古谷治子@マネジメントサポートグループ代表

一般社団法人日本講師協会代表理事/東京放送、中国新聞社で実務を経験を経て教育コンサルタ…

古谷治子@マネジメントサポートグループ代表

一般社団法人日本講師協会代表理事/東京放送、中国新聞社で実務を経験を経て教育コンサルタントとして独立。「品格・モチベーション・スキル」を高める三位一体教育を提唱。研修実施回数は3万回以上、リピート率92%を誇る教育研修業界の老舗。ビジネスやマナーに関する著書は40冊以上。

最近の記事

「断れてこそ一人前のビジネスパーソン」ってホント?

こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 できないことを断ることはできますか? たくさん仕事を抱えているのに、頼まれたらつい引き受けてしまう、 お客さまの無茶な要求に「NO」と言えない、お酒の誘いが断れない、胃がキリキリ…。 あなたはいかがですか? もしかしたら、昨今の「○○ハラスメント」は、このように「断る」ことが苦手ゆえに「そうした場面をつくらないで欲しい」という気持ちからきているものも、中にはあるのかもしれません。 もちろん、上司の指

    • ルール決めが対応者を救う

      こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 どこから情報が漏れているのか、近年は携帯電話にも見知らぬ会社から営業の電話がかかってきます。 「どこから番号を入手したのか」と聞くと、「0から始まる番号にランダムにかけています」と返す業者も。あり得ないトークで誤魔化す相手とまともに話をするはずはないのに、こちらの問合せには答えず、まるで音声ガイダンスのように話を続けようとするのです。 これでは途中で電話を切られたり、トラブルに発展するのも無理はない。

      • 脳の負荷を減らすには?!

        こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 カラダの中でも一番の働きものである脳は、休むことなく外からの情報を処理し稼働しています。 が、パソコンやスマホ同様、脳にもメモリーのようなものがあり、使いすぎると負荷がかかる。脳科学で言う「認知負荷」です。 例えば、文字量が多すぎると読みにくくなる。色のコントラストが低いと認識しにくい。また、知らない情報の処理には時間を要するなど、脳の消耗が激しくなり、パフォーマンスが低下します。 経験はその補足をし

        • 話がわかりにくい、つまらないと言われる人の共通点

          こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 一生懸命に話しているのに、上司や同僚の表情からは冷笑とも思えるものを感じて自信喪失。 上司の顔がだんだんと険しい表情になって、焦って声が震えてしまう。 何がダメだったのだろう…と独り反省会。 こんな経験をお持ちのかたもいらっしゃることと思います。 悲しくなりますね。 ビジネスでのコミュニケーションを成功させるにはコツがあります。 ■ワンセンテンスを短く 「AはBで、それがCで、あと、それからAは…」

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        マガジン

        • 働く女性のための仕事塾
          7本

        記事

          「それは申し訳ございませんでした」はNG謝罪!

          こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 以前の話になりますが、「クレームを言うとき、相手に何を求めますか?」という内容のアンケートを実施したところ、回答の中で一番多く出たのが「謝罪してほしい」という答えでした。 もちろん、謝罪の言葉だけで納得するとは限りません。 昨今難クレームは多発し、カスタマーハラスメントは社会問題となっております。 しかし多くの場合、素直に謝ることがお客様の感情を鎮めるきっかけになるということがこのアンケートからわかりま

          「それは申し訳ございませんでした」はNG謝罪!

          スキルは同じでもなぜか職場で差がついてしまうワケ

          こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 例えば、入社3年目のAさんとBさんがいるとします。 二人は仕事をこなす速さも、持っている技術も経験もさほど変わりません。 しかし、いつも評価が高いのはBさんです。 なぜだと思いますか? AさんにはなくてBさんにあったもの、それは「コミュニケーション能力」つまり表現力だったのです。AさんとBさんは同じだけ仕事をしていたにもかかわらず、その意欲を周りに伝えられたかどうかで、評価に差がついてしまったのです。こ

          スキルは同じでもなぜか職場で差がついてしまうワケ

          スキルを学んで自己評価も上げる

          こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 記憶に残る指導者と忘れられてしまう指導者の違いは、「教える技術」があるか否か。 教えるには「スキル」が必要です。 教え上手に見せる態度に始まり、声のトーン、話す速度、視覚的表現などで受講者の納得度は大きく変わってきます。 必要なことをただ話すだけではなく、受け取り手が理解し把握することも重要。一方通行な話し方は嫌われます。 また、モデル提示も大事なポイントです。 「あるあるネタ」も盛り込みながら、「

          まちがえやすい敬語の罠とは

          こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 日本で生まれ育ち、日本語で教育を受けてきた日本人は、尊敬語、謙譲語、丁寧語を国語の授業で少し勉強するにとどまり、ほとんどは実生活の中で習得してこられたのではないでしょうか。 そのため、どれだけ使いこなせるかは周りの先輩たちのお手本にかかっているようにも感じます。 あまり尊敬語や謙譲語を使って話す環境がないまま過ごしてしまうと、いざという時に正しく使えているのか不安になってしまいますね。 そこで、時々遭

          教える技術は身を助く

          こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 総合視聴率が20%超と好調の大河ドラマ「光る君へ」。 女官たちの恋模様が気になりますが、時代を遡って奈良時代には政(まつりごと)の中心で活躍した女性キャリアがいたそうです。 ある女官は地方の豪族出身ながら、当時の政界で重要だった音楽や舞、写経の指導を経て政界の中心へと進出、80歳で生涯を閉じるまで現役だったとか。 出世の秘訣は、どの仕事も忠実にこなしたこと。そして、奈良時代にして読み書きの知識教養を持

          社員を大切にすることが顧客サービスの向上につながります!

          こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 意味のない怒りはあなたのせいではありません。 暑さが本格化した先日、某デパートの人気カツサンド店での出来事です。 一通り注文したお客さんに、店員さんが「以上でよろしいですか」と尋ねた途端、怒声が!    「なに?見ちゃダメなの?」  「もう買うなってこと?」  「この店はゆっくり買い物もさせないのか?」  「どういう態度なんだよ」 年配の男性が大声で店員さんにたたみかけ、後ろに並んでいた他のお客さんは

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          人間関係で損するNGワード無意識に使っていませんか?

          こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 ちょっとした一言で会話のニュアンスが変わってしまうことがあります。 急に気まずい雰囲気になってしまった、そんな経験をされたことがあるという方は少なくないと思います。なぜでしょうか? 良い人間関係を築くため、身体の健康と同じように、まずはNG行動を意識してやめてみると良いかもしれません。 ■「頑張ってますね!」「ご苦労様です」 先輩や上司に、この言葉をかけるのはNGです。 たとえ丁寧な言い方でも上から目

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          今日から沈黙もこわくない!雑談力は誰でも身につけられる

          こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 取引先との初顔合わせ。 緊張しますね。 オンラインならすぐに本題に入っても自然ですが、実際にお会いするとなるとまた状況は変わります。 本題に入る前にちょっとした雑談をすると、その後の話も自然とスムーズに進みます。 こんなとき、自分にも「雑談力」があったら…。そんな風に感じますか? がっかりする必要はありません。 雑談が苦手なあなたはきっと、普段から良い聞き手であり、じっくり静かに考える人なのでしょう。

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          クレームを言うお客さまが求めている4つのこと

          こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 クレームの内容は千差万別で、対応者に大きなダメージを与える難クレームも多発し、カスタマーハラスメントは社会的問題として注目されるようになりました。 しかし、すべてが難クレームに発展するわけではありません。 お客さまの感情を害さず誘導することで、こじれる前に対応を終えることができるクレームもあるのです。 「クレームを言う」という行為も嫌なものです。 では、なぜわざわざ嫌な思いまでしてクレームという行為に

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          「だって」「でも」「どうせ」は動きを止める?!

          こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 言葉が脳に与える研究、分析をなさっておられる人工知能研究者がいらっしゃいます。 この研究が実におもしろい。 語感を脳がどう受け止めるのか。 単なるイメージではなく、言葉を発するときの口腔内の物理現象が脳の感性へとつながっているのです。 その一つ、「だって」「でも」「どうせ」など『D音』の言葉は動きを鈍くするとか。 ざっくり説明してしまうと、『D音』を発する時は舌が大きく膨らんで振動します。その重い動き

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          気持ちよくコミュニケーションを取るための4つのテクニック その4

          こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 前回は「クッション言葉」で会話を切り出す方法をご紹介しました。 今回は「プラスマイナス話法」をご紹介します。 突然ですが… A:「従来の製品に比べて機能は抜群に向上しましたが、価格がアップしました」 B:「従来の製品に比べて価格はアップしましたが、機能が抜群に向上しました」 皆さんはどちらの方が新しい製品を買いたいと思いましたか? きっと、Bの方ではないでしょうか。 Bの方が「機能が抜群に向上

          気持ちよくコミュニケーションを取るための4つのテクニック その4

          気持ちよくコミュニケーションを取るための4つのテクニック その3

          こんにちは。 人材育成スペシャリスト 古谷治子(ふるやはるこ)です。 前回は「命令形」を「依頼形」にかえて話す方法をご紹介しました。 今回は「クッション言葉」で会話を切り出す方法をご紹介します。 ビジネスの社会では、基本的には直接的で率直なコミュニケーションが好まれます。 それでも相手の感情や心情を尊重したコミュニケーションになるように配慮は必要です。 「クッション言葉」とは、文字通り衝撃をやわらげ、相手にソフトな印象を与える「クッション」のような働きをしてくれる言葉

          気持ちよくコミュニケーションを取るための4つのテクニック その3