


原因は、男女の浴びる情報量の違い

個人的に、一番の原因は二人のうちどちらでもなく、情報量の差にあると思っています。

【前置き】普段「男性は」「女性は」というくくりで話さないように気をつけているんですが、ここから先、わかりやすく説明するためにあえて使わせていただきます。決して全ての男性・女性がそうと言いたいわけではないことをご理解ください。

結婚といえば「花嫁」、妊活といえば「プレママ」、子育てといえば「ママ」という風に、多くのメディアが女性をターゲットに発信しています。

向けられている情報量が桁違いなので、普通に生きているだけで女性の方がライフイベントに関する情報を目にする頻度は圧倒的に多いし、無意識のうちにいろんな情報を蓄積しているので、いざ自分ごとになった時に「そういえば、あれ、どうだっけな?」とアンテナが立ちやすい。

加えて女性には女子会(井戸端会議)という情報元もあります。

「どうやら、◯◯はこうらしいよ」

「◯◯な時は〜〜したほうがよさそうだね」

など、仲間内でいわば集合知のようなものができ上がり、そこの影響も多分に受けている。

一方で男性は、男子会的なものはほぼないし、あまり家庭やパートナーのことをシェアし合わないので、未来を予測して先回りできるような集合知を持ち合わせていません。メディアからの情報シャワーも女性に比べると圧倒的に少ない。

男性の肩を持つわけではないのですが、この男女の情報格差をふまえると、一般的に女性の方がライフイベントに関わることにアンテナが立ちやすいのは仕方のないことだと思うんです。

2年ほどフタリノを運営していて実感しているのは、同じ情報でも男性と女性では欲しいタイミングが結構ズレる、ということ。
お察しの通り、一般的に女性のほうが動き出しがかなり早いです。

そういった背景も踏まえ、パートナーが100%悪いわけじゃないんだな、と思うだけで少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。


情報量の差は、やがて温度差に変わる

この情報量の差は、広がりすぎると温度差に変わり、二人の間に溝を作ってしまうので厄介。一人で突っ走りすぎて、取り返しのつかないところまでいってしまう前に、すり合わせが必要です

私は妊活時代、夫がまだスタート地点についてもいない状況なのに、後ろを振り返らずに100キロくらい先を爆走してました・・・!

彼は彼なりに分かろうとしてくれていたのかもしれないけど、「まだそんなことも知らないの?」と思ってしまったり。今考えるととても自分勝手だったなあと反省しています。

情報差が温度差に変わる前に、できるだけ早めに手をうちたいものです。



 本音は、「一緒にこたえを出したい」

「相手が積極的に動いてくれない」
「聞いても求める答えが帰ってこない、反応が薄い。」

そんな苛立ちや悲しさの根本にあるのは、一緒に向き合いたいという気持ち。

「なぜ、無関心なの?!」
「ちょっとくらい調べてよ」

と詰め寄るのではなく、「ふたりの将来のことだから一緒に考えていきい」と伝えることからまずは初めてみてはどうでしょうか。その上で、何が不安なのか、どんなことを調べる必要があるのか、共有することが第一歩だと思います。

ここで大事なのは、全てを一緒に進めるということではなくて、合意形成をとった上で動く、ということです。


 お互いにオーナーシップを発揮する

実際問題、全てを足並みを揃えて一緒にやるよりも、それぞれの得意を活かして役割分担をしたほうがうまくいくケースも多いです。

結婚準備についてはもしかしたら女性がある程度調べて情報を整理する方が効率的かもしれないし、逆にお金や保険のことは男性のほうが得意かもしれない。お互いに強みを発揮しあって、家庭を回していけるよう、役割分担を決めるんです。

そうすれば、気持ちよくタスクを分担して、ある程度の下調べはお互いに任せ合うことができます。

「いつも自分ばっかり」と思ってしまう時は、

・他の分野で相手がしてくれていることを見過ごしていないか

・無理矢理これをお願いするより、他のことでオーナーシップを発揮してもらえそうなことはないか

と、考えてみるのがおすすめ。
私たち夫婦は後者を採用してから家庭がうまく回るようになりました!


二人で向き合うきっかけを作ろう

自分の感情に向きあったり、パートナーとわかりあうために話し合ったりするのって、結構大変ですよね。できることなら、そんなことせずとも仲良しでいたい。

だけど人生を共にするということは、正解のない問いに二人で答えを出し続けるということだから、膝を突き合わせて話し合うということから逃れることはできません。
結婚、妊娠、出産、、、これから先のライフイベントはその繰り返し。

毎回一人で溜め込んだり、頑張りすぎたりするのでは辛すぎると思うんです。
いつになったら手遅れってことはないけれど、できるだけ早いうちにふたりで生きるベースを整えたい。

そんな想いで立ち上げたのが、フタリノのコミュニティです。

ふたりだけで話し合いの場が持ちにくかったり
意見がぶつかって前に進めなかったり
みんなはどうしてるの?って聞ける人がいなかったり・・・

悩んでいる人はとても多いと思うので、それを乗り越えるためのきっかけやヒントがたくさん落ちている場所にしたいと思っています。

私自身も当然ながらメンタルの浮き沈みがあるし、困った時に頼れる場所が欲しいから。
周りの人には相談しにくいようなことも安心して相談できる仲間の輪を広げていきましょう!

大丈夫、諦めなければありたい姿に近づける!

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