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答えが無い世界で答えを生み出すために必要なのは自分の意見

私たちは「フュージョンさん(あなたは)どう思いますか?」
社内ミーティングやクライアントとのミーティングなどで
意見を聞かれる場面が沢山あります。

クライアントとの関係、パートナーレベルが高いほど、
相談相手として機能している嬉しいことだと思いますが、
私も時に言葉に詰まったり、ムム!!と困ったり、
自分の考えが中々出てこない場面ももちろんあります。

ある記事に、日本人の多くが
「自分の意見を持つことが苦手」と書いてありました。
無意識のうちに「正解の意見」を求めてしまい、
自分の意見を持てないことが理由のようです
(内容が理解できていないから意見や質問が出ないのは
また違う話なのでここでは割愛します)。

皆さんにも伝えたいですが、
「意見には正解など無い」という大前提を理解する必要があります。
恥をかきたくない、目立ちたくない、
間違えたくない、指摘されたくないなど
自分自身の感情が優先され、正解は何かを探すことに
一所懸命になってしまい
自分の意見を考えることがどこかに飛んでいってしまうことがあります。

 一方で、マーケティングでは自分の意見を持つことがまずは重要です。
なぜなら、答えが無い世界で、自分たちで答えを生み出す仕事だからです。

なんとなくこう思う、とにかくこう思う
といった根拠が無い意見は、私生活では問題無いと思います。
なぜなら互いに信頼関係があり、利害関係が無い環境だから
直感や感覚を説明しなくても問題ないためです。

しかし、ビジネスの世界では残念ながらそれは意見とは言えません。
答えを生み出すために、クライアントはお金がかかっても
当社に伴走支援を求めています。
意見には根拠が必要になります。
逆に結論を先に、そして根拠さえあれば
それぞれの立場での立派な意見
となりえます。

日頃の訓練として、
・なぜ自分はこう思うのか、その根拠は何かを
 普段から癖付けして日常的に根拠を言語化してみる
・自分の主張にわざと自分自身で反論してみて
 別の根拠を持つふたつの視座を手に入れる
・相手や顧客の立場で考えてみる
といったやり方があるそうです。
自分の意見を深めるために意識してみると良いと思います。

ここで勘違いしてはいけないのは最初に戻って
自分で考えた根拠がある意見でも正解ではない場面があるということです。自分の意見=正解 と過信すると他者の意見を受け入れられずに
「なぜ理解してもらえないんだ、私のほうが正しいのに」 と
感情的になり相手の立場や意見が理解できない人になってしまいます。 

誰の意見が正しいのかを決めるのではなく、
沢山の事実や意見を集めて、今この瞬間の答えを生み出すことが
マーケティング的な議論の仕方
です。

当社の行動指針の一つに「いつも学び、考える人」があります。
信頼されるビジネスパーソンとなるために必要です。
改めて自分の意見を言葉で説明でき、
相手の意見も理解できるスキルを身につけていきたいです。

写真は先日行った居酒屋の壁です。
枝豆が300円でいくら丼、うに丼が500円!!
驚いてつい写真を撮ってしまいました(笑

Think out!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。