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06:空白の1年

こんにちは、yuyaです。

今回は、高校を退学し、引きこもり始めた私の1年間についてお話しします。

言われたことしかできない

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引きこもり始めてからというもの、

日々の生活で常に、

考えていることがありました。

やることが分からないのです。

学校生活においては、

勉強・課題・部活など、

やるべきことは向こうからやってきて、

自分の生活に組み込まれていきました。

ですがいざ、

そのような生活から逃げ出して、

自由な時間が生まれると、

何をしたら良いのか分からなくなってしまいました。

教育から逃れて

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いざなにかを始めようとしても、

続かないことが多かった私ですが、

自由な時間が生まれたはずなのに、

気持ちは焦ったままでした。

もちろん自分で勝ち取った自由ではありません。

逃げた結果です。

ですが、そんな私であるからか、

逃げた先にも自由はありませんでした。

そもそも言われたことしかやって来なかった私には、

自由な時間は苦痛となってしまったのです。

皆さんは自由な時間、どうされていますか?

きっと充実した時間を過ごされているかと思います。

ですが当時の私は、

自由な時間があるとかえって、

何もない自分を痛感している状態が長く続き、

ただただ逃げ続ける生活を送っていたのです。

転機?

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ある日、「高校卒業程度認定試験」なるものを、

ネットで知りました。

高校卒業資格を取って、

大学に行くことができるというものです。

高校に通わずとも、卒業資格を取る道があることを、

私は感謝しました。

高校生活は学業だけではありません。

生徒同士のつながりや学びがあるからこそ、

学生生活は経験するべきだと感じています。

ですが当時の私は誰にも合わずに大学へ行けるかもしれないと、

この制度を利用していくことを決めました。

この決断までに一年ほど無駄に過ごし、

私の周りにはもう、

誰もいませんでした。

そんな自分を正当化してしまう醜いプライドと、

その中で培った逃げの精神は、

高校卒業程度認定試験という道の中でも捨てずに過ごすことになります。


つづく