書評;湊かなえ著 「往復書簡」
こんにちは、匤成です。今日は湊かなえさんの「往復書簡」ご紹介します。
手紙のやり取りだけで進む物語
吉永小百合さんの主演で映画化されていますね。吉永さんの旦那様が湊作品の大ファンだそうで、「告白」の映画しか観ていないと言うと、“それはいけない、ぜひ読んでみなさい”と仰られたそうです。
「文庫版に寄せて 吉永小百合」より
高校教師の敦史は、小学校時代の恩師の依頼で、彼女のかつての教え子六人に会いに行く。六人と先生は二十年前の不幸な事故で繋がっていた。それぞれの空白を手紙で報告する敦史だったが、六人目となかなか会う事ができない(「二十年後の宿題」)。過去の「事件」の真相が、手紙のやりとりで明かされる。感動と驚きに満ちた、書簡形式の連作ミステリ。
【「BOOK」データベースより】
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