虎、絶頂へ。
公演が近づいて来てザワザワが止まらない。どうも、フルタです。
年中、何かしらの演劇に携わっているが、今回の心境、心の高鳴りはいつもとも違う。こういう勝負を、もっと早く仕掛ければ良かったなという毎度ながらの後悔といよいよ挑めるという幸せと。その両方がないまぜでザワザワしているのかもしれない。
伊久磨さん、清水さんとは年甲斐もなく「虎の館」で夢を語り合ったりもしている。思えば、年を取るについて夢なんて語らなくなっていた。若い時分はもっと語っていたはずだ。けど、気付けば夢を語って馬鹿にされたくないという気持ちが働いて人前で夢を語れなくなっていた。つまらない大人になったものだ。だから、いい年をした大人が演劇で夢を語らうことに、僕はひそかに感動していた。ここからだ。夢は語った。あとは現実にするだけだ。
昨日は音響の水野くん、演出助手の白戸くんの5人で会場下見へ行って来た。僕は都合3回目。
横浜は関内。吉田町にある飯田善彦建築工房。この建築事務所の下のフロアーで公演を行う。やっぱりいいな、この会場。作品とマッチする。しかも、かなり贅沢に会場のスペースを使いながらやろうと思っている。
諸々の確認後、建築事務所内も見学させて頂きながら、作品への熱が上がっていった。ホンモノの建築事務所のスペースで、建築事務所を描く物語。ずっと「虎の館」を上演する場所にこだわってきて良かったなと思う。めぐり会わせてもらったような気さえする。
虎の館はミステリー喜劇だ。僕が作る限り喜劇になる。コメディー作家だから。それまで温め続けていたアイデアを形にしたのが2年前。あれから時が経ち、3人の実年齢が作品に追いついた。
横浜で、絶頂を迎える。
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TPAM2018 『虎の館』
2月10日(土)16時/19時
2月11日(日)14時/18時
2月17日(土)14時/18時
2月18日(日)14時/18時
会場:アーキシップ ライブラリー&カフェ
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